オトコの美学 | 大田区鵜の木さろん楓★料理家 印南真帆のブログ「食べることは生きること」

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銀河弁当・ケータリング・料理教室・食生活相談。

さろん楓ふなだまほです。

いつもありがとうございます。



…というわけで^^
「歴史まんがにいろいろ思う冬」なわけです。


⇒その理由記事は こちら



1日2冊ぐらいずつ読んでるんですが
これが面白い。



年末のある日は、西郷隆盛だったんです。



読みながら思いました。



あー、夫が好きなのはこの人かもって。



翌日は夫婦の忘年会だったので、
尋ねてみました。



幕末の志士で好きな人って誰?



思った通りの「西郷さん」でした。



結婚前から通算すると、
もう15年近くにいますが、
改めて夫という男を知った気がしました。



…こうありたいと思っているから
こういうときに、こうする。



…男の人って美学を貫きますよね。


★   ★   ★




年末に、大リーガーの松井秀喜選手が引退を表明しました。
私、松井選手はけっこう好きだったんですよ。



野球ファンなら誰もが、
もう一回日本のチームでユニフォームを着て欲しいと
思っていたでしょう。



そして、当然それを商機として
色めきだっていた球団、関係者もたくさんいた。



日本に帰ってきて活躍できるか、できないかは
蓋を開けてみなければ誰もわからないことだけれど、
期待されているのはわかっているけれど、

それをやらないと決めた松井選手。



それは松井選手の美学。



いいor悪い、正しいor間違いで論じる問題じゃない。




★   ★   ★



オンナだって美学はもってるけど、
やはりあの二層性のホルモンゆえに
貫き通すのが難しい…のだと思います。



「いのちを守る」が何よりも優先される時期がある。
気付かずうちに、からだもこころも

そのモードにスイッチが入る。



そうなると、
「美学」は「きれいごと」と表現に変わってゆく。



特に、妊娠、出産、育児を経ると、


生活の必要性 > 美学


になる率が非常に高くなりますね^^


たとえばね、
これはクリスマスに10歳年上の従兄弟が言っていたこと。



結婚して、仕事を続けていて
もちろん、料理も掃除もしている。
そこまではまぁけっこうできる。



でも、子どもが産まれて、
子どもが体調を崩したり、
自分や家族が体調を崩したりすると、
どうにも同じようには廻らなくなる。



転勤で生活ががらりと変わることもあった。



そんなとき、祖母が言ってくれた
「埃じゃ人は死なないから、
とにかく自分と子どものからだを大切に」
の一言がどれだけありがたく、
どれだけその言葉にすがって
子育てをしてきたかって。



掃除は、食事、洗濯よりもずーっと後になる。
掃除より睡眠のほうが先だもんって。



母親をやってきた一同うなづく…。




★   ★   ★



そういう柔軟性があるオンナから見ると、
オトコは、頑固で堅物で融通が利かなくて…
となりがちだけど、そういう問題ではない。



ただ単に「美学」を貫き通せるホルモンを
もっているという肉体の理由に他ならないと思う。



尊敬する人物、好きな歴史上の人物という
「美学」目線でオトコを眺めてみると
「この人がこうである理由」も
わかる気がする。



同時に「この人がこうであること」も
許せるかもしれない。



そんなふうにパートナーのアタマの中を
覗いてみるのも乙なもの、と思いました。



人は、肯定されること、
認められることでしか
変われない、成長できない、動き出せない、から。



もっと武士研究したら
武士占いでも作れそうだわね^^



…父は誰を尊敬していたんだろう?
と、ふと思いました。




さろん楓ふなだまほ の 21世紀のやまとなでしこ プロジェクト