【鬱】~沙羅の場合③ | papillon-machaon

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望んでた資格、無事取得しましたー☆彡.。
求人は無いんだけどね(ノ_<。)



  人間不信…?
そんなの、自分じゃ分からない。
ただ、誰を信じていいのか、誰を頼っていいのか、分からない。
  全て、自分の陰口を叩かれている様に感じる。
信じることなんて、出来なくなって…
次第に、人と会うことを恐れて…
外へ出ても、人と目を合わせられない。顔をあげられない。

  それでも仕事を続けているのは、生活の為。
その為に作り上げた人格は、わたしとは別の人間。
だけど…それを誰にでも求められると、分からなくなる。
自分が今、どう感じているのか。
どんな感情を抱いているのか。
誰かの言葉に笑顔を向けているのは、本当の私?
それとも、どこか、痛んでいる?

自分のことなのに、何も見えない、何も聞こえない。

  私の中では、確実に壊れ始めていたのに、分からなかった。
音を立て、破片が足元に叩き付けられても…。
  暗闇の中を彷徨っている。そんな日々だった。
何度も何度も、腕に血を滲ませた。
死にたい訳じゃない。
ただ、証が欲しいの。
生きてる…私は、ちゃんと生きてるんだっていう証。
真っ赤な血は、私を安心させてくれた。


  そんな事を繰り返しながら、精神を保っていた…はずだった。
だけど、崩れ始めたモノは治るどころか、ひび割れを増し、
一つ、また一つと破片が落ちていった。