Discostar★Love 4 #88S | 山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

山風に吹かれた櫻葉へのつぶやき。

ある時は嵐情報。またある時は櫻葉妄想小説。自由に生きております。
腐寄りにつきノーマルアラシックさまは速やかにご退出くださいませ。

D★L Season 1 2 3

最初から→#1S
前回→#87A

DiscostarLove 4

#88/Side-S





爽やかな光の中で


キメの整った肌を眺める。





何度でも、


いつも思うけど。



みんなのアイドル ディスコスター様を組み敷いたこの光景は


いつだって身震いモノの光景だ。




オンナノコ達はこぞって


雅紀に気に入られよう、


顔を、


名前を覚えてもらおう、


仲良くなろうと


フィズに通い詰める。




でも知らないだろ、


雅紀(コイツ)はこう見えてパーソナルスペースが広い人見知りで


ヒトの懐にはすぐ入り込むくせに


自分のテリトリーにはなかなかヒトを入らせないんだぜ?




その、雅紀が。




熱っぽく


俺を見上げてる・・・




たまんねェよな、




そりゃあ俺だけに見せる表情(カオ)を拝みたくなるっての。




俺の頬に伸ばされた雅紀の右手に俺の手を重ねて、


視線を絡め取ったまま


掌にキスをした。




はぁ、って


薄く開いた唇から浅く息を吐く雅紀を見て



また視線を戻して



その瞳(め)の奥に灯る熱が


揺らいで強くなっていくのを愉しむように



掌から親指、


人差し指、


中指・・・、



全部の指に唇で触れて。




熱い息を吐き掛けながら


人差し指に戻って、


今度はそれを咥え込んだ。




雅紀の瞳(め)が心許(こころもと)なげに細められて、


指がピクンと反応する。




思わず口の端で笑って


そのまま視線を合わせたままで、


ワザと雅紀に舌が見えるように


長い指を舐 めあげた。






#89Sへ