ぽかぽかと暖かい陽気でルンルン!と思えば、真冬に逆戻り~(泣)というくらい寒かったり・・・
おひさまがぽかぽかと暖かく気持ちいい朝はテンションが上がります!
最近のお気に入りはもっぱら縁側。
ぽかぽかで最高!!
おばあちゃんか・・・
さて。
前回はこの旅初めて痛い目に遭いながらも、学ぶことも大きく、人のあたたかさにも触れ、
でも、二度と同じ失敗は繰り返さないと誓って大きく成長した(!?)ベトナム・ニャチャンでした。
今日はニャチャンからホーチミンに移動。
ベトナム最後をここで過ごします。
ベトナム滞在記
2012年11月20日~12月2日
~ホーチミン編~
警察での手続きを無事終えた(考えることはいろいろあったとして、でもとりあえず一件落着かな)私たちは
再びタクシーで宿に戻り、荷物を持ってバス会社(シン・ツーリスト)のオフィスへと向かった。
ニャチャンで何があったの!?という方はこちらの記事をどうぞ!
『盗まれて取りあげられたお金~ ベトナム 社会主義国家の明と暗~』
http://ameblo.jp/sasuraifufu/entry-11480591668.html
バスは20:30にニャチャンを出発、翌朝6:00過ぎにホーチミンへ到着した。
スリーピングバスの旅もこれで終わり。
最初は慣れなかったスリーピングバスだが、今ではすっかり熟睡できるようになっていた。
慣れってものは恐ろしい。
さすが、ベトナム一の都市ホーチミン。
バス会社のオフィスへは次から次へとひっきりなしにバスがやってきては出てゆく。
たくさんの乗客がバスから降り、これまたたくさんの乗客が自分たちの行き先のバスを待ったりしている。
バス会社のある、旅人向けの宿やレストランが多く並ぶデタム通りを宿へと向かって歩きだした。
早朝だから今すぐチェックインは無理よな・・・とは思いつつも、ニャチャンの宿のようなうれしい例もあるので、
ほのかな期待を胸に聞いてみる。
「あのチェックインは・・・」
断固として14:00だった。
まだ7:00。
部屋に入れるまでまだまだ時間がある(泣)
旅の間の移動において、「深夜の移動&目的地・翌朝到着」はとても便利なもの。
なぜなら、乗り物の中で夜を過ごすため、宿代の節約にもなる。
そして、眠っている間に移動するため、移動時間を無駄にしなくてもよい。
さらには、、到着した日も朝からめいっぱい時間が使える。メリットがたくさん!
ただ、宿のチェックインに関してはこのように難あり。チェックイン時間はだいたい早くても昼過ぎなので。
今思えば、私たちはたくさんの素敵なオーナーさんの宿に泊まって、早くに部屋に入れていただいたり、
チェックアウト後も部屋を使わせていただいたりとかなり快適に過ごさせていただいたかもなあ・・・
ひとまず、大きな荷物を預かってもらい、朝食を食べに出かけた。
早朝だが、ベトナムのカフェ&レストラン的なお店は開いているところも多く、
偶然見つけた一軒のカフェへ入ることにした。
私はストロベリーシェイク、たあはパンケーキと珈琲を頼んだ。
通り沿いの席に座っていると物売りのおばちゃんがひっきりなしにやってきて声をかけてくる。
ホーチミンは都会だから、そういうのは少ないだろうと思っていたが、結構多い。
「そうだ、ホーチミンは観光地でもあるのだ」と改めて思う。
お腹も満たされたのでぶらっとホーチミンの町を歩いてみることにした。
そして、最初の洗礼。
バイクバイクバイクバイクバイクバイクバイクバイクバイクバイク・・・
バイクバイクバイクバイクバイクバイクバイクバイクバイクバイク・・・
ここはやっぱりベトナムなんだ、と改めて実感・・・
バイク天国・・・いや、バイク地獄 PartⅡ。
ハノイのバイクもすごいと思ったが、それ以上にものすごい。
車やバスよりも圧倒的に数が多いバイクがひっきりなしに交差点を走ってゆく。
よくぶつからないもんだ。
ぽか~んと口を開けて行き交うバイクを見守る私たち。
これもホーチミンの観光の目玉といえるかもしれないな、と思いながら。
信号待ちしているバイクの数もものすごいですよ・・・
ものすごい荷物を運んでいるバイクもたくさん見かけますよ・・・
しかし、ホーチミンは都会、道路も大きくて広い。そしてそんな通りには必ず信号機がついている!
そのため、道路を渡るのは比較的安全だったといえるかもしれない。
信号機のない交差点を渡るのは死ぬ気で勝負だったが・・・(苦笑)
町の中心地にはたくさんの高層ビル。
そんな中に庶民の空気あふれる市場もあったりする。
国営百貨店なるものも。
日本のデパートと同じく、一階には化粧品店が並ぶ。
2階にはスーパーもあり、たくさんの日本人観光客が来てお土産用にといろいろ探していた。
JTBのトラベラーズデスクもあって驚いた。
お店はクリスマスに向けて飾り付けの真っ最中。これも観光客向けのサービスかな。
おしゃれな建物が続く通りを歩いているとここが東南アジアだということを忘れる。
それくらい、ホーチミンのショッピング街は洗練されていた。
しかし、じっくり歩いて眺めて見ると、路上で小さな商売をしている人も多いことに気がつく。
バイクの駐輪場(といってもお店の前の空いたスペースを駐輪場として使っている)を管理して
駐輪代を徴収しているおっちゃん。
フォーの屋台のおばちゃん。
路上にコンロを置いてワッフルを焼いているおばちゃんに
切り絵のカードを売っているおばちゃんは、ここホーチミンに来てよく見かけるようになった。
その他にもたばこを売っている人、小さなお土産を売っている人など、売っているものは人それぞれだが、
似たり寄ったりの小さな商売だ。
一日の売上がいったいどれくらいあるのだろうか・・・
そんな光景をたくさん見かけた。よく声をかけられたバイクタクシーもそうだ。
さらには、何をするでもなく、公園に座ってのんびりと過ごしている人たちもたくさん見かけた。
しかし、南米やヨーロッパでよく見かけた物乞いや浮浪者はいない。
ベトナムは社会主義国家。
必要最低限の生活費は国から保障され、支給されているだろうか。
世界中にたくさんある国々の数だけ、それぞれのお国事情がある。
それを目にしたり感じたりしていろいろなことを考えさせられる。
いいことだったり、悪いことだったり。
同じ人類が住む地球だが、本当に色々な国がある。いろいろな人たちがいる。
だから、いろいろなことがある。
これだから、旅はやめられないのかもしれない。
ホー・チ・ミンさんの像。
ベトナムの革命家、政治家。植民地時代からベトナム戦争まで、ベトナム革命を指導した
初代ベトナム民主共和国主席。
フランスの支配、日本の支配、ベトナム民主共和国の成立、インドシナ戦争、ベトナム戦争・・・
歴史に翻弄されたベトナム。
池上彰さんの本を読んで訪れたベトナムは、観光という視点からだけではなく、
歴史的な視点から見ている自分もいた。
ちなみに、ここホーチミンの町は、人物のホー・チ・ミンと区別するため、
通常はホーチミン市またはホーチミン・シティ(略称:HCMC)と呼ばれる。
(日本では観光地として名が通っていることもあり、俗に「市」が省略される。
旧名はサイゴンで、現地では今なお「サイゴン」という表現が様々な場面で使われており、都市名としては「ホーチミン」よりも通じる。
お腹がすいたのでお昼ごはんに。
フォー・ボー。(牛肉入りライスヌードル)
フォーと一緒にてんこもりの香草が出てくる。
地元の人はこれをちぎってフォーの中に入れて食べている。
お店の人が「こうやって食べるんだよ」と言わんばかりに、私のフォーに香草をちぎって入れてくれる。
が・・・
あまり得意ではない(できればなくてもいい)パクチーは入っていないものの、
それに似た味の香草があることが判明。
他にもミントのような、セリのような、でもそれとは違う香りや味のきつい香草がいろいろ・・・ちょっと強烈。
なくてもいい・・・結局、香草はなしで食べる。
もちろん、パクチー嫌いのたあは迷わず香草なしで。
ベインタイン市場ではお土産探し。
たくさんのお土産屋さんが集まっていていろいろなものを売っている。
言い値で買うとかならず高く売りつけられるので(特に日本人)、値段は交渉することが基本。
交渉して最終的な値段を聞くと、「最初によくそんな高い値段でふっかけてきたな・・・」と驚くのが常(笑)
お洒落な雑貨屋さんが多く集まるドンコイ通りで雑貨屋さん巡りもした。
日本の情報誌で紹介されていたり、日本人ツアー旅行客がツアーの途中で立ち寄る店なども多いようで
雑貨屋さんは日本人であふれ、日本語が通じるところも多かった。
少々、興ざめ・・・
でも、やっぱりベトナム雑貨はとてもかわいい♪
翌日。
暑くて目が覚め、エアコンを付けようとリモコンのスイッチを押すがつかない・・・
故障!?
いや、電器もつかない。テレビもつかない。
ひとまず朝食をいただこうと一階へ・・・廊下は真っ暗。エレベータも停まっている。
どうやら停電のようだ。
トイレに行き、手を洗っていると、水道の水まで出なくなった!
部屋にいてもエアコンは効かないから暑いし、水も出ないし、なので出かけることにした。
外に出ると、ご近所のお店や家も電気が来ていない様子。宿の付近一帯が停電しているようだ。
夜戻るまでに復旧しているといいけれど。
今日はビンタイ市場という市場へ行ってみよう!
中国人が多く住むエリアにある市場らしいので、おいしい中華料理が食べられるかもしれない!と
思ったのだ。
少々ベトナム料理に飽きてきていた私たちの胃が、何か違うものを欲していたのだ。
地図(あてにならない)を見ると市場まで2キロとある。
通りを真っ直ぐ歩いて行ったら行けるだろう・・・・
しかし、やっぱりその考えは甘かった。
歩いても歩いてもつかないし、はっきりした場所も分からないから「こっちかな・・・」とあやふや。
暑さにやられ、私はいやになってきた。
「行くのやめて帰ろう・・・」
しかし、たあはせっかくここまで歩いて来たんだから、と行く気満々。
タクシーを拾おう、という。
情報によると、町の中心から2キロ、バスで25分くらい、値段はバイクタクシーで10,000ドン(約40円)と書いてあったから、タクシー代もそれほどいらないだろう、って。
そんなにタクシー代をケチるなって。
しかし。
市場は思ったよりかなり遠く、タクシー代は70,000ドン以上かかった。
そして帰りももちろんタクシーを使わざるをえず、しかも帰りのタクシーはもっと高く100,000ドンを越えた。
タクシー代で充分ごはんが食べられたじゃないか・・・
しかも!
せっかくタクシー使って来たのに、このビンタイ市場、私たちには期待はずれだったのだ。
ここは卸問屋がひしめき合う、地元の人御用達のガチの「市場」だった。
「そんなにたくさん並べなくても・・・」というくらい商品が積まれ、
もはや見る気も失せる・・・
在庫ありすぎ・・・通路狭くて歩けないし。
しかも。
中華料理を出してくれそうなレストランもなく・・・というか、レストランや飲食店がなかった。
美味しい中華が食べられるかも!?なんて勝手に期待してやってきた私たちも悪かったのだが。
「来んでもよかった・・・」
帰りのタクシーの中で、たあがぼそっと言った。
夜、宿に戻ると電気は復旧。
シャワーで汗を流してすっきりさっぱり。そして、冷えたビールが旨い!
さあ、明日はいよいよ、カンボジアだ!
<ゆか>
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