バリからジャワへ | さすらいふうふの世界一周

さすらいふうふの世界一周

世界を巡る旅を終え、帰国しました!
しばらくは(!?)日本で新たに生活を始めます。
ひきつづき、応援よろしくお願いいたします。

日本帰国のフライトを控えた私たちは、私たちの旅最後の訪問地、

インドネシアはジャワ島のジャカルタへと向かったのでした。




2012年12月28日~12月31日
~インドネシア・ジャワ島編~



バリ島、クタ。


早朝6:40起床。荷物をまとめ、7:30に手配していた車に乗って空港へ向かう。


朝早いため、残念ながら毎朝食べていたホテルの朝食はたべることができず(泣)

空港に着いて昨日スーパーで買っていたパンを食べることに。

何か飲み物を買おう!

が、この頃バリのングライ国際空港の国内線ターミナルは工事の真っ最中で、

”仮”の建物で営業中、という感じでかなりショボイ・・・

チェックインカウンターも、待合場所も店もすべて「”仮”感」満載。

ひとまず大きな荷物を預けてからゆっくりしたかったのでチェックインを済ませて

搭乗口に入ってしまったため、小さな売店しかない。

その売店ももちろん”仮”感満載、いかにも臨時的に置きました!という棚に

スナック菓子やパンなどが置かれているだけだった。


そんな感じの売店なので、まったく期待はしていなかったものの・・・

たあが頼んだ珈琲は紙コップに粉コーヒーを溶かしたのがでてきた!

これがなんと、10000ルピア(約85円)もする。

私の頼んだ紙パックのりんごジュースは15000ルピア(約128円)!

なんだ、安いじゃないかと思うかもしれないが、

クタではコーラ一本8000ルピア(約68円)、

特に物価の安かったサヌールではスプライト一本5000ルピア(約42円)で、

しかもレストランで頼んでもこの値段だったということを考えると、

空港価格というのは否めないだろう。


工事中だからこうなのか・・・

国際線のロビーはこんなことはないよな~・・・



ちなみにこの工事中の少々残念な国内線ターミナルにも関わらず、

しっかり国内線空港使用料として40000ルピアを取られた。

そして、私たちの旅始まって以来、初めて空港使用料を別に払ったことに気がついた。

そう、ほとんどの国の空港の空港使用料は航空券代に含まれているのだ。


早めに空港に到着していたのでフライト時間の9:50までしばし待つ。

しかし、9:40分が来てもまだ搭乗が始まる気配なし。


「ロンボク~!ロンボク~!」

同じく9:50発のロンボク島行きの飛行機の搭乗は始まった。

でも私たちの飛行機はまだ。


しばらくしてロンボク島行きの飛行機の搭乗手続きが終わった後、

同じゲートで私たちの飛行機の搭乗手続きも始まった。

ボーディングパスを切ってもらい、やっと飛行機に乗れるよ~と喜んで進んだものの、

外でまた待つように支持される。

ターミナルから飛行機まではシャトルバスで移動するようなのだ。


手際が悪い・・・


しばらく待ってやっときたシャトルバスに乗り込んでやっと飛行機へ。

あ~、長かった・・・




格安航空会社Lion Airの飛行機は3列+3列シートの狭いシートだった。

私たちは窓際に席をとっていたのだが、

たあのとなり、通路側の席に中国人らしき家族の女の子が座った。

フライト中、ずっとこの女の子の肘がたあの肘に何度もぶつかり、

彼はかなり居心地が悪かったらしい。

私はほぼ眠っていた気がする。



飛行機はジャワ島のジャカルタ、スカルノハッタ国際空港へ到着。


空港からダムリ社のバスで街中のガンビル駅に向かうことにした。

ガンビル駅から電車に乗って今日宿泊予定のホテルがあるクロドッ地区に向かうつもりだったからだ。


高速道路を通り、ジャカルタの街に入ると、高層ビルが立ち並ぶ景色が広がった。

同じインドネシアとはいえども、バリ島とはまったく違ってかなり都会なのだと実感した。


ガンビル駅に着いて、コタ行きの列車の乗り場を探す。

が、どうやらコタ行きの列車が止まっている!?

駅にいる係員に確認するも、やはり列車がない!?

疑うわけではないが、何人かの人にたずねてみたものの、やはり返事は同じ。

コタ行きの列車はない。

今日だけのことなのか、コタ行きの列車はもはや運行されていないのかは分からなかったが、

とにかく、コタヘ列車で行くことができないことが明らかになってしまった。



え~・・・

せっかく来たのに。


列車に乗れないならどうやってゆくのがいいのか聞いてみると、タクシーが一番いいとのこと。

しかし、タクシーを使うと100000ルピアくらいかかるというではないか。

空港からの交通費を安く抑えるためにバスと列車を乗り継いでやってきたというのに、

今更タクシー代に100000ルピアかかるだなんて。


なんだかどっと疲れが出た私は、この際もうタクシー乗っちゃう?と思っていたのだが、

この日のたあは断固としてタクシーに乗ることに反対だった。

たあの中で、ここまできて今更・・・・タクシーに乗ることが許せなかったらしい。


タクシーがダメとなると、ほかに手段は…いろいろ調べた結果、

「バスウェイ」という乗り物に乗って向かうことにした。

バスウェイは、バスのような車両が数台連なったような、

見た目は「バス」のような乗り物なのだが、

道路に張り巡らせたバスウェイ専用の線路のような道を走る乗り物だ。

「路面電車」スタイルのバス、といえばお分かりいただけるだろうか。

最寄りの停留所まで歩き、チケット売り場で確認すると、

このバスウェイに乗ってハーモニというところまで行き、

そこで一度乗り換えてコタまで行けるらしい。



しかし、このバスウェイの道のりは遠く、長く、険しいものだった・・・


まず、このバスウェイ、ものすごい乗客。

インドネシアでは(イスラム圏だからか!?)列を作って並んで待つというマナーは全く通用せず、

ものすごい数の乗客がバスウェイの入口に殺到してなだれ込む。


降りるお客さんを先に降ろして…なんてマナーもあったもんじゃない。

すでにものすごい数の乗客が乗っている車両にさらにものすごい数の乗客が乗車するので

車内はさながら東京の通勤ラッシュの満員電車のような状態に。

身動きが取れない。

そして、停車するたびにさらに乗客が乗ってくる。

押し合いへしあいの車内、大きな荷物を持っている私たちにはかなりつらかった。


これだけ混雑しているバスウェイ、乗り換えもかなりしんどい。

利用客が多く、待っている人の長蛇の列が・・・いや、列はあってないようなもの、

バスウェイが入ってくると、我が先に!と順番など関係なく人を押しのけて進む強者も多い。

さらに車両は常に満員状態で停留場に入ってくるのですぐには乗れず、何本も見送ることに。

ガンビル駅では3本、ハーモニ駅では2本見送った。


運良くハーモニで乗った便では座席に座ることができた。


「バックパッカー旅してるの?」


となりに座っていた、大学でイタリア建築を先行しているという現地の男性に話しかけられた。

彼は私のことをタイ人だと思ったらしい。

私は「日本人」の顔つきではない、って(苦笑)

この時の私、真っ黒にこげていたからだろうか・・・

私の顔のせいか、これまたたあの顔のせいか、

私たち夫婦は世界中どの国にいても(特にアジア諸国)現地の人に道を聞かれたり、

話しかけられたりすることがしょっちゅうなのだ。


紳士的な彼、「スリには十分気をつけてね!」と一言残して降りていった。



やっとのことでコタに到着。

ホテルへと歩いて向かう。

暑い・・・

汗びしょびしょだ。



ホテルのあるクロドッ地区はごみごみとしていて、通りにはゴミも多く、

お世辞にもきれいとはいえない街だった。治安も良くはなさそうな雰囲気だ。




が、宿泊予定のホテルはクロドッ・プラザという高層ビルに入っていてとてもきれいだったので、

一安心。


お昼ご飯は手っ取り早くホテルの入っているクロドッ・プラザというビルの地下にあるフードコートで

済ますことにした。

一応、日本食!?という感じのお店で、お弁当!?という料理を食べた。


この日は長い移動で一日潰れてしまったので特に出歩くことはなく、

夕食も近場で済ませることになった。

が、この付近、レストランとかファーストフード店とか、食べ物屋さんがこれといって見当たらない。

屋台はあるが・・・街の雰囲気から見る限り、どうも衛生的に心配な点が多い。


中華街と呼ばれる地区に入り、唯一、ここでなら食事ができそう!と、

偶然見つけたお店に入ることにした。

中華料理かな。


メニューを見るが、ジャワの言葉は分からない・・・

そこで、店員さんが気を利かせてくれて中国語のメニューを持ってきてくれた。

中国語は話せないが、漢字は読める!

漢字の意味からどんな料理なのか想像することはできるのだ。




この日は汁なし麺と、



水餃子を注文。

餃子が売りのお店のようで、この水餃子がとてもおいしかった!


そして、ジャカルタに滞在中、毎日このお店に通うことになるとは…この時の私たちは知る由もなかった。



初日からテンションが上がらないジャカルタ。

もう私たちの旅はここで終わりなのに・・・




***


新年あけましておめでとうございます

2014年もどうぞよろしくお願いします



遅くなりましたが、新年のご挨拶を。

早いもので私たちの世界を巡る旅を終えてはや一年が経ってしまいました。

2013年は日本での生活となりましたが、なんだかあっという間に時間が経ってしまったという感じで

特になにもなかったような・・・

旅の刺激が大きかった、強かったせいかもしれません。

でも、何事もなく元気に年を越せるのも大きな幸せに違いない!


2014年も新たな目標に向かって頑張りたいと思います。


皆様にとって幸せな一年になりますように。




〈ゆか〉