九州から東海にかけて、梅雨が明けたようですね。平年よりかなり早いようで。
それにしても暑い・・・・・
ここ最近、急に暑くなった!
天気予報の予想最高気温を見て目を丸くする日々。
この湿気の多さ、暑さ、スコールのような雨、東南アジアの気候を思い出します。
地球の温暖化が進んで、日本も東南アジアのような気候になるんじゃないだろうか・・・なんて。
昔はこんなに暑くなかった気もする・・・
さて、今日の記事はインドネシアでのクリスマスの話へ。
私達は心地よいサヌールから憧れのウブドへと向かいました。
2012年12月12日~12月31日
~バリ島・ウブド編~
インドネシアはバリ島でクリスマスを過ごすことになった私達。
クリスマスはどうやって過ごすか…
クタビーチでサーフィン三昧もいい!
が、クリスマスと言えば、冬の休暇を過ごすためにオージーやロシアンピープルがたくさんビーチに
押しかけるはず。クタの町はものすごいにぎわいになるに違いない。
私達は海は好きだが、どんちゃんワイワイ深夜までにぎわうパーティーはあまり好きでなかった。
サヌールでの生活もとても心地よかったが、帰国日のこともあるし…
ということで、いよいよ憧れのウブドに行くことにした。
サヌールのお宿でタクシーをチャーター。
ウブドまで150,000ルピア、妥当な値段なのでお願いすることにした。
さらに朝の10:00に出発するなら、ちょうど私達と同じくウブドに行くお客さんと一緒の便に乗れるので
125,000ルピアにまけてくれるという。
通常チェックアウトは12:00、サヌール最後の朝をゆっくり過ごしたいとも思いつつ、
安くなるのはラッキー♪ということで、その便でお願いすることにした。
一緒にウブドに向けて出発したのは欧米人の老夫婦。
お宿のスタッフも含めて6人で車へ乗り込んだ。
ご夫婦はイタリアはミラノから来たらしい。
スタッフの質問に奥さんが答えていたのが聞こえた。
「私達、ミラノ行ったんですよ!」
「そうなの?ミラノよかった?」
いつもならこんな感じで自然と会話が始まり、これがきっかけで素敵な出会いが・・・
私たちの旅のたくさんの素晴らしい人々との出会いはいつも何気ない会話からだった。
そんな素敵な会話は、移動中の電車の中や、偶然立ち寄ったカフェ、レストラン、宿など、
どんなところでどんな瞬間に始まるのか…
本当に偶然、にこっと目があった瞬間、どちらともなく自然と会話が始まったりすることが多かった。
でもこの日は少し違った。
車の座席に隣同士に座ったご夫婦だったが、今から一緒に同じ目的地に向かっているご夫婦だったが、車に乗った時から私達には一切目も触れず。
目が合ったので「おはようございます!」と挨拶したものの、にこりともしない奥さん。
私達にまったく興味はなかったとしても、他人に邪魔されず休暇を楽しみたかったとしても、
挨拶くらいは気持ちよくしたいものだよね~・・・
そんな感じだったので、私はその後彼らに声をかけることはなかった。
同じ空気を感じていたのか、たあも黙っていた。
車はサヌールの町を抜け、ウブド方面へ。
木がつくと田んぼが広がる景色が増えてきた。
そして、バリらしい独特の寺院がたくさん見えるようになってきた。
至る所にお供えらしき、美しい飾り付けがされた寺院があった。
そんな景色を見ながら結構長いこと車に揺られ、車は私達が今日からお世話になるお宿へとやってきた。
ミラノ夫婦とはここでお別れ。
やっぱりお別れの挨拶もないまま、再び車に乗ってどこかへ行った。
ウブドの雄大な自然とバリ文化を静かに満喫したい・・・
私達は町の中心地からは少し離れたところにあるお宿を選んでいた。
レセプションは・・・
美しい緑がいっぱいの通路を歩く。
目の前に田んぼが広がる・・・田んぼのど真ん中・・・
「BLISS UBUD Spa & Bungalow」。
私達のお宿は田んぼのど真ん中に静かに佇んでいた。
お宿の前に通りが一本通っているので、時折バイクや車が走っているのが分かるものの、
それにしても静かだ。
レセプションは少し奥に入ったところにあった。
ジンジャーの効いたウェルカムドリンクでひと息。
まだ午前中だが、お部屋にチェックインできるようだ。
早速部屋に案内してもらう。
レセプション近くに数棟の建物、こちらは田んぼが目の前に広がる、多分ちょっとお高いお部屋のある棟。
私達のお部屋はそこよりもう一筋奥にある建物の2階にあった。
おお~っ・・・サヌールに引き続き、テンション上がるわぁ♪
広~い♪しかもテラスまであるぅ♪
そして、このテラスで・・・
毎朝、素敵な朝食をいただくことに。
朝食は電話でオーダーすると好きなメニューをお部屋まで運んで来てくれるという活かしたスタイル。
(もちろん宿泊費に朝食込み)
朝からトースト、オムレツ、パンケーキに、淹れたての珈琲に、しぼりたてのフレッシュジュース、トロピカルフルーツを豪華に贅沢にお腹いっぱいいただく♪
そして、おいしい朝食をいただきながら眺めるテラスからの景色。
至福の時間。
私達のウブドの一日は毎日こんな風に始まった。
お宿には素敵なプールもあり。
田園風景をバックに眺めながらのプールは初めてだ。
むふふ♪
不思議だったのは、お宿から見えるたくさんの田んぼの稲がいろいろだということ。
お部屋から見えた田んぼの稲は大きく育ち、青々としていた。
プールから見えた田んぼの稲はもう穂が出て黄色く色づいている。
しかし、レセプションの前の田んぼの稲はまだかわいらしい苗、まさについ最近、水田に植えられたばかりのようだった。
日本で父が米を育てていて、籾まきや田植えから稲刈りまで、一連の米の成長について知っている
私にとっては、同じ地域に、全く成長具合の違う稲があることがとても不思議だった。
きっとバリの気候では日本のように田植えシーズン、稲刈りシーズンというものがなく、年中いつでも
米の収穫ができるのだろうな。
雨期のバリ島、時折スコールで空が真っ暗になったかと思うと、どしゃぶりの雨がざぁ~っと降ることが
あったが、雨はしばらくふるとさっと上がり、その後はさっきの雨が嘘だったかのように見事な青空が
広がった。
夏の空。
青々とした空と真っ白な雲は、私の大好きな夏特有の、あの空だ。
旅をしている間、本当に空を良く見上げたものだ。
ウブドの空も美しかった。
日本でもよく空を見上げるようになったな。
青い空、雲がたなびく空、曇り空、ものすごい雨が降りそうな予感がする嵐の前の静まり返った空、
夕日に照らされて真っ赤に燃えている山の端の空・・・
日本の空も美しい。
そして、そんな空を見ながら風を感じていると、世界中の空と風の感じをふっと思い出すことがある。
思い出って、五感すべてで感じて覚えているもんなんだなあ。
夕食は外に食べに出かけた。お宿にはレストランがなかったので。
私たちが通ったのが「naughty NURI'S warung」。
ウブドに来てお宿の前の通りを歩いていた時、いつ行ってもたくさんの人が行列を作っていたので
気になっていたお店。
ここの名物がこれ。豚のスペアリブ。
注文するとお店の前で豪快に焼いてくれる。
どでかい&骨付き。
がぶりとかぶりつく!
これがたまらなく旨い!!!!
肉、やわらかっ!
タレ、旨っ!
連続で通ったことはいうまでもない。
そして今・・・夏が来た日本=暑い=ビールが美味い=無性に食べたくなった…(笑)
夕方になると、静けさは一層増した。
田園風景に響くのはカエルの鳴き声か・・・
これがまたいい。
日本でも聞こえるあの音だけれど、なんだか違って聞こえる。
夕暮れはいうまでもなくきれいで。
いうまでもなく、ここでの時間の流れもゆったりで。
なつかしさ・・・のような。
そんな空気も感じられるウブドでの生活。
多くの人が魅了されるのがすでに分かった気がします。
つづく。
<ゆか>
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