機能性低血糖(血糖調節障害)について | 素人サイエンティスト、スーパー糖質制限食に警鐘をならすブログ

素人サイエンティスト、スーパー糖質制限食に警鐘をならすブログ

素人サイエンティストが、スーパー糖質制限食を実施中に起きた機能性低血糖(血糖調節異常)症について考察、情報収集および治療に役立てる。糖質制限食はほんとうに大丈夫なのか??副作用について考え、警鐘をならす

私の場合、糖尿病を改善しようと思って、無理な糖質制限食をしたことが、機能性低血糖(血糖調節障害)を発症してしまったと考えられます。この機能性低血糖という言葉自体にもやや問題があって血糖調節障害というほうが、ぴったりしています。


一説によるとこの機能性低血糖の潜在患者は、日本で1200万もいるそうです。また、別の説によれば400万もいるそうです。糖尿病も血糖調節異常ですから、日本で2000万いるとされていますから、上述の数字はあながち嘘ともいえません。


さて、私のこまった症状は、朝、起きた後しばらくして、食事直後、食事後2-3時間ぐらいになると、血糖の乱高下からくるものと思われますが、交感神経緊張症状(自律神経失調症状)、すなわち、アドレナリン、ノルアドレナリンによる症状で、手足の冷や汗、冷感、動悸、血圧の上昇降下、ひどい不安感(パニック障害)、胃膨満感、便意などをもようし、どうしようもなくて、横になっているしかありません。大体1時間ぐらいすると落着いてきます。


それと、私の場合、胃を手術した人で幽門部を切除した人に良くおきる、早期ダンピングおよび後期ダンピングと同じ症状です。このことを、久留米の三浦先生は、ノンオペレーティングダンピング症候群 と呼んでいるようです。


どうもこのやっかいな症状は、主には、血糖の降下速度が速いときにまるで車のブレーキをかけるように、アドレナリンなどを出しているために起こるようです。


この辺りの詳しいメカニズムについては、マリヤクリニックの柏崎良子先生の本に出ています。アマゾンにて買えますのでググってみてください。また、先生の病院のサイト もなかなかな内容です。生化学的なことが詳しく書かれている低血糖治療の会の方 は、読むのに骨がおれました。


また、交感神経症状が出てからでは遅いので出る前にタンパク質をとっておくとか、夜寝る1時間前ごろに、タンパク(ヨーグルト)などをとるとか予防法についても書かれています。


発作を起こしてから血糖を上げようとして、インスリンなどの治療をしている低血糖発作の人と同じく、甘いもの(飴)などを取るのは、機能性低血糖の場合、却ってよろしくないそうです。そりゃ、そうですね。無理に急に血糖をあげれば、それに反応して内因性インスリンがでて血糖が急にさがり、それにブレーキをかけようとして、アドレナリンなどが出て同じことがおきます。


それでタンパクをとるらしいです。タンパクは、糖新生作用によりゆっくりとアミノ酸から糖に変換してくれるので、血糖を急激にあげませんから、有益なのでしょう。


治療に関しては、栄養学的なアプローチでだそうで、ただいま勉強中です。要は、ビタミンやミネナルなどをとる療法です。私はまだ始めていません。いまのところウエッブ調査では、近畿には適当な医師がいなくて困っています。誰か近畿地方の機能性低血糖症の良い治療をして下さる医療機関があれば、教えてください。まだ、調査がたりないのかな?


関東には、千葉のマリヤクリニック以外にも新宿の溝口クリニック とか、ひめのともみクリニック とかググるとその手の病院が出てきます。


ちょっと見ただけですが、ノーベル賞を二度受賞(化学&平和)のライナス・ポーリング先生の分子矯正医学がベースになっているのかな??ポーリング先生の本職の化学結合論については、学生の時にかじったのですが、歯がたちませんでした(笑)。


こんなところで、ほんとに久しぶりに化学の碩学、ポーリング先生のご尊顔を拝するなんて思ってもみなかったものですから。