スーパー糖質制限食と機能性低血糖(血糖調節異常)について | 素人サイエンティスト、スーパー糖質制限食に警鐘をならすブログ

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素人サイエンティストが、スーパー糖質制限食を実施中に起きた機能性低血糖(血糖調節異常)症について考察、情報収集および治療に役立てる。糖質制限食はほんとうに大丈夫なのか??副作用について考え、警鐘をならす

糖質制限食は、機能性低血糖にも効くということであった。しかし、私の場合、スーパー糖質制限食(一日あたり私の場合、糖質80g)を3か月ほど続けたところで機能性低血糖症の症状が発症してしまいました。私以外にも、溝口クリニックの溝口先生が、厳格な糖質制限により、おかしくなった症例 を報告されています。この症状は、素人目にも機能性低血糖の症状のように思えますがどうでしょうか?


私の場合には、糖質制限食であってもある程度の糖分が必要なのではないかと思います。スーパー糖質制限では、1日あたり糖分を100gより少なくするわけで、どうも私の体は、100g以上ないとかなりおこしなことになるようです。


江部先生もブログの中で糖質依存 の体質ということをおっしゃっており、これに私は分類されるのではないかと思います。そして、しかも、潜在的に機能性低血糖があるということで、負荷がかかって発症したのではないでしょうか?これはスペキュレーションですが、さもありそうに思います。


もし、前に述べた如く1200万人の機能性低血糖の潜在患者がおり、しかも、そのうちの10%ぐらい仮に、糖質依存体質の方がいるとすると糖質制限ダイエットをやっている日本人100人に一人の割合で、糖質制限食のうちで、厳格なスーパー制限食で副作用が現れ、自律神経異常になやんでいることになります。


いま、糖質制限食が世間で話題になり、実施している人も多いと思いますが、やるにしても相当用心してかからないと、私のように自律神経失調(交感神経緊張)ということになりかねないことを危惧しています。


私としては、機能性低血糖の研究が進み、どこの病院でも標準的治療が受けられることを望んでやみません。柏崎良子先生と旦那さんの柏崎久雄先生は、日本におけるこの分野のパイオニアの2人でありますが、厚生労働省に働きかけて、5時間OGTT(耐糖能を調べる試験)の保険適用などを求めておられますが、いまだに認められていないようで残念です。さらに、治療に使用するサプリメントについても保険適用が求められることを願っています。


昨日、息子さんが機能性低血糖である MsGordonさんのブログ を見つけて読んでいます。たいへんにまとまっていて、良いレビューであると思います。機能性低血糖は、通常の糖尿病専門医、精神科医なども知らない病気です。


症状は、精神科的な症状も相当でるので、間違って見当ちがいの治療が行われているのが、日本の現状ということです。


この病気は、基本的には血糖のコントロール異常により、血糖が脳に行かなくなることにより、脳の機能低下を起こすために精神症状がでるわけであり、精神病とは似て非なるものです。


しかるべき医療機関で5時間のOGTTを受けて血糖、インスリンおよび症状のダイナミックスを調べれば、診断がつくはずです。私もこの症状が出始めて3年かかってやっとほんとうのところにたどり着いたと思っています。


3年前、主治医の先生は、「糖質制限が原因じゃないの?」とおしゃっていましたが、私はあまりにもHbA1c における成功がすばらしかったので、その言葉の可能性について検討することはありませんでした。


さらに主治医の先生は「医師の常識として、なんか新しい薬を投与して妙な症状がでたらその薬を疑えが鉄則です。」ということもおっしゃっていました。この言葉の重みを素人サイエンテストとして肝に銘じたいと思います。


江部先生の理論が単純明快であったために江部教信者となってしまい、科学者(サイエンティスト)としてあるまじき自然からのささやき(症状の発現)に耳をかすことなく、もっとも、サイエンスから遠いところにいた自分の不明を恥じています。


願わくば、私と同じ轍を踏まないようにとこのブログを立ち上げました。もちろん、これは私の体験したことであり、江部先生の方法論を否定するものではありません。実施する場合には、副作用もあるということを念頭に置き、すぐに中止するぐらいの用心深さも必要だということです。