サイエンティストに素人が付いている理由 | 素人サイエンティスト、スーパー糖質制限食に警鐘をならすブログ

素人サイエンティスト、スーパー糖質制限食に警鐘をならすブログ

素人サイエンティストが、スーパー糖質制限食を実施中に起きた機能性低血糖(血糖調節異常)症について考察、情報収集および治療に役立てる。糖質制限食はほんとうに大丈夫なのか??副作用について考え、警鐘をならす

ひとくちに糖質制限といっても様々なレベルがあります。私が問題としているのは、1日の糖質量が100gを切るような極端な糖質制限に問題があると考えています。

現在、1日150-160gぐらいまで糖質を戻してきましたが、これでも世間的には糖質制限食に入ると思います。

私が、機能性低血糖(血糖調節異常)を起こしたのは、100gを切るような制限食を2-3か月継続したころからです。

最初のうちは、血糖がみるみる下がり、HbA1C の改善も著しく、◎部先生の本はほんとにすごいものだと実感していました。最初は極めて批判的だった主治医の先生もあまりの改善効果にびっくりしていらっしゃいました。

ところがです。2-3か月経つと胃切除者に良く見られる食直後のダンピング現象が目立つようになり、発作時はとても横になっていないとつらいものがありました。

主治医の先生に相談したところ、先生は即座にそれは糖質制限食のせいだとおっしゃいましたが、それでも、私は糖質制限食をすっかり信じていたので、そのまま続けていました。

主治医の先生は「新しく症状があらわれたときには、新しく投与した薬剤を中止するのが、医者の常識だ。」とおっしゃって、糖質制限食を疑ったのでした。

医師もサイエンティストの一員ですから、当然の推論だったのです。

一方、素人サイエンティストの私は完全に◎部先生の本を信じ込んでいたのでそんなはずは絶対にないと思っていました。それで、いろいろな糖質制限以外の可能性について、自分の体で実験していきました。

しかしながら、いっこうに回復せず、最後に残ったのが糖質制限でした。そこで、初めて糖質制限を疑い始めて、少しずつ糖質を増やしていくと、何と!ゆっくりとではありますが、自律神経失調症状は着実に改善して行くではありませんか!

糖質制限パンを自作するほどに心酔していた糖質制限食が、私のなかで崩壊して行きました。

それでやっと大きな回り道をしてストリクトな糖質制限が原因であることが、はっきりしてきたわけです。

最初から主治医のいうことを聞いていれば、こんな深刻な自律神経失調症状に悩まされ続けることはなっかたはずです。

今となっては、こんな馬鹿げた方法にはまってしまった自分の不明を恥じています。ということで、サイエンティストに敢えて素人を冠させてもらいました。