スカイレールサービス200形 | 車内観察日記

車内観察日記

鉄道の車内の観察する日記ですよ。目次に記載した「☆お願い☆」をご一読の上、ごゆっくりどうぞ。

広島には、モノレールとゴンドラとリニアモーターカーを組み合わせた鉄道路線が存在してきました。それがスカイレールサービスのスカイレールみどり坂線こと広島短距離交通瀬野線です。駅ではリニアモーター駆動で出発・到着し、駅間はワイヤロープで懸垂式レールを走ります。

 

車両は200形というゴンドラ車両です。乗車定員25人で、急坂を登り降りしています。

 

この路線のメリットは通常の鉄道と異なり高低差を克服出来ること、索道と異なり風に強いこと等があります。一方でデメリットは、乗り心地が非常に悪いことでしょうか。こんなユニークな鉄道路線ですが、残念ながら汎用性もなくメンテナンスに手を焼いたか、バスに置き換えられて運行終了となります。南無…。

 

車内です。やや広めのゴンドラ車体、所々鉄道車両らしいパーツもあったりします。

 

それがこの天井。高さが低いためか照明にはカバーが付いています。また立ち席もオーケーですので、吊革も付いております。乗車定員は25名ですが、最大乗車人数は37名でございます。

 

柱にはローレル賞のプレートがあります。山岳地帯の交通網を変える新しい鉄道の方法としての受賞ですが、令和の世になってもここの他にはこの方式の鉄道路線は登場しておりません。

 

ドアの無い反対側の窓下には車椅子固定用具があります。

 

座席です。片側4人掛け、車両全体では8人が座れます。座面の下には消火器が収納されています。

 

中には背ズリの表地が座面と統一されている車両もいます。座り心地は見ての通り壊滅的ですが、窓際席は一応肘が逃せるようにしているのが配慮ですね。まぁ、「乗車時間5分でこれ以上何を求める」と言ったところですかね。