長門の語源 | 日本の歴史と日本人のルーツ

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長門の語源

おおもとは「あなと」であるが、漢字に表した時、穴戸または穴門と書く。これが転じて長門になるまでの過程を検討する。


あな」であるが、漢字では穴、又は孔の2種類あるが、意味は同一である

読み:

穴(訓:あな、音:ケツ) 

孔(訓:あな、音:コウ)

意味:

  1. くぼんだ所。穴ぼこ
  2. 反対側まで突き抜けて空いている空所
  3. 隠れ場所
などがある。

」であるが、漢字では戸、又は門
の2種類あるが、片開きが戸、両開きが門である。

読み:
戸(訓:と、音:コ)
門(訓:かど、と、音:モン)

意味:
と。とびら。家屋の出入り口。とぐち
などがある。

以上より、「あなと」は基本的には「穴戸」で、穴ぼこの入口の意味となろう。両開きなど複数の入口があれば「穴門」、さらに転じて、長い穴の場合は長戸」、長い海岸線に沢山の穴戸、または穴門がある場合は全体で「長門であろう。

最新の成果では、ここでの穴とは入江、湾、内海であることが確定しています。

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長門国:響灘、日本海の海岸線が長門の語源か!


参考

小戸については、細い、又は小さい出入り口、小門は小戸が複数ある。また、曲がっていたり、視界が悪い場合は隠戸→小戸であろう。

海峡
一般的に海が陸に挟まれたところ。

瀬戸
浅い急流の一つの出入り口