万葉集巻3-2439 3-2728 作者:柿本人麻呂
題詞: 寄物陳思
原文: 淡海 奥嶋山 奥儲 吾念妹 事繁
訓読み: 近江(淡海)の海 沖つ島山 奥まけて 吾が思ふ妹が 言の繁けく
この歌は、正しくは長門国大津郡と西方の宗像大社の沖ノ島を舞台とした歌であるが、白村江の戦いに敗戦で沖ノ島経由で渡来した百済遺民が入植した近江国(琵琶湖東岸)と琵琶湖の中に浮かぶ沖島(奥津島)を連想させている。
柿本人麻呂、山部赤人は白村江の戦いの時代を熟知し、百済遺民が渡来してきたルートと入植地について詳しく情緒的に歌を歌っており、百済人かも知れない!
参考