狼煙ネットワークノード、火の山、下関市 | 日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツ

日本の歴史と日本人のルーツを解明します。

基本的に山口県下関市を視座にして、正しい歴史を探求します。

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関門海峡、火の山山頂から南方向、関門橋左手橋脚あたりに和布刈神社が鎮座

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明治期に作られた山頂の火の山砲台の略図

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兵舎

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砲台

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東方向の周防灘と、長府町沖の干珠島・満珠島(神功皇后伝説の島々)

山口県下関市椋野にある山。標高268.2m。火の山の名前の由来はかつて狼煙台が置かれていたことによる。1890年山頂に砲台が設置されて以後下関要塞の一部を担い戦後に開放されるまでは民間人の入山が禁じられていた。 

現在、山頂には砲台遺跡を保存した公園のほか、民放テレビとNHK、FM山口の中継局が設けられている。


参考

① 下関市の火の山の次に、周防灘沿岸の海岸付近をなぞって東方向へ目を向けると、火ノ山、日の山、火の山がすぐ見つかり、さはに広島県呉市倉橋島に火山(ひやま)を見つけた。

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山陽小野田市の火ノ山

山陽小野田市の竜王山に狼煙場がある(参考)

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阿知須町の日ノ山、日ノ山は火の山で、狼煙をあげる釜が残されている。煙火を高く上げる煙道が作られてい る。情報伝達の他、灯台として焼火権現の航海安全の役目も果たしていたのだろう。

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山口市小郡の火の山

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火山(ひやま)、広島県呉市倉橋島
標高408m、広島県の最南端・倉橋島の中央部に位置する山。この山は昔、瀬戸内海の船の要所であったため、山頂で火を焚き、灯台の役目を果たしていたため「火山(ひやま)」と呼ばれています。頂上には大岩があり、その上に立つと360度の展望が開き、瀬戸内海に浮かぶ島々をはじめ遠くは四国山脈の山々も見渡すことができる絶景スポットです(参考)。


② 火の山(彦島のけしきより)

火の山の高さは264メートル、ここからのろしをあげると、かなり遠くまで、その煙がみえるはずです。

火の山の地名は、大昔火山が爆発して火を吹き上げたという説もありますが、異国から攻められたとき、すぐさま都へ知らせるため、この山の頂上から火をたき、のろしをあげて合図にしたからといわれています。

火の山から埴生の火の山、厚狭の日の峯山、小野田の番屋ヵ辻、宇部の宇部岬、吉敷郡東岐波の日野山、秋穂の火の山、というぐあいにのろしによる合図が都まで山づたいに知らせていきました。

(『下関の民話』下関教育委員会編)