鳥は神の使いであり、神聖な場所、村、神社、神殿、聖櫃を護る門や蓋に止まると言う信仰が日本、中国の雲南省の少数民族、アカ族(羌族の同族)、ユダヤにあった!
すなわち、鳥居とは神聖な入口を護るもので、中国、韓国、インドなどにもあるが、日本、アカ族、ユダヤは直接的な関連がありそうである。
雑談
鳥が神の使いと言うのは、ユダヤ教の旧約聖書に出てくる大天使ガブリエルを初めとして、天使やキューピットの背中に鳥の羽が生えていることでも納得出来る。また、日本では神社の境内に鶏が放し飼いにされているのを容易に目にすることが出来る。
参考
インド仏教にみられるトラナや中国の華表や鳥竿、牌楼(ぱいろう)、朝鮮半島の紅箭門(こうぜんもん)、イスラエルの移動型神殿、雲南省とビルマとの国境地帯に住むアカ族の「村の門(ロコーン)」など、海外に起源を求める説などがある。
文献に徴すれば古くは「於不葦御門(うへふかずのみかど)」(皇太神宮儀式帳)と称して、奈良時代から神社建築の門の一種としている。いずれにせよ、8世紀ごろに現在の形が確立している。
注目すべきなのは 雲南とビルマの国境地帯にすむアカ族であり・・・中国ではアカ族はハニ族(哈尼族)とよばれる。アカ族の村の入り口には、パトォー・ピー(精霊の門)と呼ばれる、日本各地の神社にある鳥居にそっくりの門が建っています。この門は必ず村の入口2ヵ所に築かれ、悪霊が村に侵入しないように結界の役目を果たしています。
私は雲南に来て日本人のルーツというか日本文化のルーツが苗族かハニ族あたりではないか・・・と思っている。茶の起源も雲南の西双版納が一番有力とされている。茶を担ったのがハニ族である。棚田文化もハニ族がはじまる。ハニ族は『和』ともよばれた・・・『和』の意味は「偉大、強壮」という。
苗族はブログにアップしたことがある。稲魂信仰 が中心にあり、・・・・『結界』という概念が 重要だと思う。村には 必ず『寨?』がある。日本の鳥居は神社に収斂していくが・・・稲魂信仰と結びいているような気もする。
鳥居を知るには萩原秀三郎著『稲と鳥と太陽の道』を読むことでもっと整理されると思う。
② ハニ族はイ族と同族で、羌族の子孫(wikiより)