日本人カメラマンの男の名は、「御松 涼宕」と言う名だ。
身長177cm 体重83~6kgの日本人離れした外見の筋骨隆々の男である。
その手は、甲も、平も、分厚く、幾層の傷や衝撃により硬くも柔軟な拳。まるで、徹甲弾の様に炸裂しそうな古びた金槌の拳だ。
首、肩、胸、背中、腰、腹、脚、の全てが太くも、絞られている逞しき身体。
その身体には、幾数もの傷跡があった。
首に鋭い刃物で斬られた様な跡、背中に刀剣で幾度も不規則に斬られた跡。
更に銃で撃たれた傷と混じってグチャグチャになっていた。
前側も同じ様に、幾数もの傷跡が着いている。
中でも印象深い傷跡があった。
それは、左肩から右脇腹までに一文字で着けられた長く大きな傷跡。
一文字だが、斬ると同時に抉られて出来た傷跡だ。
その他、細かい傷跡も、身体のあちらこちらに出来ている。
顔はと言うと、二重瞼の睫毛が綺麗であるが、鋭い眼光と太過ぎてはいないが、くっきりと印象深い鋭い眉毛を持っている。
鼻は元々高かった筈だが、長年に渡るハードな衝撃により潰れて、曲がってた。
唇も長い間に裂傷を起こしたり、治ったりを繰り返して、分厚くなっているが、歯並びは綺麗な状態である。
顎は端正でありつつも、細くなく丈夫な骨格を有していた。
頭髪はボサボサで長くなっており、ある程度の期間、手入れを怠っていた様だ。
髭も長くはないが数日もの間、剃っていない。
そんな彼は、現在、所謂戦場カメラマンの服装・装備一式、イスラム国の兵士達から奪った武器を装備して、ソレ等を覆い隠す様にフードを兼ね備えたマントを羽織っている。
顔も目が出るだけで、後はバンダナを巻いて隠していた。
彼がいる場所は、コルバの街中だ。
此処で、イスラム国の兵士達が自分達の意にそぐわない住人、逃亡者等を殺したりした跡が数々あった。
銃撃による貫通した壁、爆発によって崩れた建物がある。
また、火薬、血、腐敗した死体、土埃。ソレ等が混ざりあった独特の匂いにより醸し出す辛秕な雰囲気。
そして、虚ろな目で虚空を見続ける老人、怯えた眼差しで寄り添う親子、笑顔の無い真顔の子供。
涼宕は、そんな彼等の姿・風景をカメラに写し納めていく。
彼は街の中を歩き回る。そして、ある路地へと入った時に違和感のある風景。
否、人物を目の当たりにし釘付けになり、ソレを疑ってしまう。
その人物は、少女だ。
目は二重瞼で睫毛も可愛らしい。
眉毛が女の子らしく整えられている。
フードに覆われているが、髪型は恐らく、ボブ系でストレートのセミショート。
フードから出ている髪の色は、薄いエメラルドの様な緑色。
顔立ちは、幼く可愛らしい美少女と見て取れる。
身長は低く幼く見えるが、身体付きは程よく、クビレがあり、安産形の尻、豊潤な乳房を持った胸。
肌の色は褐色だが、原住民のソレとは違い、日に焼けたかの様な薄い褐色。
そして、何よりも違和感を出していたのは、黒のフード付きローブの下半身の丈が短く、黒のハイソックスを穿いた足の太もも辺りが露出しているのだ。
イスラム教の教えでは、女性は最低限の露出のみで、後は身体の全てを隠しているのだ。
女性達は、その戒律もとい誇りを守って生活しているのだが、その少女は下半身の部分をミニスカートの様にしている。
ソレは有り得ないのだ。
少女と涼宕は、目が合ってしまう。
涼宕は、その下半身の事を問い只したかった。
そう思っている彼の元に、少女は近付いてきた。
彼女は、黒のバンダナで隠している口元を出して、逆に彼に問った。
少女「貴方、余所から来たの?
イスラム国に入って暴れる為? 戦場カメラマン?
それとも、イスラム国を壊滅させる為の兵士?」
その問いに、涼宕は答える。
涼宕「戦場カメラマンだ。兵士じゃない。」
少女「そうなの? けど、カメラマンにしては違和感を感じるけど。」
その答えに、涼宕は少女に言った。
涼宕「俺こそ、君に違和感を感じる。 此処で、そんな格好でいるのか?」
少女「ソレは、色々あるの。
名前を言っていなかったわ。
私は、"アイシス"って言うの。よろしく。」
アイシスは少し微笑んで、そう名乗った。
そんな彼女に、流石の涼宕も調子が狂う。
そして、涼宕も自分の名を名乗る。
涼宕「俺の名前は、"涼宕"だ。
此方こそ宜しく、"アイシス"。」
イスラム教から見ると異端な少女・アイシスと、カメラマンとは思えぬ戦闘能力と身体を持った謎の男・御松 涼宕が、今此処で出会った。
主人公の名前の読みは、「みまつ りょうご」です。
余りにイスラム国が殺り過ぎなので、批判短編小説を掲載致します。
尚、画像のISISちゃんは、Twitterの公式botからお借りしました。
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~雑記~
昨日から、キックボクシングの練習を再開。
スパー系以外は一通りして、首相撲の新しい技術を教えて貰い、良かった1日だった。
ぼちぼち、時間ある時にはジムに行こう。
後、Twitterの会話用アカウントでバレンタイン・イラストを貰えて嬉しかった。
キックボクシングのHさん、Twitterのフォロワーの娘、本当にありがとう。
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ひぐらしのなく頃に~神殺し編~
「ハイエナ~HUNTING the GRAPPLER」
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(アッキー)