抹消猟兵 in ISIS 2015/2/15 | なし

なし

無し








 日本人カメラマンの男の名は、「御松 涼宕」と言う名だ。
 身長177cm   体重83~6kgの日本人離れした外見の筋骨隆々の男である。
 

 その手は、甲も、平も、分厚く、幾層の傷や衝撃により硬くも柔軟な拳。まるで、徹甲弾の様に炸裂しそうな古びた金槌の拳だ。

 首、肩、胸、背中、腰、腹、脚、の全てが太くも、絞られている逞しき身体。
 その身体には、幾数もの傷跡があった。
 首に鋭い刃物で斬られた様な跡、背中に刀剣で幾度も不規則に斬られた跡。
 更に銃で撃たれた傷と混じってグチャグチャになっていた。
 前側も同じ様に、幾数もの傷跡が着いている。
 中でも印象深い傷跡があった。
 それは、左肩から右脇腹までに一文字で着けられた長く大きな傷跡。
 一文字だが、斬ると同時に抉られて出来た傷跡だ。
 その他、細かい傷跡も、身体のあちらこちらに出来ている。

 顔はと言うと、二重瞼の睫毛が綺麗であるが、鋭い眼光と太過ぎてはいないが、くっきりと印象深い鋭い眉毛を持っている。
 鼻は元々高かった筈だが、長年に渡るハードな衝撃により潰れて、曲がってた。
 唇も長い間に裂傷を起こしたり、治ったりを繰り返して、分厚くなっているが、歯並びは綺麗な状態である。
 顎は端正でありつつも、細くなく丈夫な骨格を有していた。

 頭髪はボサボサで長くなっており、ある程度の期間、手入れを怠っていた様だ。
 髭も長くはないが数日もの間、剃っていない。

 そんな彼は、現在、所謂戦場カメラマンの服装・装備一式、イスラム国の兵士達から奪った武器を装備して、ソレ等を覆い隠す様にフードを兼ね備えたマントを羽織っている。
 顔も目が出るだけで、後はバンダナを巻いて隠していた。

 彼がいる場所は、コルバの街中だ。

 此処で、イスラム国の兵士達が自分達の意にそぐわない住人、逃亡者等を殺したりした跡が数々あった。

 銃撃による貫通した壁、爆発によって崩れた建物がある。
 また、火薬、血、腐敗した死体、土埃。ソレ等が混ざりあった独特の匂いにより醸し出す辛秕な雰囲気。
 そして、虚ろな目で虚空を見続ける老人、怯えた眼差しで寄り添う親子、笑顔の無い真顔の子供。
 涼宕は、そんな彼等の姿・風景をカメラに写し納めていく。

 彼は街の中を歩き回る。そして、ある路地へと入った時に違和感のある風景。
 否、人物を目の当たりにし釘付けになり、ソレを疑ってしまう。

 その人物は、少女だ。

 目は二重瞼で睫毛も可愛らしい。
眉毛が女の子らしく整えられている。
 フードに覆われているが、髪型は恐らく、ボブ系でストレートのセミショート。
 フードから出ている髪の色は、薄いエメラルドの様な緑色。
 顔立ちは、幼く可愛らしい美少女と見て取れる。

 身長は低く幼く見えるが、身体付きは程よく、クビレがあり、安産形の尻、豊潤な乳房を持った胸。
 肌の色は褐色だが、原住民のソレとは違い、日に焼けたかの様な薄い褐色。

 そして、何よりも違和感を出していたのは、黒のフード付きローブの下半身の丈が短く、黒のハイソックスを穿いた足の太もも辺りが露出しているのだ。
 イスラム教の教えでは、女性は最低限の露出のみで、後は身体の全てを隠しているのだ。
 女性達は、その戒律もとい誇りを守って生活しているのだが、その少女は下半身の部分をミニスカートの様にしている。
 ソレは有り得ないのだ。

 少女と涼宕は、目が合ってしまう。

 涼宕は、その下半身の事を問い只したかった。
 そう思っている彼の元に、少女は近付いてきた。
 彼女は、黒のバンダナで隠している口元を出して、逆に彼に問った。

 少女「貴方、余所から来たの?
イスラム国に入って暴れる為? 戦場カメラマン?
 それとも、イスラム国を壊滅させる為の兵士?」

 その問いに、涼宕は答える。

 涼宕「戦場カメラマンだ。兵士じゃない。」

 少女「そうなの? けど、カメラマンにしては違和感を感じるけど。」

 その答えに、涼宕は少女に言った。

 涼宕「俺こそ、君に違和感を感じる。 此処で、そんな格好でいるのか?」

 少女「ソレは、色々あるの。
 名前を言っていなかったわ。
 私は、"アイシス"って言うの。よろしく。」

 アイシスは少し微笑んで、そう名乗った。

 そんな彼女に、流石の涼宕も調子が狂う。
 そして、涼宕も自分の名を名乗る。

 涼宕「俺の名前は、"涼宕"だ。
此方こそ宜しく、"アイシス"。」

 イスラム教から見ると異端な少女・アイシスと、カメラマンとは思えぬ戦闘能力と身体を持った謎の男・御松 涼宕が、今此処で出会った。

 
 






 主人公の名前の読みは、「みまつ りょうご」です。

 
  余りにイスラム国が殺り過ぎなので、批判短編小説を掲載致します。

 尚、画像のISISちゃんは、Twitterの公式botからお借りしました。
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~雑記~

 昨日から、キックボクシングの練習を再開。

 スパー系以外は一通りして、首相撲の新しい技術を教えて貰い、良かった1日だった。

 ぼちぼち、時間ある時にはジムに行こう。

 後、Twitterの会話用アカウントでバレンタイン・イラストを貰えて嬉しかった。

 キックボクシングのHさん、Twitterのフォロワーの娘、本当にありがとう。

















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 ひぐらしのなく頃に~神殺し編~

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