くまタフ Round6 | なし

なし

無し











 くまみこTOUGHの二次創作短編小説となります。





 暴力、グロテスク、猟奇的な表現が含まれております。











 謎の集団が、それぞれの隊長を含む6人編成で“α”、“β”、“γ”、“δ”の4つのチームに別れて、山中を捜索して27時間が経過していた。
 一向に人語を解する熊を見つける事が出来ていなかった。

 散索中の“α”チームに管理本部からの通信が入った。

 本部「“α”、応答せよ。」

 “α”チームの隊長が無線に応答する。
 このチームの隊長は、推定身長185~6cm 体重85~90kg位ありつつも身体が見事に引き締まり、大きくもスリムな身体を持つ黒人の男であった。

 “α”隊長「こちら“α”、未だに目標に接触出来ず。 」

 本部「了解した。もう1つ、“β”と連絡が着かなくなっている。」

 “α”隊長「なにっ!? 本当かッ!」

 本部「ああ、1時間前からだ。その後の通信も出来ない。
 気を付けろ。」

 “α”隊長「了解した。」

 本部と隊長の通信が終了し、隊長は部下に静かに命令を掛けた。

 “α”隊長「全員、返事はいらないから聴け。
 総てに集中し、警戒しながら目標を捜索、目標以外の動くものは全て抹殺しろ。」

 部下は隊長に相槌を送った。

 そのやり取りから十数分経った頃、“α”チームにソレが起きた。

 部下の一人が、頭にパーカーを被っている登山服を着用し、リュックサックを背負っている男を見つけた。

 その男は“α”チームの方向へ歩んで来る。
部下は透かさず、安全装置を解除していたAK-47を登山服の男へ構えて、即座に引き金を引いた。

 音速を越えた7,62×30mm弾は、登山服の男の胴体を貫いた筈だが、何故か登山服の男の胴体からすり抜けてしまい、何事もなく男は普通に歩いて来ている。

 部下は直ぐ様フルオート連射で、登山服の男を蜂の巣にしようとするが、同じ様にすり抜けてしまう。まるで男が幻であるかの様に。
 そして、登山服の男はその場から唐突も無く消える。

 その瞬間、

 男に向かってAK-47で撃った部下は、顔面が大型クレーターの様に陥没し、仰向けで大の字に倒れた。
 隣に居た部隊員は、真槍で貫かれたかの様に喉に穴を空け、多量の血液をダラダラ流しながら白目を上に向かせて、女の子座りになる様に崩れ落ちた。

 そして更に、その場所一帯に砂嵐が起きた。

 一瞬で砂嵐は収まったが、隊長以外の部隊員が倒れていた。

 ある者は、下顎が外れダラしなく口を開け、舌を晒し出している。

 ある者は、顔の斜め上にかけて、皮膚が剥がれ落ちて、赤く滴る血肉を覗かしている。

 それら全員に共通する事は、瞳から生気を失っている事だ。

 隊長は、辺り一面にAK-47をフルオート乱射するが何も手応えが無い。
 その乱射の途中から、隊長は胸部に衝撃が伝わり、後ろの大木に背面を叩きつけられた。

 強い衝撃で全身を揺さぶられた隊長の霞んだ視界に人影が映る。
 そして、視界が元に透き通った頃には、男が目の前に居た。

 隊長は男を目の前にして呟いた。

 隊長「お前は…世界最高峰である格闘技の祭典“ハイパーバトル”を征し、その若さで新たな流派を築き上げた男…“宮沢 熹一”…!!」
















 ~雑記~


 姫次が…自身の悲しい過去と、あまりの破心掌サンドバッグっぷりに哀愁を感じます…

 龍星のあの態度は、サイコパスそのものだし…

 “龍を継ぐ男”初登場の熹一のキャラクターと表情などが悪堕ちしている感じだ。

 正直、鬼龍さんの行方より熹一に何があったのかが気になって仕方ない。

 鬼龍さんの行方は、単行本書き下ろしのアナザー鬼龍で補完できる様な気がするんだ。

 悔しいだろうが仕方ないんだ。













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(アッキー)