抜糸をした日
先生に引き続き様子を見て
おかしかったら
MRI撮るがよいという話はされたなぁ
でも
わたしたち夫婦は
もう全身麻酔をさせたくなくて
手術もこれが最後と、
その気持ちを先生は知ってたので
強引には勧めてこなかった
帰り道は暑くて
ハカハカしてたと思ったけど今思うと脳圧あがってて辛かったんだなぁ…
暑いのかと思って休むために
よく行ってたカフェでランチに寄るものの
横になって全然元気がない
それがZEPPとの最後のデートになった
(金曜夜)その日の夜は凄い風が強くて寝かしつけしてても風の音で起きるくらいでした
風の音で目が覚めたと思ったのだけど
なんか様子がおかしい
0時は過ぎた頃
外から異常な爆音が聞こえる
エンジン音とアクセルとブレーキとなんか凄い音が聞こえ急いでベランダへ
そこにはジョルも帰宅しててみていた
うちのマンションの前は
一方通行の車道に挟まれてる
枝垂れ桜の並木道と用水路がある
そこを暴走車が逆走し
川に突っ込んでそのままアクセルを全開にふかしまくってて
音もすごいし
タイヤの焦げた臭いと煙がモクモクとあがってる
意味がわからない感じで
近くの方達がマンションやらお家のベランダから色々叫んでて…
とにかく物騒で気持ち悪い感じで
かなりの時間凄いアクセル音が響き渡ってて
ジョルがちょっとみてくると
家を出て外へ向かう
その時
ウチの中からドタバタドタドタと凄い音が
子供たちも起きてしまって驚いて走ってきたのかと思い振り向いたら
リビングの入り口で
ZEPPが泡を吹いて目が開いて舌が出て
バタバタしたり苦しそうで
癲癇発作みたいな状態になっていて
このまま死んじゃうんじゃないかと
ベランダに戻りすぐジョルを呼び
動画を撮らないと！とすかさず手が動き
撮りながらジョル早く来て早くきてと。。。
救急に電話
パニックな夫婦は
車が修理中でないのに鍵を探しまくる
あ、車修理で今無い！と少したち気付き
とにかく双子用のベビーカーに寝てる子供らを雑に乗せて
外へ走る走る
家を出たら、まだその暴走車の爆音やら
家の横がタクシーの会社なのに
みんなその事故で出払ってしまってて
駅に向かっていけばタクシーがつかまると
必死に探す
どうやら
その暴走車は一本向こうの道でも
凄いぶつかりまくってて
自動販売機やら柵やら車やらが悲惨な光景になっていて
ぶつかってるタクシーにむかって
乗せてください乗せてくださいと
必死な私
ジョルから
『あの車の被害を受けた車だからここらへんのタクシーは無理だよ』と
そして、そのあと無事にタクシーに乗って救急に
一旦発作もおさまり
座薬ももらい
かかりつけ医へ行った方がいいということで
この日はとりあえず帰宅
その後は落ち着いて眠りについてくれたから
ホッとした
この暴走車のおかげ？でZEPPは発作を起こすようになり
結果MRIして 脳腫瘍がみつかることになるのだけど
この変な事故？事件？は未だどこにもニュースになってなくて
気持ち悪い
もちろん倒された鉄のポールや柵は無残な姿だし
タイヤ痕も凄い
つづく
