2018年ドーハ世界選手権 種目別ゆかファイナリスト私見 | 体操っておもしろいよな

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どうも、

 

翔です。

 

 

2018年ドーハ世界選手権 種目別 ゆか

 

ファイナリストはこのようになりました。種目別ゆか予選結果(FIG)

 

 

PDF⇒種目別ゆか予選結果

 

 


 


白井健三選手は今回、難度を落としてあくまで団体を重視した演技構成で臨みました。

結果的に予選2位通過ということで、種目別決勝では難度を上げてくるのか、注目です。

昨年銀メダル、イスラエルのドルゴプヤットは予選ではDスコア6.4の演技構成をまとめました。

昨年の種目別ゆか決勝よりも0.1難度を落としています。

彼はDスコア6.6の演技構成も持っていますが、決勝ではやってくるでしょうか。

あまりEスコアで稼げないタイプではありますが(ファイナリスト中予選最低Eスコア)

着地次第でメダルは狙える位置にいると思います。


また、昨年銅メダルのアメリカ、ユル・モルダウアーは昨年から特に演技構成を変えていません。

Dスコアこそ高くはないものの、持ち前のクリーンで勢いのある実施で上位に食い込んできそうではあります。

本人もびっくりの決勝進出となった萱和磨選手。

ゆかの印象はそれほど強くはないですが、今年アゼルバイジャンで行われたワールドカップでは種目別ゆかで優勝しています。

メダルの可能性は低いですが、内村選手の代わりに団体でも演技するようですし、ゆかの印象をアピールするチャンスですね。

トルコのエース、アーメット・オンデルはワールドカップではゆか決勝の常連ではありますが、世界選手権では初めての決勝。

彼も地元トルコで行われたワールドカップではゆかで優勝経験があります。

DE兼ね備えた力強い演技に注目です。

更に、個人総合上位者も目立ちます。

ロシアのナゴルニー、ダラロヤン、アメリカのミクラックはゆかを得意とするオールラウンダーとして名が高いです。

特にナゴルニーは3回宙返りを実施するというクレイジーっぷりも見せてくれます。

Dスコア7.0の構成も持っていますが、今回はやらなそうです。3回宙返りの着地がうまく決まれば、演技全体の勢いがつくと思います。メダルは十分狙えます。

ダラロヤンはファイナリスト中最高Eスコアで予選をトップ通過です。日本選手のような所作で着地姿勢が綺麗なので、Eスコアでかなり優位に立つのではないでしょうか。

3人とも2回宙返りの連続技を載っているのでダイナミックな演技構成に期待しましょう。

そして注目株は新星カルロス・ユロ!!

日本を拠点にトレーニングを積むフィリピン代表のシニア1年目。

シニアデビューの年でいきなりゆかファイナリストになりました。

白井健三に勝るとも劣らない巧みなひねり技で、金メダルも夢ではありません。



ゆかは8位が同率で2人ということで9人で争われると思います。

ヨーロッパチャンピオン、イギリスのカニンガムや、五輪チャンピオンマックス・ウィットロック、

スペインのサパタ、チリのゴンザレスなどが予選で消えていきました。

白井健三の連覇はなるのか、凌駕しうる存在が現れるのか。

注目です。