少林寺拳法の資格には、武階、法階、僧階の3つがあります。
武階は、二級、一級、初段、二段……といったおなじみの資格。
少林寺拳法の教えと技法の習得度を表しています。
法階は有段者以上に允可され、金剛禅の修行法に基づく修養度と教えの実践度を表す資格(正拳士、大拳士、准範士など)。
そして僧階。
僧階は金剛禅布教者としての学習の度合いや布教実績などに基づいて補任される資格です。
(少導師、中導師、大導師、少法師など)
意外に思うかもしれないが、少林寺拳法は
もともと護身練胆、精神修養、健康増進のために、禅僧が座禅と平行して修行してきたものであり、金剛禅総本山少林寺に伝承される、
禅門の行。
ゆえに道院長は、少林寺拳法の指導者であると同時に、金剛禅の布教者でもあり、僧階に関しては大導師以上の資格が必要という規定になっています(中導師だと、道院長心得)。
これら三つの資格、武階も法階も僧階も、
定められた修行期間、一所懸命に技術・学科の修得と人格向上に努め、それぞれの階級に応じた技術と学科の試験を受け、合格しなければその資格を取得することはできません。
先日、11月12日に僧階 少法師になるための資格審査、
少法師補任講習が本山で行なわれ、
我孫子道院の道院長も受講。
おかげさまで審査に合格し、大導師から少法師に昇任することができました。
講習会の講義の中で、
「人々を導くのが導師、導師をも導くのが法師」というお話しもあり、
身が引き締まる思いで一杯です。
金剛禅の教えとは、一言でいうと
生きている人間が、拳禅一如のたゆまぬ修行を積み、まず真に拠り所とできる自己を確立し、半ばは人の幸せと社会の発展のために役立つ人間になろうという教えです。
僧階は、この道の布教者としての資格ですので、昇任を機に、一層正法興隆のために励みます。
金剛禅総本山少林寺の大澤管長から僧階辞令を授与される道院長
2023年の少法師補任講習を受講し、少法師に補任された13名
本日の「身体の知能指数」 (PQ=physical quotient) 『109』