トキソプラズのこと・その2 | 二人と二匹おいしい生活

二人と二匹おいしい生活

美味しいもの好きなアメリカ人夫と我が家のお犬様(シーズーと新たに加わったチワワ)と日本で暮らしてます。毎日のごはんやワンコとの生活を中心に日々のことを綴っています。

前回の続きです

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日本で唯一の専門医・小島先生とのアポはやはり中々取りにくいらしく、さすがに年内は無理だろうと思っていたけれど、かかっている産婦人科のご尽力でギリギリ年内の昨日予約を取ってもらえ行ってきました。

9時予約でしたが、途中小島先生のオペが入ったため実際の診察は12時前くらい。(それまで採決やオペの前には連絡をいただいたのでランチの為外に出られたのでそれほど待った感はありませんでした)

小島先生は他の方のブログで知った情報通り、とても穏やかな雰囲気で話しやすく、実際こちらの話を本当によく聞いてくださり、1聞いたら10説明してくださるような感じで問診だけで30分くらい費やされました。

問診では、海外渡航歴・生ハムやレバ刺し、レアステーキの摂取歴と頻度・ペットの飼育歴等を聞かれ
その一つ一つから最近の感染の可能性の有無を潰していきました。

私は検査の数日前に生焼けのとんかつを口にしてしまっており、それが一番気がかりでしたが、トキソプラズマは約2週間の潜伏期間があり
数日で検査に引っかかることはな無いので、それ以前のはずであるとのこと。一安心です。

そして、私が検査を受けたのは妊娠8週目であり、そこから潜伏期間を差引き、妊娠してからのほんのわずかな期間と、それまでの34年間を比べたら
やはり過去の感染の方が可能性は大きい。
前回のIgm値は0.9と判定保留値(1.0以上が陽性)である。
ということから、結果が出るまで薬の処方は勧めないとのことでした。(Igm1.0~1.8でも確率は1%だそう)
というのも、薬を飲むと2%の確率で母体にアレルギー反応が出るらしく、つまり私の妊娠後のトキソプラズマ感染の確率よりアレルギー反応を起こす確率の方が高いということです。

そして、問診の中で1年前に首に原因不明のしこりができ、某大学病院に通ったこと、細胞診でも特殊な薬を使ったCTスキャンでも原因が見つからず、処方された抗生物質が効いたのか、時間が解決したのか分からないが半年ほどで腫瘍は消えて通院も終わったことを伝えると、もしかしたらそれがトキソプラズマの発症だった可能性もあるので、その時のデータを取り寄せることとなりました(その時にトキソプラズマのチェックをしているかどうかは不明です)

まだ検査結果は出ていないし、断定はできないけど、「妊娠してからの感染の可能性はとても低いので安心して年を越して」との先生の言葉に思わず涙ぐんでしまいました。

今回の問診中、トキソプラズマだけではなく、羊水検査のことも(私が聞いたので)いろいろ(いつもの産婦人科では教えてもらえなかったような情報も)教えていただけ本当に有意義な時間でした。

本当はたとえ毎回24時間待ちになろうと、小島先生に出産までお世話になりたいくらい、この30分間で絶対的な信頼感を持てた素晴らしいお医者さんです。

検査結果まで2週間以上ありますが、穏やかな気持ちで新年を迎えられそうです。