皆様こんばんは!
久々の催事出店ということで、今回販売させて頂く商品のご紹介をさせて頂いております
9/8~9/14
阪急うめだ本店地下1階「スイーツイベント1」にて☆
どうぞよろしくお願い致します
昨日はカンノーロの説明のみで終わってしまいましたが、引き続きお読み頂けましたら嬉しいです
ではでは・・・
今日は②のビアンコマンジャーレ・エ・ジェーロをご紹介♪
②ビアンコマンジャーレ・エ・ジェーロ(bianco mangiare e gelo)
このように2層になったカップドルチェとしてご用意させて頂きます☆
催事での販売はかなりお久しぶりです
この長い長い商品名、覚えて頂かなくて大丈夫です(笑)
「ビアンコマンジャーレ」(画像の下の部分)と「ジェーロ」(画像の上の層の部分)というシチリア菓子があるということを知って頂けたら十分です(イタリア語の「エ(e)」は英語の「and」です)
まず「ビアンコマンジャーレ」ですが、これは「白い食べ物」という意味のシチリア伝統菓子で、”アーモンド風味のミルクプリン”のように表現されることが多いです。
・・・(フランス菓子の「ブランマンジェ」もとっても美味しいですよね。これも「白い食べ物」という意味ですのですごく興味深いですね。)・・・
当店のレシピは生クリームをたっぷり使用していますので、パンナコッタにアーモンドプードルをたくさん溶け込ませたような感じです。
(1カップあたり、8~9粒くらいのアーモンドを使用しています)
濃厚でとっても美味しいです
そして「ジェーロ」☆
これもシチリア伝統菓子の一つで、「シチリアの夏のゼリー菓子」というイメージなのですが、当店のシェフはジェーロが大好きで、レストラン時代には年中ご用意してました
面白いのが、ジェーロはゼラチンではなくコーンスターチ等のでんぷんで固めます。
ゼラチンは冷やして固めますが、でんぷんは常温で固まるので、その昔、冷蔵庫が無かった時代から作られていたと言われています。
(冷蔵庫が無い時代から、涼感を得られるスイーツとしてシチリアの人々が工夫して作っていたのかな・・と想像すると面白いですよね。)
ちなみにこちらは佐藤礼子氏著『イタリア菓子図鑑』より(当店のオンラインストアにも再入荷致しましたよ♪)
ジェーロはレモンやオレンジ等の柑橘系、スイカ、シナモン、チョコレート等、いろいろな味で作られます。
(↑画像のジェーロはチョコレート味です。ビアンコマンジャーレと相性ぴったりなんです!!)
・・・。細かい話ですが、画像のジェーロの表面部分、よく見て頂くと、ちょっと、こんもり盛り上がっていますよね。
この画像、先日シェフがレシピを再確認しながら試作していた時のものなのですが、
コーンスターチで固めるジェーロならではの、
「急いで流さないと(温度が下がって)固まってしまう」
ことによるもので、「やばいやばいー」と言いながら大急ぎでジェーロを流しておりました(笑)
私はこのくらいこんもりしているジェーロも好きですが
ビアンコマンジャーレよりジェーロのご説明の方が長くなってしまいました
(でもまだお伝えしたいことがありますー)
北堀江でディナー営業をさせて頂いていた頃、このビアンコマンジャーレはカンノーロと並ぶ定番ドルチェの一つで、いつもジェーロを添えてお出ししていました
それぞれ単体で召し上がって頂いたり、一緒に召し上がって頂いたり、とっても相性が良いんです。
今回ご用意させて頂く「ビアンコマンジャーレ・エ・ジェーロ」は、
まずビアンコマンジャーレをカップに流し、冷やし固めてからジェーロを流し、ジェーロも固まったらブロンテ産ピスタチオをトッピングします
2種類のドルチェをお作りするのと同じですので、工程が多めではありますが、それぞれの美味しさをよりお伝えできるはず!と思っております
今回のジェーロのお味は3種類です
・シチリアレモン
・シチリア産ブラッドオレンジ
・チョコレート
是非是非お楽しみ下さいませ
その③に続きまーす