今の時期、雨が降ると春のにおいがしてきます。
少し蒸せるような、伊吹が芽生えてくるそんな感じがします。
マチのケシキも季節と時代と共に変化し記憶を重ねイロや表情を作り続けます。
ここはシブヤ。
私は少々違和感をおぼえました。
踊っているモデル(スタッフ?)に笑顔がないのです。
楽屋裏を見ているそんな心もちでした。
渋谷はいつも雑踏でも生き生きとしていて、「らしさ」があります。
ケシキはハコがつくるのではなく、ヒトがつくる事を認識させられました。
シブヤには顔はなくエナジーが景色と象徴なんですね。
こちらは植木屋さんがきちっと仕事をされたお宅。
すまい手の言語と植木屋さんの気持ちがきちっと折り合い、
胸がすっきりするような、気持ちの良い、ほっとする空気を醸し出していました。
周囲にお宅のイロと背筋の通った生活感が伝わっていました。
日本人の文化の香りです。
NENGOリノベーション オオイ