値段は一番最後に。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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ニュース番組を観ていたら、通信販売のコマーシャルが始まりました。「テレビの通信販売は特に、何故購買意欲を高めるのだろう…」と普段から感じている私ですから、ついついその時間も視聴してしまいます。紹介された商品は、かさばるアレコレを圧縮するビニール袋。布団やら衣類やらぬいぐるみなんかも次々と圧縮し収納しやすくなりますよ~的なアピールが丁寧な説明と共に頭に入ってきます。掃除機で吸うだけ!というのも「ほほぅ…手軽だね」と、シンプルさに魅力を覚えておりました。しかし我が家には圧縮してまで収納するものがないため、急いで買わなきゃ!モードにはなりませんでしたが…こうやって、必要ない私みたいな人も手を止めて説明を聞きたくなる演出には「消費者の心理を研究しているんだなぁ」とテクニックに恐れ入ります。コマーシャルが進む中、オマケがつくという説明もありました。その際スーツ姿の売り手殿方が「ささやかではありますが、○○もおつけさせていただきます」と話されたのです。先ほどまでこんなに便利!お得!今しかない!と売り込んでいた彼がうってかわってオマケに対しては「ささやかではありますが」と妙な謙虚さを出してきたのでキュンとしてしまいましたね。
ささやか…形や規模が大げさではなく、控えめな様子。わずか。小さくまとまっていること…贈り物やおもてなしをする時に「ささやかではありますが、どうぞ」なんて謙遜して言ったりしますよね。個人的には「つまらないものですが」の前置きよりはいじらしくて好きではあります。