最近じゃ消毒剤も使わない場合もあるという。 | 壇蜜オフィシャルブログ「黒髪の白拍子。」Powered by Ameba

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先日キンカジューに引っ掻かれて、顔に傷が出来ました。抱っこしていたら顔によじ登られて焦りました。本人は遊ぼうよ、の意思表示だったようですが。傷口どうにかしなきゃと思っていたら、夫が我が家に常備していた軟膏状の傷薬(化膿止め配合)を発見。それを借りてせっせと塗り、今は大分目立たない状態になりました。最初は消毒液も軟膏もしみてしみて…「いたーい」としょんもりしてしまいましたよ。傷口そのものは深くないし規模も大したことないのに、結構血が出るんですよね、顔って…。毎日軟膏を塗りながら過ごしています。
ナウなヤングたちには「?」な話かもしれませんが、私の世代は「傷には赤チン」という風潮がまだギリギリ残っていたのをふと思い出しました。擦りむいたり切ってしまったりしたら祖母おリュウによく塗ってもらったなぁ、と。赤チンとは、「赤いヨードチンキ」の略で、正式名称はマーキュクロムというそうです。傷口の消毒剤としてヨウ素液をエタノールに溶かしたもの(ヨードチンキ)の赤いバージョンのようだから赤チンとして広まっていったとのこと。ヨードチンキありきのモノだったんですね。ヨードチンキよりしみにくいと言われて、赤チンは子供たちの怪我を消毒する存在として重宝されていきます。数年前に完全に製造停止(製造過程で水銀をふくむ廃液が出てしまうので、徐々に廃止されていったそうです)となったようですが、あの「おお!傷口が赤くなる!」という不思議な感覚はずっと忘れられませんね。だんだんと傷口が乾いてきて、カサブタになって、ちょっぴりかゆくなって、やがて治っていく…最近はその過程にかかる時間が以前より長くなった気もします。43歳ですから。