｢止めなよ｣と頭の中で呼び止められました。辛い思い出を蘇らせるようなことはしたらだめなんじゃないか…、自らトラウマを掘り起こさなくてもいいんじゃないか…そんな｢自分がこれからしようとすることを止める自分｣がいたのですが、思い切って携帯電話を手にし、動画の再生ボタンを押しました。…何の話かというと、インターネットニュースの記事に掲載されていた｢スライサーで手指をケガする事故が多発｣についての解説動画にアクセスするかどうかで悩んでいたのでした。悩んだあげく再生して解説と事故例を見たり、予防策や注意するポイントを学びましたよ。結果的に視聴して良かったとは思います。スライサーで小さくなっていく食材に対して、ちゃんと補助する器具を使うことがケガ予防になる…めんどくさがってしまい油断することが一番のケガする原因になる、と改めて｢やっぱりめんどくさがっていてはいかんね｣と再認識するのでした。
視聴前に何故こんなに思い悩んでいたかというと、10年くらい前にスライサーでキュウリをスライス中に自分の指も巻き込んでしまい、中指と薬指の腹部分をスパッと切ってしまって大出血したことがあるからです。スライサーを使う画像をじっと見ていたらやはりあの時の痛みや出血の恐怖でゾクリとしましたよ。傷口は縫わずには済みましたが、今でも指の腹の真ん中あたりに、｢かつてココ切りました｣的な見て分かる位の小さな線となり残っています。手指が冷えた時に傷口に触ってみると、まだ少し違和感を覚えたりも。スライサーの威力、恐るべし。警戒しながら使う便利グッズですね。