メインパソコンをFUJITSU・ESPRIMO FH77/XDに買い換えてから2年半経過して…③ | 変人0号のブログ

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かなり時間が経過しましたが・・・前回の続きです。

 

ビデオカメラが4K画質に対応したものだから、パソコンでのビデオ映像の編集~レンダリング処理も従来のFull-HD画質よりも4倍程度重くなることが予想されます。

 

富士通・ESPRIMO FH77/XDと東芝・dynabook T552/58Gの2台に加えてCore i7パソコンがもう1台欲しくなってきました。

 

この先2020年1月にはWindows7のサポートが終わる訳だし、それなら今となってはパフォーマンス不足とも思えるCore i5のサードパソコン:LIFEBOOK AH56/Eを下取りに出して新しいWindows10パソコンを買い足しても良いか…と家電量販店に出向いたのですが、残念ながらLIFEBOOK AH56/Eは大した金額で下取りしてもらえなさそう…(どうやら2,000円くらい?)

おそらくWindows7のサポートが切れる半年ほど前からは、Windows7パソコンの下取りキャンペーンが加速すると思われますが、この時点(2018年8月)ではWindows7パソコンの下取り額は2,000円くらいが相場のよう。

 

その一方で、既に全く出番がなくなって物置に放置されていたWindows Vistaマシン:富士通・FMV-BIBLO NW/C90Dを1,000円で下取りしてくれるとおっしゃるではないですか!

 

       富士通・FMV-BIBLO NW/C90D

 

     何と!!!サブモニターが付いていました!

 

 CPUはCore 2 Duo(2.4GHz)・・・2009年当時の最高級CPU

 

液晶モニターの下にスピーカーを設置・・・なかなか良い音です

 

かつてはWindows8化のテスト機として活用したり、実家の親父が「暇つぶしにパソコンでもやってみようか」と言うので練習用に渡していた富士通・FMV-BIBLO NW/C90Eですが、最近では内蔵チューナーを利用してテレビを録画・視聴するくらいで、他の用途には使うことがないので1,000円で下取ってもらうことにしました。

 

そんな経緯で、2018年9月に新たに我が家のビデオ編集用パソコンに加わったのは、富士通・LIFEBOOK AH53/B3 RGです。

 

        富士通・LIFEBOOK AH53/B3 RG

 

外観色には黒と白と赤が選べましたが、黒は何となく仕事用パソコンっぽくて×、白はLIFEBOOK AH56/Eと代わり映えしないので×、消去法という訳でもないのですが赤はなかなかおしゃれで良いなと思い、この色を選びました。

 

CPUは第8世代のCore i7-8550U(4コア-8スレッド 1.8~4.0GHz)です。

ノートパソコン用CPUではCore i7-8750H(6コア-12スレッド 2.2~4.1GHz)が最強のCPUと思われますが、パソコン本体価格が200,000円前後のワークステーション級ビジネスモデルとゲーミングパソコンに採用されているくらいです。

なので、実質的には8550Uが汎用CPUでは最上級品の位置付けのようですね。

 

CPUの識別記号の末尾が「U」ということは低電圧仕様で発熱状況に応じてクロックアップのブースト速度を制御するCPUかと思いますが、一部の第7世代CPUのように2コア4スレッドのナンチャッテCore i7ではなく4コア8スレッドのマトモなCore i7だろうということで、LIFEBOOK AH53/B3 RGを購入しました。

 

そしてもう一つ富士通・LIFEBOOK AH53/B3 RGに拘った点は、プリインストールされるOfficeアプリが「MS-OFFICE Premium」となる点です。

MS-OFFICE Premiumは長く使っても常に無償で最新バージョンにアップデートできるので、セキュリティーサポートが切れる不安がないことと、ハードウェアが長持ちする期間内は常に最新のOFFICEアプリが利用できるメリットがあります。

 

一方、LIFEBOOK AH53/B3から代替わりしたLIFEBOOK AH53/C2にプリインストールされるOFFICEアプリは「MS-OFFICE 2018」となっており、長く使ってもバージョンは2018のままで進歩しません。

つまり、機能の発展性がなくいつかはサポート期間が終了してセキュリティー上の安全が確保されないOFFICEアプリなのです。

 

価格的にも、LIFEBOOK AH53/B3 RGはカタログモデルが刷新されて以降は旧式モデルの扱いとなり、家電量販店では一気に値下げをしてくれています。

今が買い時!と、チラシの価格が最安値となった2018年9月に購入した次第です。

 

では、LIFEBOOK AH53/B3 RGの性能は如何ほどでしょうか?

4Kビデオのレンダリング能力で、既存パソコン:富士通・ESPRIMO FH77/XD(CPU:Core i7-6700T 2.8~3.6GHz)と、東芝・dynabook T552/58G(CPU:Core i7-3630QM 2.4~3.4GHz)との性能比較を行ってみました。

使用したアプリは、Corel VideoStudio X9 Ultimateです。

 

比較したレンダリング条件は、以下の通りです。

 

①4K画像をトリミング編集+文字テロップ挿入して4K画像でレンダリング

②4K画像をトリミング編集+文字テロップ挿入して2K画像にレンダリング

③2K画像をトリミング編集+文字テロップ挿入して2K画像にレンダリング

 

結果は、以下のようになりました。

(グラフは10分のムービーをレンダリングするのに要する時間を比較したものです。)

 

①素材:4K画質(MPEG4) ⇒ レンダリング後:4K画質(MPEG4)

   富士通・ESPRIMO FH77/XD(CPU:Core i7-6700T 2.8~3.6GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の2.28倍

   富士通・LIFEBOOK AH53/B3(CPU:Core i7-8550U 1.8~4.0GHz)  … レンダリング時間はムービー時間の4.18倍

   東芝・dynabook T552/58G(CPU:Core i7-3630QM 2.4~3.4GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の4.02倍

 

   

 

②素材:4K画質(MPEG4) ⇒ レンダリング後:2K画質(M2T)

   富士通・ESPRIMO FH77/XD(CPU:Core i7-6700T 2.8~3.6GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の1.93倍

   富士通・LIFEBOOK AH53/B3(CPU:Core i7-8550U 1.8~4.0GHz)  … レンダリング時間はムービー時間の1.85倍

   東芝・dynabook T552/58G(CPU:Core i7-3630QM 2.4~3.4GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の2.25倍

   

   

 

③素材:4K画質(MPEG4) ⇒ レンダリング後:2K画質(MPEG4)

   富士通・ESPRIMO FH77/XD(CPU:Core i7-6700T 2.8~3.6GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の1.78倍

   富士通・LIFEBOOK AH53/B3(CPU:Core i7-8550U 1.8~4.0GHz)  … レンダリング時間はムービー時間の1.72倍

   東芝・dynabook T552/58G(CPU:Core i7-3630QM 2.4~3.4GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の2.06倍

 

   

 

④素材:2K画質(M2T) ⇒ レリング後:2K画質(M2T)

   富士通・ESPRIMO FH77/XD(CPU:Core i7-6700T 2.8~3.6GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の0.94倍

   富士通・LIFEBOOK AH53/B3(CPU:Core i7-8550U 1.8~4.0GHz)  … レンダリング時間はムービー時間の1.15倍

   東芝・dynabook T552/58G(CPU:Core i7-3630QM 2.4~3.4GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の1.34倍

 

   

 

⑤素材:2K画質(M2T) ⇒ レンダリング後:2K画質(MPEG4)

   富士通・ESPRIMO FH77/XD(CPU:Core i7-6700T 2.8~3.6GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の0.88倍

   富士通・LIFEBOOK AH53/B3(CPU:Core i7-8550U 1.8~4.0GHz)  … レンダリング時間はムービー時間の0.76倍

   東芝・dynabook T552/58G(CPU:Core i7-3630QM 2.4~3.4GHz)   … レンダリング時間はムービー時間の1.16倍

 

   

 

ということで、新たに導入したLIFEBOOK AH53/B3 RGは、特に4K画質データを2K画質データにレンダリングする能力に長けており、ESPRIMO FH77/XDと同等かそれ以上のスピードで動画ファイルのレンダリングを完了できることが分かりました。

 

この性能値については期待通りのパフォーマンスとなっていますから、大満足な結果です。

 

一方で、4K画質素材を編集したムービーファイルを4K画質のままでのレンダリングはやや苦手の様子で、第6世代Core i7の富士通・ESPRIMO FH77/XDよりも1.8倍のレンダリング時間を要しており、第3世代Core i7の東芝・dynabook T552/58Gに比べても4%ほど処理速度が遅いことが判明しました。

 

やはり4K画質のビデオファイルのレンダリングはノートパソコンには厳しいのでしょうか?

 

ともあれ、得意ジャンルである2K画質ビデオファイルのレンダリングにおいて、LIFEBOOK AH53/B3の負荷率を高めてガンガン使ってやれば思惑通りに高画質ビデオファイルのレンダリングはスムーズに行えることが判りましたので、キャスティング競技ビデオやサッカー試合ビデオなどなどの編集~レンダリングを続けていこうと思います。