Fujitsuノートパソコン、LIFEBOOK AH53/B3(赤)と、LIFEBOOK AH50/A3(白)。
AH53/B3は2018年9月に大手家電量販店で新品を購入。
高価な買い物だったので、自宅内での使用に限定しています。
AH50/A3は2020年12月にオークションサイトで安価な中古品を購入。
私の実家や子どもたちの下宿先へ持ち出す用途で、もし故障しても経済的&精神的ダメージが少ないよう中古品を選んだ次第です。
どちらも主な用途はビデオ編集&レンダリングとポータブルスキャナで写真のデジタル化取り込みですが、AH50/A3はUSB外付けTVチューナーをセットしてテレビ番組の視聴&録画にも使用しています。
ストレージはどちらも1TBのHDDを装備していますから、大量のビデオファイルや写真データ,TV番組の録画データを保存するにはもってこいのパソコンです。
しかし、2年ほど前から毎月第二水曜日のWindowsアップデートの日を中心に、パソコンを起動してから短い時で1時間~長いときは2~3時間もHDDの稼働率が100%となり、ビデオ編集アプリはもちろんEdgeやエクセルすらもまともに起動&実行できないことが頻繁に起こりました。
どうやら、Microsoft社はSSD搭載パソコンを想定したWindowsアップデート配信を行っているようで、HDDでは処理が追いつかずにフリーズしてしまうようです。
しかも、Windowsアップデートが待ちきれずに処理の途中でパソコンを再起動やシャットダウンすると、HDD内にシステムエラーが残ってしまうらしく、以降のWindowsアップデートがすべてエラー(未インストール)となる症状も出始めました。
ならば、と2台のパソコンのHDDをそれぞれSSDに換装することにしました。
なお、普段からビデオファイルや写真データは内蔵ストレージではなく外付けHDDに保存する習慣があるので、ストレージ容量は512GBにダウングレードします。
OSとMS-Officeのインストールに50GBと、普段使いアプリのインストールに20GB、あとはクラウドドライブの同期ファイルやMusicデータ,iPhoneのバックアップデータに最大100GBくらい使用することを考えると256GB容量でも足りると思いますが、ギリギリよりは余裕がある方が良いでしょう。
SSDに換装する前に、それぞれのパソコンで32GBのUSBメモリに「回復ドライブ」を作成しておきます。
1TBのHDDから512GBのSSDに換装するので、クローンアプリは使えません。
しかし、回復ドライブを使えば購入時と同じOSとサポートアプリをクリーンインストールできます。
AH53/B3には信頼性がある程度高いであろうシリコンパワー社製SSDを選択しました。
ネット通販で5,980円からポイント還元があり、実質価格は4,530円ほどでした。
一方AH50/A3には、ネット通販で激安販売されているHanye社製SSDを選択。
こちらはシリコンパワー社製よりも大幅に安く、ネット通販で4,080円からポイント還元があり、実質価格は3,560円ほどでした。
SSDの信頼性についてはあまり情報がなく不安ではありますが、安価な割にメーカー3年保証がついていました。
これらのSSDを、まずはUSB外付けケースにセットして初期化を行います。
パーティーションスタイルはGUIDパーティーションテーブル(GPT)に設定します。
そして、パソコン本体から内蔵HDDを取り出して、マウントブラケットを外し、SSDに付け替えます。
AH53/B3にはシーゲート社製のHDDが装着されていました。
シリコンパワー社製SSDに付け替えて、パソコンに装着します。
先に作った回復ドライブをUSBポートに差し込んで、パソコンの電源を入れると・・・
AH53/B3はすんなりと「回復」が始まり、パソコン購入時のOSとサポートアプリがクリーンインストールされました。
あとは、ビデオ編集やHP制作、プリンタードライバーなどの普段使いのアプリを個別にインストールすれば、SSDへの換装作業は完了です。
ついでに、Windows10からWINDOWS11へのアップグレードもしてみました。
各アプリとも、特に問題なくWindows11下でも稼働できています。
続いて、AH50/A3もHDDを取り出してSSDに換装します。
こちらはウエスタンデジタル社製のHDDが装着されていました。
Hanye社製SSDをパソコンに装着し、回復ドライブでのブートを試みますが・・・
何故かAH50/A3は回復ドライブを認識できず、SSDにOSとサポートアプリのクリーンインストールができません!
そこで、「回復ドライブ 認識しない」,「回復ドライブからブートできない」などのキーワードでネット検索すると、BIOS設定の変更が必要とのこと。
普段はBIOS設定の変更なんかしないので、恐る恐る変更してみます。
Advancedの中の「Fast boot」を「Enabled」から「Disabled」に、また「CSM」を「Disabled」から「Enabled」に変更して、再び回復ドライブからブートを試みると・・・
何とか「回復」が始まりました!
こちらも、普段使いのアプリインストールに加えてUSB外付けTVチューナーのセットアップを行い、HDD時代のアプリ状態に戻しました。
どちらのパソコンも、HDD時代は電源投入からアプリがマトモに稼働開始できるまでに5分~10分のアイドリングが必要でしたが、SSDに換装したことで電源投入から稼働開始までの時間はAH53/B3(Windows11)は50秒、AH50/A3(Windows10)は60秒に短縮できました!
iPadやAndroidタブレットほどではありませんが、アプリが早く稼働開始できるのはストレスがなく快適ですね。