クスコ周辺の遺跡を一日で巡ってみる | すぎたびノート

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約4年ほど勤めた会社を辞め、世界を旅していきます。

ブエノスディアス、すぎけんです。

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クスコ最終日には周辺の観光地にも足を運んでみました。マラスの塩田、モライ、チンチェーロ、オリャンタイタンボ、ピサックを駆け足で周るツアーに参加し、料金は40ソル(約1,220円、昼食、入場料別)でした。レインボーマウンテン、水力発電所までの往復のミニバンを申し込んだところと同じ旅行会社を利用し、「これだけ使ってあげてるんだからもちろん安くなるよね?」と言ったらすんなり安くなりました。


朝7時頃ミニバンに乗って出発。まず向かうはチンチェーロという村です。



かつてインカ帝国の重要な要塞があったようですが現在は物静かな村という印象でした。白壁の教会の前が広場になっています。





ガイドに民芸品を売っているお店に連れて行かれます。織物はリャマやアルパカの毛が使われ、着色料の原料は野菜や植物など自然で採れるものを煮込んだ液体のようです。その生産過程をここでは見ることができました。ケミカルなものを使わずに自然のものだけで織物をつくる昔ながらの知恵が今も受け継がれています。



着色に使われる原料。これらを煮込みそれを混ぜたりしていろいろなバリエーションの色をつくりだします。



液体を染みこませ乾かした毛を今度はおばちゃんたちが糸にしていき、生地をつくり最終的に衣服などに仕上げていくようです。





普段見ることのできない織物づくりの作業場を数分ですが垣間見れたことは良かったです。ぜひ後世にもこういう伝統を絶やさず継承していってもらいたいなと思いました。


次に向かったのが個人的に期待度が高かったマラスの塩田。こちらはなかなか美しく秘境と呼ぶにふさわしい場所であると思います。



現在でも塩の採掘が行われています。この近隣で沸く温泉は塩分濃度が高く、棚田にまずそれを流し込みそれが蒸発すると真っ白な塩だけが残るようです。茶色のところは温泉の水を溜めたばかりということです。





塩をお土産として購入。1ソルから買うことができます。



現役の塩の生産地にも関わらずこれだけの絶景を見れたことにとても感動しました。地味だけど好きな場所です。


次にモライというミステリーサークルのようなところへ。



一見闘技場のようにも見えますがここでは新しい食物の品種を研究していた場所のようです。綺麗な円を描く当時の技術力の高さが凄いです。



昼食前最後はインカの遺跡オリャンタイタンボ。この日はたまたま祝日だったせいかお祭りがやっていました。





僕らは祭りには目もくれず遺跡観光です。このツアーは一つの場所に割ける時間が決まっていますからね。ちょっと気になったけど仕方ないですね。



休憩中の子たち。暑さでいやいややらされてる感が…。





観光客が登れる一番上まで来ました。対岸の山の建築物は食糧の倉庫として使われていたとのこと。



太陽の神殿と呼ばれる広場がありました。6つの巨大な石が置いてあります。





ガイドの説明によるとこの石は何のためにここに持ち運ばれたのかが未だにわかっていないらしい。よく見ると模様が入っていますがこれも謎みたいです。



安定のリャマ。本当どこにでもいます。



オリャンタイタンボを見終わり、ウルバンバという町で遅い昼食の時間。10ソル(約
305円)でバイキング食べ放題でした。ガイド良い店連れてってくれて感謝。



夕方、最後の観光地ピサック



モライで新種の食物の生産を実験し、パスしたものがここで本格的に栽培されるのだそう。



他にもピサックではミニ・マチュピチュと呼ばれるほどの山の上の遺跡もあるようでしたが時間が無く、またどこにあるかわからずこの段々畑のみ観光しました。


一日で計5ヶ所の観光地を駆け足で巡るという無理矢理詰め込んだようなツアーでしたがガイドも英語が通じ、丁寧だったので楽しく周ることができました。他のツアー客も若いチャラチャラした欧米人はいなく、年配の夫婦や家族連れだったので落ち着いてみることもできました。あまりここって若い人たちには人気ないのかな。


これにて計10日滞在したクスコ、マチュピチュ村を移動し、砂漠のオアシスのあるイカへと向かいます。