府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

府中の元気・杉村康之の 「ハッキリYES、ハッキリNO」

初めて議員になった時、びっくりしたことが3つ
一つは、議会なのに議員同士の議論がないこと
一つは、議会自らが条例をつくらないこと
一つは、審議の前に予算への賛否を聞かれたこと
二元代表制の地方議会では是々非々が筋
だから僕は「ハッキリYes! ハッキリNo!」



一般質問の録画動画がアップされましたので、お知らせします。

https://fuchu-city.stream.jfit.co.jp/?tpl=speaker_result&speaker_id=263
9/5(火)をご覧下さい。

「市長にお聞きします」と題して、来年の市長選を念頭におきながら、以下の6点を質問しました。ポイントを書きますが、ぜひ動画もご覧下さい。

ア)基地跡地がどんな価値を生むものにしたいか?
イ)中心市街地(府中駅周辺)でどんな価値生むエリアとしたいか?
ウ)市長と語る会、市長の手紙に対する想い、得られたものは?
エ)府中の魅力〜音楽のまちとしての考えは?
オ)農地の買取についての考えは?
カ)採択された陳情の扱い(例えば、公契約条例の制定)について



ウ)「市長の手紙」は、直近5年で1367通届いており、「すべてに市長自ら目を通している」そうです。すべてが市政に反映されているとは思いませんが、すべてを見ているという点は素晴らしいことだと思います。
エ)については、「市民の力も借りながら音楽の分野でも街を盛り上げていきたい」と、答弁。今年も府中4中や府中西高の合唱部の全国大会出場が決まっています。芸術劇場やウィーンとの交流など恵まれた環境を街づくりに生かしていきたいと思います。
オ)農地減少の根本原因は相続です(6月議会でもとりあげました)。市が農地の買い取って、農地として貸し出せば農地を守ることができる、という提案ですが、これについては「市財政への影響」という理由で消極的なようです。
カ)採択された陳情に関する市の対応状況を、当然議会に報告をすべきではないかと申し上げました。あらためて公の場で市長から「市として尊重し、適切に対応すべきもの」と答弁がありましたので、良しとしましょう。「公契約条例」についても対応がのんびりしていましたが、「条例制定に向け着実に取組」むとの明確な答弁があったので、承っておきました。

 さて、府中の経済、活性化という意味で、ア)イ)を聞きました。
 最近、市民の皆さんから、府中市の経済はこのままで大丈夫か? 市長は危機感がないのではないか? とのご心配の声を聞くことが多いので、この質問をしました。
 市長からは、基地跡地については、「市の発展に大きく影響する」場所であり、「多摩地域の拠点」としたい、との答弁。中心市街地については、「市全体の核として魅力と賑わいを創出するエリア」であり、「空き店舗の発生が課題」などと答弁されました。
 そこで、イ)については再度踏み込んで、先程の市民の皆さんの懸念の声を率直に市長にぶつけてみました。
すると市長からは「市の経済を懸念する声は耳にする。私も大きな課題と認識している」、そして「時機を逸することなく施策を展開したい」との答弁があったので、まずはよかったと思います。ただ、「コロナによる」とか「物価高騰が」などと仰っているので、一時的な問題だけではないのではないか、ということを、証券会社の撤退を例に挙げながら指摘しておきました。



 その後は、統計数字なども挙げて、担当部長に質疑しました。
 工業統計の製造品出荷額では毎年都内で断トツのトップです。これは東芝やNECの府中工場、及びその周辺の関連産業のおかげでしょう。また、競馬場や競艇場が府中にもたらした豊かさもはかりしれません。
 基地跡地はこれらの工場や施設に匹敵するほどの可能性を秘めていると思うので、ぜひ、戦略的に、様々な角度からあらゆる可能性を検討してほしいと述べました。

 新議場で、画像も鮮明になりましたので、詳しくはぜひ動画をご覧ください!






昨日、6月議会が閉会となりました。
選挙後、初の定例会でしたが、いろいろと異例なことがありました。9人の新人議員の方のみならず、私たちにも新鮮でした。

①倫理条例への宣誓をしない議員に法に基づかず理由を述べよと強要する(6/8)
②立憲議員が、れいわの新人議員を懲罰にかけるも、否決される(6/26)
③共産党議員が、参政党の新人議員に対して、発言の取り消しを求め、議長預かりとなる(6/26)

などなどですが、①については杉村も関係するので、別途ご報告します。


さて、②についてですが、これは
6/13に行われた、れいわ新選組の野口議員の一般質問が、無礼である、ということで、立憲民主党の前川議員が「懲罰動議」を出したものです。

懲罰とは、地方自治法に規定があり、問題があった議員に対して、戒告(注意)、陳謝、出席停止、除名のいずれかを科すものです。懲罰にかけるだけでも非常に重いものだと思いますが、今回は感情的になって軽々しく出したな、という印象でした。提出された文書には、発言のどの部分が「無礼な言葉」にあたるかの具体的な指摘もありませんでした。

私も問題の一般質問を聞いていました。質問内容は、新人とはいえ、稚拙でひとりよがりなかなりひどいものでしたが、法に違反するほど無礼な言葉があったとは思いませんでした。もしあれば、議長が注意するべきですがそれもありませんでした。
(市議会のサイトで動画が見られます)

その時の議場では、失笑は聞こえましたが特に問題にはされず、一人、前川議員だけが興奮し、涙声で、野口議員を批判していました(前川議員の一般質問の冒頭で)。その興奮から冷めやらぬまま、懲罰動議を提出してしまったんだろうと思います。

市議会動画配信(会議名⇒第二回定例会⇒6/13一般質問)
https://fuchu-city.stream.jfit.co.jp/


審議の結果は、前川氏が所属する市民フォーラムのメンバー以外は誰も賛成せず、動議が否決されました。あまりにも稚拙な懲罰騒ぎでした。政治は、感情に任せてやるものではありません。

さて、得したのは野口議員でしょう。
傍聴席はれいわの支援者で埋め尽くされ、勝った、勝ったと盛り上がっていました。ツイッターも盛り上がってましたね。
ただ、れいわの方の盛り上がりはわかりますが、野口さんが勘違いされることを危惧します。動議が否決されたのは、野口さんが○なのではなく、野口さんの酷さより、前川さんの酷さが上回っていたからにすぎません。

動議が否決はされましたが、「懲罰にはあたらないが、失礼な言動はあった。懲罰にかけられたということは受け止めてもらいたい」という意見はありました。動議に反対した議員のみんなの想いだったと思います。野口さんは弁明の中で「未熟だった」とも述べてました。それを言葉だけに終わらせなければ、エネルギーはあるので、よい議員になると思います。


選挙で議会の構成が変わり、1/3が新人となり、議長も非自民となり、異例なことが続き、あっという間の6月議会でしたが、いくつか続いてご報告いたします。今後ともよろしくお願いします。


※1枚めは委員会(隣も前も離れている)、2枚めは本会議(隣同士が近い)



一昨日9/8、基地跡地委員会

マスクをつけずに出席しました


理由は、国基準を上回る過剰な感染症対策を、議会が率先して改めなければいけないと思うからです。また不合理なルールを法によらずして押しつける行為はよくないと思うからです。マスクに効果がまったくないとか、単につけたくない、ということではありません。


○清水委員長とのやり取り

委員長:マスクをつけてください

杉村:発言するときはマスクします。

委員長:マスクをつけてください

杉村:つけません

委員長:なぜですか

杉村:国の基準で、距離が取れている場合はマスクをつけなくていいことになってますから。


そのまま、案件についての職員の説明

説明終了後、議会事務局からのメモ(対処方法などのアドバイスと思われる)を見てから、

委員長:議会のルールにより、マスクの着用が義務付けられておりますので、マスクをつけてください。

杉村:義務づけとは聞いたことありませんが


そこでまたそのまま、次の審議に入る。そして審議終了。


○最後に、傍聴していた議長が立ち、委員長を擁護する発言。

議長発言要旨:①マスク着用については、初日の本会議で議会運営委員長が「議会の感染症対策」を報告し、了承されている。②議長、委員長には権限がある。

杉村:議長が今ルールだと仰ったが、私は申合せ事項だと理解している。事務局に聴くが、(法的な)位置づけは何か?

議事課長:申合せ事項です

杉村発言要旨:申合せ事項だということです(拘束力はないという意味)。私は、本会議においては(隣との)距離が2mないので、発言してないときもマスクをしましたし、委員会で2m離れていても発言するときはマスクをしています。国の基準以上に配慮しています。国の基準と申合せ事項を両方とも参考にして、最後は自分で判断をしているので、問題はないと思います。


○まとめ

①については、申合せ事項であり、しかも全会派一致の申合せでもありません。拘束力がないのは明らかです。議長もそれを理解しているので、②の議長には権限があるということを言いたいのでしょう。いわば脅しです。


議長の言う権限は拡大解釈で、マスク云々に適用できるような根拠にはなりません。議長は今後②を全面に立てて、杉村にマスクをするよう迫ってくると思いますが、杉村の見解についてはその際に詳しくご説明させていただきます。