9月議会の前半が終わり、決算審議中です。18日火曜日、前半の各議案について採決が行われました。大きく採決がわかれた議案はありませんでしたが、注目の陳情について二つご報告します。
一つは、府中駅ロータリーの横断歩道の問題について。6月議会でも同趣旨の陳情があり、継続審議になってましたが、自民・公明・フォーラムが相談して9月には不採択にしようとしていたようです。それを陳情者が聞いたのか、今回内容を変更して再度出されました。横断歩道「等」の措置を求める、ということで幅をもたせた内容です。
自民も公明も、横断歩道は厳しいが、エスカレータの設置を検討してほしいなどと言って、採択を主張していました。市に遠慮してるんでしょう。市は、信号の設置は構造上難しい、と警察の主張を伝えるばかりです。
本会議の採決の際、私はあらためて横断歩道を設置するべきと意見をつけて採択を主張しました。
横断歩道設置の私の理由は、
①駅東側のにぎわいのため
②遠回りする不便さの解消
③そして、危険の解消
です。
今回はとくに③を主張しました。府中警察に確認しましたところ、一般的に道路を横断してはいけないのは、
・ななめ横断
・車両の直前直後の横断
・横断歩道付近
・横断禁止の看板があるところ
だそうです。付近とは20~30メートルというのが判例。府中駅に「わたるな危険」の表示がありますが、あれは横断禁止看板にはあたらず、単なる注意喚起だそうです。
というわけで、
ロータリーを横断しても
違反にはならない、
ということなのです。でもあの場所で横断歩道なしで渡るのは危険です。わたって万が一事故が起これば、市の責任が問われかねません。
結果は、全員一致で採択されました。ただ先程の流れなので、横断歩道がすぐにつくことにはならないかと思いますが、危険があり議会で明確な発言がある以上、ほおってはおけないだろうと思います。