昨日、自分が所属する厚生委員会があり、国民健康保険税の値上げに関する議案が出ました。
結論は、
賛成: 村木、佐藤(自民)、奈良崎(公明)、清水(市フォ)
反対: 杉村、服部(共)
委員長: 西村(公明)
で、4vs2の可決となりました。
内容
国民健康保険制度は年々財政が厳しくなっています。被保険者の高齢化などが原因です。制度は設立当初から財源の基本として半分を公費、半分を保険税でまかなうことになっていました。公費の一部は府中市が一般会計から繰入れていますが、府中市は他市よりも繰入れが多く、被保険者の税負担が少なめです。しかしこれまで国は負担割合を下げており、今後は府中市まで負担を下げようとしています。
この議案は、繰入を下げ、保険税を上げるというもの。しかも、20年後には繰入れをゼロにするまで年々引き下げていくという計画の中の第一歩です。繰入れがゼロになると税負担が倍になるという試算です。今の税額は平均で年間一人当たり7万5千円だが、繰入れがなくなると15万円になります。
これは平均額で、実際は非課税から年間50万円以上払う人までいます。この高額の場合で世帯となると、例えば4人家族で80万円以上になる計算だが、これが将来倍になったらどうなるか? とても払えたものではありません。
さらに、払えなくなった低所得者、高齢者の分をどこかで負担をしなければならないということだが、市からの繰入れも引き下げられれば、被保険者の中で多く払っている人たち、すなわち自営業者や個人事業主の皆さんに負担がシワ寄せられ、ますます払いが多くなるということです。
低所得者の分の負担は社会全体で背負うべきもので、一部の人たちに負わせるべきではありません。第一には国が負うべきものだが、国は削減してきています。市はそれに追随するのではなく少なくとも現状を維持するべきと思います。
自営業者や個人事業主の皆さん!!
もし数年後、やけに国保税が年々上がっていくなと感じたら、この議案に賛成した、自民党、公明党、市民フォーラム(社民党や立憲民主党)の人たちのせいですので、よく覚えておいてください。来年の選挙の材料の一つでもあります。