今回は少し前に読んだ短編もの、
百田尚樹さんの「幸福な生活」を
紹介します。
百田尚樹といえば、映画化された
「永遠の0」でヒットを飛ばした作家さん。
今回は永遠の0の歴史大作とは
全く違うテーマで、夫婦、恋愛、家族、
親子、会社など日常から話は展開して
行きます。
一見何の変哲もない生活を送っている
登場人物の影=秘密の部分を次第に
あぶり出し、「衝撃のラスト1行、その
ページをめくる勇気がありますか?」
というキャッチコピーの通り、どのお話も
最後の一行で自分の予想をバッサリ
裏切る結末が…。
タイトルだけでも紹介させていただきます。
・母の記憶・夜の訪問者・そっくりさん
・おとなしい妻・残りもの・豹変・生命保険
・痴漢・ブス談義・再会・賭けられた女
・雪女・ビデオレター・ママの魅力・淑女協定
・深夜の乗客・隠れた殺人・催眠術
・幸福な生活。
どうですか、題名だけでも面白そうですよね。
337ページに詰まった19のストーリー。
ついついラストが見たくなって、止まらなくなり
一気に読み終えてしまいます。
しかも長編ドラマを見終えたほどの
充実感ありです。
放送作家としての雑多な経験が現在の
百田作品を支えていると、同業の宮藤官九郎
さんも大絶賛。
全ての経験を肥やしにしている作家、
百田尚樹。
いろいろ楽しませて頂きながら、また勉強
させて頂きました。
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