学校での居場所のなさ | しるくらし。

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学校へ行かない選択。
子どもとの関わりなど。

発達や生きづらさの話しなど。

名古屋市内にて不登校の親の会を開いています。

対話、安心できる温かい場にしていきたいです。

小1の息子と久しぶりに在籍小学校へ行ってきた。

 

小学校入学後まもなく行き渋るようになり、

そのまま学校外の居場所で過ごしている。


夏休み前までは本人はとても不安定でしたが、

夏休み明けくらいから落ち着いて過ごしています。



 

放課後等デイサービス、行政のフリースクール、民間フリースクール等々。

 

本人の学びたい意欲は大きいので、

面白そうなイベントや市がやってるワークショップ、

体験授業とか、外にでていろんな人と関わり、

様々な体験ができるようにしている。

 

 

教科学習(いわゆる学校でやる教科書に沿ったお勉強)は

積極的には行っていない。

 

 

夏休み明けに本人から

「学校行ってみようかな~」って言葉があり、

その際に一度行ったっきりで、約4か月ぶりの在籍校訪問。

 

本人によると、

・授業は嫌だから休憩時間に行きたいとのこと。

・クラスのみんなが自分のことを心配してるだろうから

様子を見に(見せに)行く。

 

ってことで

(私たちの間ではミッションと呼んで面白がっているww)

2時間目と3時間目の間の休憩時間に、

現在の在籍級(普通級)へ行った。

 

10時25分チャイムと同時に教室に入った。

 

 

本人はドキドキした様子。


今回いつもと違ったのは、

前回や今までのように、クラスの子どもたちがどどど~~っと寄ってこなかったことかなぁ。

 

「あっ、○○くんだ!」

「どうしたの?」

「なんで来たの?」

「なんでずっと来てないの?」

一部の集まってきた子ども達からの思い思いの言葉。

 

そんなことがありつつ、教室に入っていく我が子。

 

 

本人は、委縮した感じはあまりなかった。

誰かと絡みたい、遊びたい感じだった。


「お年玉いくらもらった?」

これは行く前からクラスの子に聞いてみたかった質問。

それもしていたなぁ。


 

で、時間割がちょうど休憩時間の後は体育だったみたいで、

みんなお着替えしないといけなっくて、

正直うちの子にかまってられない、って感じだった。

 

ひとりだけゆっくりマイペースに着替えてる子がいて、息子と絡んでいた。

 

 

そのあとは「次は体育だから一緒に走る?」

って担任に聞かれて、

本人は走るって言ってたんだけど、まずは外の寒さ、それとやったことない準備体操がはじまり、

「中入る」といって体育は参加せず。

 

私はひたすら付き人のように黒子のように彼を追ってただけ(に徹した)

本人が決めればいいや~、ってのが強かったから。

私が決めることは何もないなぁ、と思う。

 

 

 

でそのあとは、来年度からの在籍が決まっている

支援級へ行った。

見学体験という形で過ごした。

 

 

まぁ、ここでも正直彼には合ってないなぁ、と思った。

在籍級も居場所がなかったし、

支援級もなんか違う。


そこにたまたま居合わせ教頭は、私たちに目も合わせず退室した。

なんで子どもにも挨拶しないんだろう?

 

正門から入る際にインターホンで入るけど、

誰も職員室から出てこないし、声もかけられない。

教頭も校長もそこにいるんだけどね。


 

 

彼が自分の花を咲かせる学びの場所としては、

正直学校は合ってない、と実感した今日。

 

 

幼稚園では集団の中で一斉教育の中で過ごし、

それが小学校移行で学校を嫌がるようになった。

 

そこが彼が安心して過ごせる場ではないら、

どこでだったら彼が安心してのびのび過ごせるだろうと探した。

 

どこでなら、どういう環境でなら彼が学びたいと思える環境なのか。

 

私の仕事もある。

私は仕事も大事、子どもも大事。

物理的に送迎などのことも考えないといけない。

 

そんなこんなで、送迎付きの放課後等デイサービスや、

きょうだい達と同じフリースクールなどで過ごしている。

 

 

今の彼にとって、在籍学校のなかには居場所がない。

今現在の仕組みだと子どもが学校に合わせないと、はみ出てしまう子はそこに居られない

(もちろん学校により様々。校長の采配によるところも大きい。)

我が家は学校運はなかった。

 

あまりにも選択がない。

 

普通級の中でみなと同じように過ごすか、

支援級で皆と同じように過ごすか。

個別での対応は一切ない。

正直期待もない、今の時点では。


いい意味で諦めはつくが。

 

 

これから彼本人がどういう選択をするかは分からない。

 

今日の感覚で何を感じたのか。


また行きたいと言えば応援する。全力で。

行きたいから付き添ってと言えば、仕事の都合がつく限りついていく。

 

学校の話が出てこなければ

私から行くことを進めることもないだろうし、

「いつ行く?」って聞くこともないだろうなぁ。

 

 

私が感じたことはこんな感じだけど、

本人はまた違う感想かもしれない。

 

何を受け取っただろう。