家族会議 | しるくらし。

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学校へ行かない選択。
子どもとの関わりなど。

発達や生きづらさの話しなど。

名古屋市内にて不登校の親の会を開いています。

対話、安心できる温かい場にしていきたいです。

長男が学校へ行かなくなった当時、

8年くらい前なのだけど、

 

’学校へは行くものっていう価値観’

じゃない価値観を自分に入れたくて

 

そういう人のところへ、

色々と話を聞きに行ったり、

勉強したりしてました。

 

その中で知ったのが学級経営、クラス会議というものでした。

 

アドラー心理学を少しかじりかけたとこだったので、そことの相性も良かったので。

 

そこから民主的な関係ってなんだろ?

そもそも民主主義って?

っていう、今まで全く考えたこともなかったり、

知ろうともしなかったことと出会いました。

 

子が学校へ行かない選択をしていなかったら、

今でも何も知らないままだっただったかもしれません。


 

そこからそれについてもっともっと深く知りたくて、

何より家族といい関係になりたくて

学び続けている中で、

家族会議っていうものに出合いました。

 

 

やりはじめて5年くらい?は経つのだけど、

なんせ初めてだらけでなかなかうまくいかないんですね。

自分自身、対話なんて全く経験せずに来たし、

民主的な関係なんてこれまで学んでも経験もしてないのだから。

 

試行錯誤しながら数年経ち、

子どもたちにも私自身にも形としては浸透はしてきたのだけど、なかなか難しいなぁと感じていました。

 

目的としては、

何かを決める、解決ではなく、

安心の場所、

聴いてもらえる安心感、

人の話を尊重して聴く事、

ここに居ていいんだと思える、

私は何を感じても何を言ってもいい、

一員であるという感覚

貢献感

など。

 

それが形だけになってしまってました。

 

とりあえず週一で開催して、

意見出し合って、

どちらかというと議論の場になっていました。

 

 どうしたらいいかわからず、

とりあえずの、形だけの家族会議を継続して行ってました。

 

 

 

で、昨日の会議、

いつものように議題があり、

それに関して話していたのですが、

娘、なかなか言葉が出てこない。

 

ようやく出てきた言葉とともに涙も。

ぽつりぽつり、振り絞るように言葉が。

 

娘は最近参加してないことが多く、

少し気にはなってたのですが。

(家族会議は参加の意思決定は本人にお任せです)

 


ここで話すと何か言われそう、

安心して話せなかった。

会議で発言してないと言われたけど、何も考えてないのじゃなくて自分だっていろいろめっちゃ考えてる。

けど、それを言ったら逆になんか言われたり、責められたりしそうで結局何も言えない。

 

ということを話してくれました。

 

 

そしてそれに対して

私はとても感動したんです。

感謝の気持ちを伝えました。

 

彼女が想いをここに出してくれたことに対して尊敬の気持ちがありました。

怖い中勇気をもって自分の言葉で自分の想いをここに出してくれたこと。

 

 

そしてきょうだい達も、

その時感じたことを

それぞれが口にしました。

 

子どもたちも私自身も、

試行錯誤しながら、

今聴く事とか、自分の想いを聴いてもらうとか、実践中です。

 

とても心が動いた時間でした。

 

家族間で自分を開いていくことができるのは

とてもありがたいことだとも感じました。

 

ここで練習して

自分も人も大切にできる人でありたいし、

子どもたちもなっていければいいなぁと思うんです。

 

 

忘れないようにここに。