惑う星 | toeの占星術的視点

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私は1999から西洋占星術に関わっています。リーディングでは、その経験の中で見えてきた各テキストの解釈の裏にある共通点のようなものを大切にしています。このブログでは、その視点による占星術の記事を紹介していきます。



古より、私たちは自然現象から世界を読み取ろうと挑み続けました




先人たちは夜空を観測し、他の星とは違う動きをする『惑う動きをする星』に目を留めます




それが惑星です




英名のプラネットも、ギリシャ語のプラネテス『さまよう者』『放浪者』を語源にしています




近代以前は

太陽
水星
金星
火星
木星
土星
が、惑星とされていました




これは地球中心にした視点で、占星術的な視点とも言えます




太陽が中心となる宇宙観が成立すると、太陽と月は惑星から外され、地球が惑星に加わります




トランスサタニアンや、小惑星、カイパーベルトの発見で、今や惑星という定義は天体観測には適さないように思えます




何故なら惑星とは『惑う動きをする星』であり、その名称からして『地球からの見た目』によって成立しているからです




『天動説を背景にした宇宙観』が惑星という名前を必要としたのです




ちなみに惑星が他の星と違う動きをするのは?

説明は要りませんね