スキー用語22-1「外傾」「内傾」「内倒」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

パラレルターンの質をより高める為に
外足加重の割合を増やす必要があります

なぜならば
内足加重で外足が軽い状態でも
ある程度の斜面までなら滑れない事は
ないのですが
それだけでは滑れる状況が
限られてきてしまうからです



外足が軽い滑りと言うのは
深雪 悪雪 コブ ハイスピード 急斜面 クラスト

といった状況にとても弱いのです

内足加重でも滑れる範囲としては
圧雪された綺麗なバーンの
中斜度 中速 中回りまででしょう

スキーヤーが出会う状況というのは
それだけではありません

いろいろな斜面状況に合わせて
滑れるようになれば
更に行動範囲が広がって
更に楽しい世界へ行く事ができます




さて、そこで必要になるのが
「外傾」姿勢です

作り方は
まず斜面に於いて 斜滑降方向に立ちます
(センターに重心がある状態)
その後山足を持ち上げると
重心が谷側に移動し、
この姿勢が現れてきます


コツは谷側の肩や外手を下げ、
斜面と平行になるように意識することです

するとシーソーの要領で 低くなった方が
重くなり、谷足(前のターンの外足)
加重が強まるわけです


別名 くの字 弓なり

外手は37にて後述します

{F2FD45C8-36FA-4F5A-AEFD-01C8654D231F:01}



時計の1時頃からこの姿勢が作れると
早い段階から外板に体重が伝わり、
ターンが上手く行くようになります


しかし過度にやり過ぎると
本当のくの字になって 体重が山足に乗り、
本末転倒になるので
適度な角度に留めましょう^o^



ちなみに
右谷足の時 右肩を下げるのを右外傾
左谷足の時 左肩を下げるのを左外傾
と呼んだりもします










↑過度な外傾~外傾~内傾~内倒

次に続きます

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