スキー用語58「吸収」「プレジャン」 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

前回 吸収動作の話が出ました
もう少し細かく説明しますと

まずポジションですが
足裏は つま先がやや上がる位のカカト加重
スネは ブーツのベロに軽く触れる程度で
腰高
上体は 背筋を張ってかなり起こし、
手をキョンシーのように突き出す
目線はとにかく遠くを見る

と言った形になります
普通の整地を滑る時より
フトコロを大きく空かせるのが目的です



何故かと言えば
出っ張りを吸収するとモモが曲がり、
ヒザが上がってくるのですが、
この時 前屈みだとヒザの上がる余地が無く
吸収が不十分になるからです

ポジションが良ければ
ヒザが受けたショックは空中に抜けますが
前傾過多だと胴体で受ける形に
なってしまうのです

別名 食らう 受ける やられる



吸収動作のみを練習するには
ターンを伴わない
人工ウェーブ、天然ウェーブ、
また 不整地斜滑降や
不整地大回りなどが最適です


ウェーブについては後述します


横から見て モモが水平になる位に
曲げられると良いのですが
うまくいかない方は体が硬いからですので
スクワットやモモ上げなどして
股関節周りがよく動くように
すると良いでしょう


オフトレには自転車や登山がオススメです


吸収は別名
ヒザの抱え込み モモを畳む
脚部の曲げ伸ばし
脚部の屈曲伸展 サスペンション サス
とも言います


ショックを受けてからでは遅いので
事前によく地形を見て
受ける寸前に身を引くのが
コツですょo(^_-)O

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「プレジャン」とは
プレジャンプと言う英語の略であり、
直訳すると“予め跳ぶ”

凹凸で発射しないようにする
テクニックの一つで、
要領は切れ落ちている所(リップ)の
手前でわざとジャンプして
飛距離を抑えるようにします

コブ、ウェーブ、斜面変化などで
使えますので
合わせて練習して行きましょう


別名 チョイ跳び 飛び越え


次回は59「順捻り」「逆捻り」です
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