木無山 スキー・偵察 | スキーと登山 髙波太一ブログ

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山とスキーのいろいろ

240114

福井・木無山の雪を見に


絶賛延伸中の中部縦貫道を掠めて

名古屋から2時間 九頭竜ダムから分かれ

石徹白いとしろ川のほとり


福井和泉スキー場Pに駐車¥1000前払い

平日無料 トイレ売店自販機有

白くはげた雪崩地形は1121ピーク東面


少し車道を戻って林道入口590m

シールは朝から着けておくと楽ですね

ブーツは緩めてウォークモードに

板は何でも良いですがパウダーリング付きの

ストックは必須です


ベンチレーション付きのスキーウェアを

着たり脱いだりして体温調節

肌着はヒートテックとワークマンのタイツ、

防寒パンツ、ウール厚手の山用靴下

控えでユニクロのウルトラライトダウンも

入れておきましょう


10:40  発 2℃75% 積雪100cm

長倉谷に沿って

地名にクラと付くのは崖、急峻の意


板を履いて足首ラッセル

底突きに前日の乾雪が乗って快適♪


トップが潜らないようカカト荷重で

雪を跳ね上げずなるべく板は引き摺るように


先に出した板の化粧面を後ろの板が

オーバーラップするように踏み出すと

少し楽が出来ます


11:00 南南東尾根取付き

出だしの崖とブッシュがあらわ

ヤマップやジオグラフィカで位置を確認

スマホにはミニホッカイロを貼っておきます


純白の木々に雪上がりの青空は

なんと美しいことでしょう✨


熊棚もありました

意外と細い木に登るのですよね


11:25 砂防堰堤715m 前坂国有林の標


11:35 橋735m ここから左岸へ


日向は気温が上がり湿雪に

スタート付近でシールを濡らしたのがいけない

水分が凍結した所にダンゴが出来まくり

ストックで叩いて落としましょう

又はストックの握りでゴリゴリ


11:50 1162へ上がる尾根


12:05 林道終点790m 積雪120cm

t=01:25 ちょうどお昼


モンベルの直飲みテルモスを持ってきたものの

保温性無くて使えませんでした ピクニック用

スコップで掘りゴタツを作ると足が楽

熊の尻皮を腰に下げておくと雪でも座れます


12:35 発


ピークは右岸なので下って渡渉点を探索


丁度良く飛び石がありました

板を履いていてもツボ足で歩く感覚で

体重を移して行きましょう

浅いのでストックでバランスが取れますね


100mほど沢沿いに北上すると南東尾根取付き

比較的ゆるく登りやすそうな斜面

今回はここまで 800m


13:10 往路下山


解けて水を含んだ真綿のようになった雪

除雪抵抗が大きく重力だけだと

落下(滑走)が始まりません


こんな時の推進系

内腰骨・内脚を中心に

外腰・外脚を順ひねり(ローテーション)して

自分で推進力を生み出します


トップが沈むので後傾にしてウィリー


斜度がある場合は外脚を内旋させ

迎え角を作りプルークを保ちましょう

足首のひねりが雪に負けると強制的に

パラレルにされスピードが出ます


斜滑降中の制動は万能‼️谷開きシュテムで

急斜面では重力に従い谷足を開くのが楽です


如何に楽に滑り 効率よく体力を残すか

斜度と雪質に合わせた適切な技術の選択が

肝要と言えますね


山での実践経験とゲレンデ(練習場)での

基礎的な確認、実験、仮説の試行・検証

これらの交互繰り返しが技術を高めてくれます



13:45 渡渉から登りっ返して再び林道終点

シール剥がしてカカトを解除

ここからはクロカンスキーで

推進滑走、ダイアゴナル

ヘアピンカーブは縦降りにチャレンジ、

シリセード


日陰は0℃が保たれていて乾雪快適滑走♪♪

スイーッと滑って

14:15 スタート地点

t=0:30 めちゃおもしかったー(´∀`)


レストランでゆっくりしたら時間もあるので

クワッド券¥600 ロマンス券¥300

中斜多め 日陰はアイス

一番上のpowderエリアコースは野趣に富み

なかなか遊べる所


15:50 ゲレンデトップより 901m

ここからも行けそうですね


雪が降ったらまた来ましょう⛄️雪乞い‼️


スキー指導員 髙波太一