らぁ麺 すぎ本＠青葉台
約1年7か月ぶり「らぁ麺 すぎ本」に再訪問しました。
2013年12月15日中野区鷺ノ宮駅近くの路地裏で創業した首都圏を代表する清湯の人気店「らぁ麺 すぎ本」が2020年7月19日で移転のため閉店し、2020年8月21日横浜市青葉区に移転オープン。
店主の杉本氏は「支那そばや」出身で約4年間修業して独立。
支那そばやイズムをしっかり受け継ぎつつ味も現状に満足せず年々進化させ、昔は製麺所の麺を使用してたが2018年より支那そばやと同じく自家製麺に切り替えるなど自分の色を出していった。
横浜のラーメン店に変わっても行列が絶えない人気店は変わらず近年はTVにも出演するなど知名度もグンと上がりましたが、2022年4月4日からメニューをリニューアルする為休業し、4月23日より新たな醤油らぁ麺と塩らぁ麺に変わり営業再開。
杉本氏はリニューアル前にSNSで「ずっと頭にあった理想のラーメンを提供するために今回、丼・レンゲを一から作り、麺・スープ・具材や量など、すべて見直しました。師匠である佐野実がやっていたことを現在の技術や食材で“僕なり”に表現していきたいと思っております。 最近流行りのラーメンとは大きく違う感じになりますが、ぜひ楽しんでいただければと思います。」と言われてます。
前回醤油らぁ麺を食べたので塩らぁ麺を食べにすぐにでも行こうと考えてたけど気付けば1年半位経ってた…
昼より夜のほうが空いてるんじゃないかと前回行ってみたら並びがなく空いてたので今回も20時頃に到着すると並びはなく席にすぐ着けました。
それでもコンスタントに入ってきて先客4後客5と8割位の席は埋まっていた。
厨房に杉本氏と男性スタッフ1人とホールメインの男性スタッフ1人の3人体制で切り盛り。
券売機。
メニューは変わらず、醤油らぁ麺1300円・塩らぁ麺1300円・醤油ワンタンらぁ麺1600円・塩ワンタンらぁ麺1600円・醤油特製らぁ麺1800円・塩特製らぁ麺1800円・らぁ麺大盛300円・名古屋コーチン味付玉子200円・ワンタン（2個）150円・チャーシュー400円・特製500円・メンマ100円・海苔（5枚）100円・名古屋コーチン玉子かけご飯350円・チャーシューご飯350円など。
流石に値上がりしてるとは思ってたけどデフォルトが1300円になり、具やサイドメニューなどほぼ値上がりしてました。
注文したのは「塩らぁ麺」￥1300＋「名古屋コーチン玉子かけご飯」￥350
塩らぁ麺と名古屋コーチン玉子かけご飯を。
ルックスは鷺ノ宮時代の「塩らぁ麺」とスープの色合いこそ似てるけど醤油らぁ麺同様昔の支那そばやの塩に似て、リニューアル後はスープの量が360ccから500ccに増量されなみなみと入ってます。
スープは清湯塩味。
うわぁ～！！激ウマっ！！！超絶にウマい☆
出汁は醤油らぁ麺と変わらず鶏・豚の動物出汁に節類・煮干しの魚介出汁に昆布と香味野菜で炊いたスープの模様で、素材は余り変わってないと思われますがリニューアル前はバランスを重視して絶妙に旨味を重ねていった分厚い旨味という印象でしたが、リニューアル後は旨味の出方や継続性は近い感覚ながらシャープになり少し多重層の旨味が削ぎ落しつつ濃密な出汁になった印象。
出汁も素晴らしかったけど塩ダレが相当良く、キレを感じさせ塩味が絶妙にビシッと立ちつつ出汁よりも前に出過ぎないラインに抑えており、本当出汁も塩ダレも両方突出したバランスに仕上がってます。
麺は自家製の中細ストレート。
やや太く平たい形状をした中細麺を使用し、喉ごしの良い滑らかな麺肌に小麦密度が高い風味の時点で酔いしれてしまうけど、しなやかな食感と軽快な歯切れの良さも素晴らしくハイレベルの自家製麺としか言えないです。
麺量は25g増やして175gになったのでボリュームもなかなかありますね。
具は焼豚チャーシュー・豚肩ロース煮豚チャーシュー・メンマ・青菜・微塵切り白ネギ・揚げネギ。
チャーシューはレア鶏チャーシューを排除してガリシア栗豚の肩ロース煮豚と豚肉モモの焼豚2種類になり焼豚チャーシューは適度に歯ごたえを残し、旨味はギュッと凝縮されジューシーで美味！
煮豚チャーシューは柔らかく旨味もよく詰まり味付けもしっかり施され美味！
前回食べて衝撃的に旨かった名古屋コーチン玉子かけご飯はオーソドックスな玉子かけご飯ではなく、ご飯の上に節類が散りばめられ中央に名古屋コーチンの生卵が鎮座し左に卵ペーストが添えられてます。
卵ペーストとタレの味付けが好みで、やはり過去に食べてきた玉子かけご飯を入れても1番かもしれない。
塩らぁ麺めちゃくちゃ美味かった☆
醤油らぁ麺より塩らぁ麺のほうが好みかもしれない。
次はどちらを食べようか悩むことになりそう。
