皆の衆、久しぶりじゃな!
ワシじゃよ、妖怪村の村長・木ノ下村長じゃよ!!
妖怪村では大変なことがあったが今はだいぶ落ち着いたようじゃ、孫の木ノ下河童も新しい村長として立派にやってくれておるぞ!
というわけで、村長の座を降りて暇になり、老後をすることもなく過ごしてしまいそうなワシといっちょ舞台をプレイバックしてみようと思うんじゃ!!
今回、妖怪村の伝統的な舞を最初に見てもろうたんじゃが、どうじゃったかな?
人間界ではジンギスカンという名前で一世風靡したみたいじゃがあれは元々妖怪村に伝わる神をたたえる舞なんじゃよ!
ジンギスカンという言葉は妖怪語で『変わらぬ愛』という意味があるんじゃ。
ハイテンションに見えて、男女の甘い恋愛事情を歌った歌なんじゃな〜〜ワシもばぁさんのことを思い出してしもうたわい。
825歳という若さで先立たれたからのぅ〜
孫も久しぶりに踊ったみたいで喜んでおったなぁ〜〜〜その後に酒を飲み過ぎて大変なことになったのじゃがな!またムカムカしてきた・・まぁええとしよう。
んん、どうしたんじゃろうか・・
頭が割れるように痛い・・どんどん顔が濃くなってくる・・これ以上濃くなってしもうたらほとんど顔が影だけになってしまぅう・・・うぅ・・・うぎゃーーーー!!!
はっはっは!!!!また我を呼び覚ましたのか、あれほど痛い目にあったと言うのにまだこりないようだなぁ。
ん、誰かって?私だよ大の魔神だよ!!子供が言うこと聞かないときは呼ぶといい。必ず泣くから。
しかし、結局この老いぼれじじぃの体の中からでれなくなってしまったのだが、こいつの孫の河童はさすが我を倒したほどの男。
なかなか見込みがある妖怪であったわ。
妖怪達の戦いの中では特に座敷わらしのやつを近くで見た時が1番ダメージが大きかった気がするわぃ。あのブスのせいで一気に弱まってしまったわい。
しかしやつらが最後にワシを封印しようと一致団結した力は見事じゃった・・
うぅ・・また頭が・・・
うぅぅうううーーぎっっ!!!!
・・・ん、んん〜〜またワシ何かしとったかのぅ。最近たまにあるんじゃが相変わらず全然覚えとらん。年かのぅ。
おっ、また来年の祭りに向けて準備せねばいかんのぅ!!
ワシはこれで帰るが、次回はワシの孫の木ノ下河童が色々と話しを聞かせてくれるそうじゃぞ!!
それじゃおぬしら、また遊びに来たくなったらいつでも妖怪村によってみればいい、それじゃあのぅ〜!!
かっぱ、かっぱ、かっぱ〜〜〜〜
*じいさんの語ることにはフィクションがふんだんに含まれてます。真に受けず気分転換がてらに聞き流してください。