2015年初の"おまいう" | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

年始元日から2日間の出勤を終え

3日(土)~6日(火)と、人とズレた間隔での正月休みでした。

世間が正月ムードの時に仕事をし、

世間が仕事始めムードの時に休み、

世間と同じがいいのか、

それとも世間と違うことがいいのか

優越感と孤独感の狭間を彷徨いながら

先月買ったFF13 LIGHTNING RETURNSに明け暮れた年末年始でした。

どうも、トトです。


先日、だいぶ遅れた大掃除という名の断捨離を経て

8年住んだ部屋も、多少はスッキリしました。

やっぱり8年、9年と

決して広くもない、物価だけが高い都内で一人暮らしをすると

どんどん物が増えていくってのは

都内で一人暮らししたことがある人なら、誰でも経験するところでしょう。

自分の場合は

ここ数年で爆発的に増えたCD&マーチの保管場所確保に四苦八苦。

断捨離のおかげで、今は見えないところに入ってます。

パッと見で視界に入らないだけで、確かに存在はしてますが(笑

今年も際限なく増えそうだしなぁ


と、いう近況という名の前フリはここまでにして。

今回、不意に記事をUPしようと思ったキッカケはこれ↓


2014年 激ロック年間ベスト!


こちらですね。

自分がライブに行き始め、 音楽というものに興味を持ち始めてから

何かとお世話になっている激ロック

そこのDJやライターさんによる年間ランキングですね。

ランキングを見るに、やはり所々に入っているIssues

さすがの強さを感じたり

ひっそりとFail EmotionsDaylight が入ってることに 小さな喜びを感じたり

個々のランキング自体は見てて、興味深くも面白いです。

ただ、楽しむだけでなく

わざわざ記事に起こしたワケですが。


今回ツッコミたいのは『WORST INCIDENT』の項目。

昨年の音楽シーンにおいてよろしくなかったことを挙げるのだろうが


洋楽離れの進行


ハイ

ここのブログでも何度も何度も言ってきたことだし

世間の音楽メディアでも幾度となく取り上げられてきたことですね。

中でも『"若者の"洋楽離れ』は最たるもので

最近の若いもんは…

なんて、中年でなくても言いたくなる状況ですね。

そのこと自体はホントに由々しき事態だし

何とかしなきゃいかんし、何とかならんもんかとも思うんだけど

それ、あなたたちが言っちゃう?


ってのが、今回ツッコミポイントです。

そんな疑問を抱いてしまうにも理由があって。

まず


フリーマガジン内での洋楽記事の減少


これ、ホンットに減ったと思うんだよなぁ。

確かに国内のラウド勢も今や飽和状態にあるくらい増えてるけどさぁ…

前ほどとは言わずとも、せめて半分くらいは洋楽にしてもいいんじゃないかと。

以前は、配布時期に合わせてタワレコはしごしたほどだけど

今は別に逃したっていいや、って思っちゃってるもんな実際。

激ロックマガジンは別に入手できなくてもいいけど

AP JAPANは逃したくない、ってのが現状です。


でもって

ツッコミたかった理由の大半を占めてるのが


激ロックツアーの激減


自分がライブに行き始めたとき、

年間の激ロックツアーの開催数もそこそこあったように思う。

ライブに行ったときにもらうフライヤーや、

タワレコ等のCDショップ各店で見かける広告等々にも

激ロックツアーのフライヤーを見かけることも多かった気がする。

少なくとも3~4年前までは自分も年に何度か行かせてもらってたし

行ってなくても、こんなの来てたよねーってが少なくとも3つ4つあった気がする。

2014年は? DangerkidsEskimo Callboy くらいしか思い出せねーし

2013年は? Fail Emotions しか思い出せねーよ。

下火とはいえ、パンク系なんてもう激ロックで何年呼んでねーんだよ?

ここ数年は、海外組を招致する激ロック"ツアー"自体が減少傾向にあり

いつしか激ロックでの海外組招致にも

ほとんど期待なんてしなくなりました。

それに反比例して爆増したのが"DJイベント"

激ロックに限らず、DJイベントって行ったことがないので

あまり大口は叩けないのだけども、"行かない理由"もちゃんとあって。

『DJイベにお金や時間をかけるなら、それをライブに費やしたい』

自分の好きなバンド、好きな曲が流れる空間って良いと思うんだ。

でも、それって言っても圧縮された"音源"じゃん?

バンドがライブで鳴らす"生音"や"生声"じゃないじゃん?

選曲だって、DJのさじ加減ひとつでどうとでもなるワケだし。

オレは人が、バンドが作り出す生の"ライブ"が味わいたいのであって、

外に出てまで"音源"を聴きに行きたいワケじゃないんよ。

音源聴きたいなら、家で、出先でiPodで聴くわって話で。

そんなことよりさ

若者の、日本人の洋楽離れを危惧するんだったら

海外からホントのバンドを呼んだ方がよほど効果的だと思うんだよ。

生のライブで得られるもの、ライブが良いことなんて

プロモーターもこなす激ロック側が、客より遥かにわかってるでしょうよ。

DJで洋楽を流すことで、それをキッカケに… って言うなら

そもそもツアーでも転換中にやってたじゃん、っていう。

モニターとかスクリーンに、流れてる曲のバンド名とかも出てたし

十分だろ、それで。

オレだって、この曲かっこいいって思って、そこからケータイにメモって

終わったあとに調べたバンドだって数多くあるわ。

って、個人的には思うワケです。

マガジンの記事に、明らかに洋楽記事が減ってて

海外勢を招致してた激ロック"ツアー"も減ってて

情報を発信する側が、洋楽を取り扱うこと自体が減ってるのに

洋楽離れガー、若者ガー

とか言えんの?って思うんだけど、どうだろう?

その中で、やっぱりムラオカさんだけは他とは違って


邦ラウドロック・シーン徐々に迷走。
新人バンドの小粒化止まらず。
洋ラウドロック・シーン牽引役相変わらず不在。
拡大中に見えるラウドロック・シーンだが、
実はシーン崩壊へのカウントダウンが始まっているのかもしれない。



言わんとしてることもわかる気がする。

先も言った通り、邦楽ラウド勢も飽和状態。

数は一丁前だけど、ホントに数だけで一歩抜け出す魅力に欠ける

洋楽ラウドの牽引役ってのも、最近のバンドで考えると難しいけど

確かに横並び感はあるし、敢えて挙げれば

ここのランキングでも複数名前が挙がったIssues か?

Of Mice & Men なんかも、人気・知名度的にはもうかなり上じゃない?

良いバンドは出てくるけど、そこから突き抜けるようなのは少ないのかな

って印象。

まぁ、でもそんなこと言ったら

リスナー関係なしに、現代の音楽シーンがそもそも…

ってこともあるかもしれないけどなぁ。

加えて、今のバンドってみんな仲良いじゃん。

昔で言うMetallica / Megadeth とか

Likin Park / Limp Bizkit とかってワケじゃないけどさ

対立、っていうのも語弊はあるけど

バンド間の対抗意識?みたいなのって、以前よりも薄れてると思うんだよ。

対抗意識はあっても、どこか和気藹々、みたいな?

いや、もうホント言葉足らず、良い表現が思いつかなくて申し訳ないんだけど。

なにくそ精神が少ないから抜け出さない。抜け出せない。

こっちはこっち、あっちはあっち

言うほど他を意識してないから?ってのだとか。

バンド間の仲が良いに越したことはないけど

それによるなぁなぁ感もあるんじゃないのかって。


そこに加えてリスナーの問題ですよ。

なんか最近の子って

音楽を聴くってっても、聴き方や探し方がわからない

ってのをどっかで見た。

そこから教えなきゃダメかよ… つか、教えることか?それ

たぶんね、

あるひとつの"バンド"が好きなんじゃなくて

ましてバンドの特定の"メンバー(人)"が好きなんじゃなくて

いくつか好きなバンドいるけど、特に好きなバンドひとつふたつが突出してるとかじゃなくて

"音楽"が好きで、こういう激ロックやAPをチェックしてるような人たちは

問題ないと思うんだ。

問題は、

その特定の"バンド"や"メンバー(人)"が特に好きだっていう

半ば信者認定されても文句言えないような形で好きだって言ってる人たち?

探し方がわからないってか、単に視野が狭いだけなんじゃねーの?

若い古いに関わらず、

現代人って"(自分で)調べる"ってこと、ホントにしないよな。

バンドが好きなら、そのバンドが対バンするバンドとか

出てるイベントとかチェックすれば

関連性のあるバンドなんざゴロゴロ出てくるし。

人が好きなら、それこそバンドと同じで

その人が好きだって言ってるミュージシャンでもバンドでも

影響受けた人でもバンドでも

いくらでも出てくんじゃん。

おまえらの好きなTwitterだけにしたって

バンドにしろ、メンバーにしろ

情報出しまくりなんだし、上手いこと活用しろよっていう。

仮にそれすら面倒臭がるようなら

ずっと狭い世界で 好きなバンドだけ見て、好きな人だけ追いかけて

自称"音楽好き"を恥ずかしげもなく前面に出して語っていればいい


そんな音楽シーン

そんなリスナーが跋扈してたら

そりゃ日本で洋楽なんて廃れる一方だけど

発信する側が、発信するべき情報を出さないで嘆いたって

しょうがないだろって。

実際問題、 海外のバンド呼ぶことってすげー大変だと思うよ。

金もかかるし、来日中のバンドの面倒も見なきゃだし。

インタビューにしたって、実際はメールとかSNSとかの

ネット上のやりとりが多いのかもしれないけど

それならそれで、シカトされたら終わりだしね。

海外のバンドや人とコンタクト取るのってすごく大変だと思うんだ。

それでも、 若者や日本人の洋楽離れを嘆くようなら

そうならないような情報の発信って必要不可欠だと思うワケです。


そんな状況にもめげず ICE GRILL$なんて絶えず呼んでくれてるよ。

State ChampsThe Story So FarChunk! No, Captain Chunk ...etc

次世代を牽引するかのようなバンドの国内盤輸入盤問わずのCDリリースや情報

招致活動、絶やさないよ。


どんなにチケットが売れなくても、マーチが売れなくても

呼んでくれてるよ


個人レーベルだぞ?

いやいや、ミズキさんがすごいだけなのかもしれないけど

発信する側のそういった意識って

めちゃくちゃ大事なんじゃないかと思うワケ。

そもそも、激ロックってIG系のバンドの情報は

全くといっていいほど取り扱わないよね。


KICK ROCKだってそう。

昨年、6年続いたコンピもリリースには至らず

BEYOND[THE]BLUE TOURもかなりの規模縮小はしたものの

それでもBTB開催自体は止めなかった

今なお海外バンドのリリースも絶えず

昨年から始まったAP JAPANも音楽好きなリスナーからは

注目されるWebサイトであり、フリーペーパーになってる。



日本の洋楽シーン衰退を憂いつつも

洋楽記事や激ロックツアーの減少が狙ったものではなく

邦楽記事を増やすこと自体が狙いで、敢えてDJイベに力入れてるなら

むしろそれが洋楽離れを促進させてんじゃねーの?とも思う。

邦楽記事ばっかだし

リスナーに洋楽好きが増えないのも仕方ないよね

って話になっても何もおかしくないじゃん。

そもそも邦楽好きな人たちは

情報源は主にTwitter()だろうし

紙面記事なんて見ず、そればかりかWeb記事すら見ない人が多い印象だし

仮に激ロックが洋楽主体に変わろうと

それだけじゃ日本のリスナーを変えられるとは思えないけど。

国内外問わず、ライブやCDのリリース情報なんて

そもそもがバンドやメンバー、レーベルの後追いだし

インタビュー記事なんて、どこも聞くことは似たようなのは仕方ないにしても。

欲しいなー、行きたいなー、とか口ばっかで

CDも買わねーし、ライブも行かねーしな > 特にロキノン

だとしても、載せると載せない

呼ぶと呼ばないじゃ、その効果は雲泥の差だと思うけどなぁ。

各メディア似たようなことしてるところで、やっぱり差をつけるのは

まだどこも呼んだことのないバンド、あまり呼ばないバンドを日本に呼ぶこと

これに尽きるんじゃないのかなー



こんなリスナー共を相手にしてりゃ

洋楽はおろか、音楽シーン自体が停滞するのも仕方ないけどさ。

激ロックに限らず

発信する側の意識ややり方で変わること、変わる人もいると思う。

オレみたいに、何も記事上げなきゃ

普段のアクセス数なんて3桁に届くことすらない30~60

阿呆な業者や、こっちのテーマとは全く関係ない連中からしか

いいねもコメントももらえないような

個人のゴミブログでギャーギャー喚いていても

影響力なんてさしてないワケで。

そんなことはわかっていつつもその姿勢を止めないのは

それでも、やるとやらないとでは違うと思うからよ。

仮にこの記事が一桁にしか見られなくても

一桁の人にでも読んでもらえて、

尚且つ一人にでも共感してもらえたらそれで良いからだよ。

だからこそ、

こんなブログよりも遥かに講読者の数も

影響力も段違いな激ロックには頑張って欲しい
ワケ。

やりもしないで、その責任を他に転嫁しないで欲しい。

せっかく、過去の確かな実績だってあるんだからさ。




と、

新年一発目のライブレポ書く前に

年始早々、辛辣なこと書いてしまったけど。

いつも通り、思ったことをガガッと書いた為

ちゃんとまとまってるとも思えないけど。

時間が経ったら絶対に鎮火するし

あのランキングを見たその日に書こうと思って上げた記事です。

今年も言いたいことは溜めずに

なるべく早いレスポンスで上げたいと思います。


はー、ちょっとスッキリした