One Eye Closed『Cain』Issues好きにオススメするR&Bロックの新バンド! | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
以前、発掘記事にも取り上げたことのある
 
The Evening が新曲"I Won't Come Back" を公開。
 
記事にしたときは
 
 
こんなタイトルにしたけど、Luke は固定じゃないのか…
 
"On My Own" "Bad"
 
Luke のアカウントからUPされてましたやん…
 
とはいえ、音楽性は変わってないし
 
固定メンバーは据えずに、
 
The Eveningというプロジェクト
 
なんだろうかね?
 
どうも、トトです。
 
 
 
さてさて、今日は久しぶりに日本のバンド!
 
そして、メインで取り上げるのは初のバンドです。
 
以前、一度だけライブで見たことがあり、
 
メインアクトに合ってるような音楽性ではなかったものの
 
だからこそ耳に残ったというか、
 
耳に残らせるほどのものを持ってたというか。
 
その後、たびたび色んな記事で
 
名前を出してきたバンドではありますが、
 
ここでようやく、ひと記事使って取り上げます。
 
The Evening の音楽性にも精通しそうでもある
 
この先の活動が楽しみな国内バンドはこちら!
 
 
 
 
One Eye Closed
『Cain』
1. Alone
2. Low
4. Dynamite
 
 
 
R&BやHip-Hop要素を取り入れたロックサウンドを奏でる
 
One Eye Closedが、11月16日に1st EPをリリース!
 
現代の若手バンドらしく、各種サブスクにも
 
リリース日にしっかり配信してくれています。
 
SHREZZERSSiamese のレビュー記事に
 
チラホラ名前を出していたOne Eye Closed
 
ようやくレビューできる曲数を収録した
 
音源をリリースしてくれて何より\(^o^)/
 
初見で自分のアンテナに引っかかったものが
 
どういったものだったのか?
 
この音源で改めて、紐解いてみるとしましょう。
 
 
 
 
Alone
イントロからIssues なサウンドを響かせる1曲目。
Siamese とはまた違うR&Bコア的なサウンドで、
2コーラス目には跳ねるようなリズミカルなボーカルワーク、
からのムーディなベースがまた大人な雰囲気を醸し出す。
普段聴いてるうるさいヤツとか、楽しいヤツとは違う
非常に今風のお洒落サウンドに仕上がっています。
 
 
Low
2曲目は、個人的に今作イチのお気に入り曲。
曲の雰囲気的にはこっちのがオープニングっぽい
アップテンポな曲になっています。
とにかくサビのメロディが秀逸で、
駆けるように早口になるところや、
裏声っぽいコーラスパートがツボを突きます。
流しで聴いてた1周目からこの曲の印象が強く、
流しの状態でアンテナが引っ掛かる曲はやはり
否応なく良曲である確率が非常に高いです。
個人的には、所謂"持ってかれた"曲でしたね。
聴いててとても気持ち良い曲。
 
 
Fixated
リリース前日にMVが公開された3曲目。
今までありそうでなかった"アニ文字"を使用した
何とも今風のMVですね。
何気にこの曲のイントロのリズミカルなとこも好きです。
そしてやっぱりベースがとても良い感じです。
おーおーコーラスからのラストサビも、
そのコーラスをバックに据えたまま、
やや壮大な雰囲気を出して曲を締めます。
 
 
Dynamite
ラップ調のボーカルが光る4曲目。
ラップをいかすように、ラップパートでは
バンドサウンドも控えめにしています。
サビ前にはタイトルを歌うシンガロングパートがあり
キャッチーさはひとしお。
そして、コア系のそれよりも全然ライトだけど、
しっかりブレイクパートも入ってます。
ラップと、OECの曲の中では重めなサウンドも聴ける1曲。
 
 
Make Sure
ラストを飾る5曲目は、ここのブログでも
何度かMVを貼っている、今作最古参の曲です。
オルゴールのような打ち込み音から、
これまたIssues ライクなイントロからスタート。
この曲にもブレイクあり、ラップと共に展開します。
ラストサビ前のクラップ+コーラスの部分は、
なんでボリューム下げたんやろね?
そのままの音量でやれば、ゴスペル感も出たのに。
っていう部分はありつつも、最初に公開した曲だけあって
バンドの基盤となっているようにも感じます。
 
 
 
 
以上、
 
One Eye Closed『Cain
 
でした。
 
今までにもこういった音楽性の作品は
 
いくつかレビューしてきましたが、
 
聴いてて気持ち良いっすよねぇ。
 
 
一見すると、全体的には間違いなく
 
Issues フォロワーみたいなR&Bを絡めた音楽性ですが、
 
"Alone" と"Make Sure" なんかは、
 
どこかほんのりSet It Off っぽさも感じました。
 
まぁ、SIOにもR&B要素はありますしね。
 
そういったR&Bでは肝とも言えるリズムを担う
 
ベースの魅力が高いのもとても良い。
 
 
でも、個人的にはさ…
 
その肝心のIssues がどんどん微妙になっていって
 
Issues ライクなサウンドの後続のバンドたちが、
 
軒並み良クオリティなのを見てるとなんか…
 
Issues…笑
 
ってなってしまうのが複雑ですけどね。笑
 
 
 
 
ふと思ったけど、
 
今やバンドミュージックが好きなので、
 
ガチのR&Bシンガーなどは聴きませんが、
 
こうしてバンドにR&Bを組み込んだものにも
 
良さを見出だせるようになった背景には、
 
宇多田ヒカル好きが功を奏している可能性…あり?
 
 
 
人気や知名度が上に行けば行くほど
 
『日本』に染まっていくような気がしますが、
 
そんな日本の音楽シーンでも、それがアングラだと
 
日本よりも『海外』に近いバンドは少なくない。
 
今回のOne Eye Closedはもちろん、
 
3月にレビューしたCVLTEもそうだし、
 
メタルコア系なんかハイレベルなバンドも多い。
 
そういったバンドの曲を、
 
『日本』に染まった人たちに聴かせたら
 
え?何これ洋楽?
 
って思う人は少なくないと思うんですよね。
 
それが"アングラ"で収まってることが
 
日本の音楽シーンの残念すぎるところでもありますが。
 
 
 
そんな確かなクオリティを持っている
 
One Eye Closed『Cain
 
つい先日、初来日を果たしたSHREZZERS や、
 
デンマークのSiameseIssuesSet It Off
 
その他↓の関連記事に挙げるバンドや作品
 
などなどが好きにはハマる可能性あり!
 
是非ぜひ、チェックしてみてください。
 
 
 
 
 
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