All Time Low『It's Still Nothing Personal 10year』 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
ひと月どころか、8~9月
 
エアコン常時稼働してた夏よりも
 
何でエアコンは一切稼働してない
 
10~11月の方が電気代高いんじゃボケが…
 
どうも、トトです。
 
 
 
さて、偶然に偶然がかさなり、
 
3連続POP PUNK盤レビュー!
 
新譜は新譜でも、
 
今回は過去作の現代版です。
 
過去の良盤を、バンド自身が
 
セルフ"トリビュート"と称して
 
10年間の成長を過去盤を使って見せてくれます。
 
 
 
 
 
All Time Low
『It's Still Nothing Personal: A Ten Year Tribute』
02. Break Your Little Heart
05. Stella
06. Sick Little Games
07. Hello, Brooklyn
08. Walls
09. Too Much
10. Keep The Change, You Filthy Animal
11. A Party Song (The Walk Of Shame)
12. Therapy
 
※リンクを貼ったMVは原曲版です
 
 
 
USのPOP PUNKバンドAll Time Low
 
3枚目のアルバムNothing Personal
 
セルフトリビュート作である
 
It's Still Nothing Personal: A Ten Year Tribute
 
Fueled by Ramen から11/8にリリースしました。
 
 
ATLがラーメンってのは未だに慣れないな(。-∀-)
 
ATLはHopeless やろが!ってね。
 
 
しかし、過去には何度も彼らのライブに行き
 
間違いなく彼らのフォロワーでしたが、
 
レビューするのはこれが初めてなんですよ。
 
それというのも、
 
本格的にレビュー記事を書き出してからリリースされた
 
2枚が個人的にはダメだったんです( ノД`)アチャー
 
特に最新作Last Young Renegade はなぁ…
 
あれ、みんな気に入ったの?
 
…んなことないでしょ。
 
 
ただね、次の新譜のリリースもほのめかしつつ
 
その前に、この過去盤のセルフトリビュート盤!
 
懐かしさ溢れるこのアルバムのリリースから
 
10年経った今のATLが再録してます。
 
これが次の新譜にも影響するかな?
 
ってのも気になりますが、
 
アルバムリリースから10年経って
 
今のATLがこれをどういう形でトリビュートしたのか。
 
そいつを確かめていこうと思います。
 
 
 
 
Weightless
今や"Dear Maria" と並ぶ、ATLの鉄板ナンバー。
ギターと共にゆったり歌い上げる始まりは、
今作での変更点。
他にも細かいフレーズの違いもあれど、
本編は10年前の原曲同様、これ以上ないくらい
王道POP PUNKとなっており、10年経っても、
10年経った今のATLがやっても色褪せない、
変わらぬ良さを打ち出しています。
キャリアと共に初期の曲がセトリから消えていくのは
ATLに限らずどのバンドでもそうだけど、
そんな中でも未だにセトリに入る、
ATLには無くてはならない鉄板キラーチューン。
 
 
Break Your Little Heart
これもだいぶ懐かしさ漂う2曲目。
こちらもお手本のような、アップテンポで
エモーショナルなPOP PUNKナンバー。
こういうエモメロPOP PUNKも時代だったのかなー。
やっぱメロディの耳馴染み感が半端ない。
それだけこっちも老いてるってことっすなw
 
 
Damned If I Do (Damned If I Don't)
3曲目はポップ寄りに、キャッチーなメロディが光る
陽性POP PUNKナンバー。
これ、ライブでやると楽しいんだよなぁ( ´∀`)
ッパパン、パン!のクラップパートとか、
Oh, oh, oh!! how was I supposed to know
That you were oh-oh-over me?
I think that I should go (Go!!)
の、サビのシンガロングパートとかね。
わかりやすく盛り上がれるパートがあって、
ライブでの楽しさは屈指の曲なんです( ´∀`)b
それをしっかり感じるくらいの10年後ver
 
 
Lost In Stereo
ここまでは割と忠実にトリビュートしつつ、
えぇ!Σ(゚∀゚ノ)ノみたいな変化を見せた4曲目。
この曲の肝である
Lost In Stereo!! Lost In Stereo!!
のシンガロングパートが、シャウトに変わってるw
シャウトしてるのJack かな?
どこかサウンドも少しへヴィな感じするし、
曲の締め方とかもなんかねw
これはこれで面白い変化を加えたセルフトリビュート。
 

Stella
WightlessLost In Stereo より一段落ちるものの、
Damned If ~ と共に、このアルバムの曲の中で
個人的に好きな曲である"Stella"
何気に名曲だと思うんだよね。思うんだよね!
そんなグッドメロディな曲なのに、2コーラス目に
HaァーーHaァ Haァ!!
っていう笑い声を入れたのもJack か?
ちょっとw 良曲なのにこっちまで笑かさないでくれる?w
曲のラストは、フェードアウトしていく原曲に対し、
10年後は最後までしっかり歌い、サビのフレーズを
Stella, would you take me...
…home まで言わへんのかい!w
家行っていいか聞かへんのかーい!w
ってのを見越したように、笑って締めます。
このラストの展開はこのトリビュート盤ならではかな。
 
 
Sick Little Games
6曲目はミドルテンポの
聴かせるエモーショナルナンバー。
こういう曲だと、曲調やメロディが同じでも
違いが大いにわかるというかなんというか。
とりあえず10年前の方はね、
当然のことながらAlex の声が若い若いw
アップテンポなナンバーはその頃のが良くても
こういうしっとりナンバーは、キャリア積んでからの方が
良い感じに味が出てくるよね。
 
 
Hello, Brooklyn
7曲目はブルックリンへの思いを馳せる曲。
それもあってか、明るく陽性サウンドで、
とても楽しい気分にさせてくれるPOP PUNKナンバー。
曲の最後にはブルックリン以外に、
シカゴやトロント、リオ、メキシコ、パリ、
ATLの故郷ボルチモアなどなど、色んな都市を呼んでくれます。
Tokyo(トキオォ)ー!!
も、バッチリ入っており、ロンドンに続いて
2番目に呼んでくれています\(^o^)/
この作品、この曲を作った当時は、
自分たちもこんなに日本に来るバンドになるとは
思いもしなかったことでしょうねぇ。
こうして初期からサポートしてくれていた
ファンに感謝、呼んでくれる主催に感謝、
そして来てくれるATLに感謝感謝です。
ここ数年、ATLのライブ行ってないけどw←
 
 
Walls
8曲目は静かな始まりから、サビで一気に上がる
転調POP PUNKナンバー。
ここではコーラスも半シャウトみたいになり、
原曲とは違うアツいコーラスが響きます。
でも、やっぱメロディ自体は懐かしさ満点。
 
 
Too Much
変わってしっとり系の9曲目。
元々、少し大人びた雰囲気の曲だったけど、
それが10年経って、しっかり"大人"になりました。
ピコピコ言ってる打ち込みもそのままだけど、
曲全体のアレンジというか、雰囲気というか、
やはりそのへんも、若さ溢れる原曲からは
しっかり10年の月日の経過を感じる曲。
 
 
Keep The Change, You Filthy Animal
しっとり曲が続いたあとは、ここで
ストレートなPOP PUNKをぶつけてくる10曲目。
原曲、今作、両方聴いたけど、
やっぱATLのこういうPOP PUNKナンバー好きなんだよなぁ。
キャリア積んでも、こういうヤンチャ感が良いのよ。
それを体現してるのがNFGだからこそ、
自分の中でのKING of POP PUNKはNFGなんよな。
 
 
A Party Song (The Walk Of Shame)
その名の通り、おーおーシンガロングから始まる
賑やかなパーティチューンとなる11曲目。
とはいえ、曲調はミドルテンポで、
ゆったりとしたポップなトラックです。
 
 
Therapy
ラストはしっとりバラード曲。
同じ曲なのに、やっぱり今作の方が
頭のフレーズから雰囲気がまるで違うんだよなぁ。
バンドって成長するんだなぁ←
曲の最後の壮大さも何倍も良くなってますね。
ボーカルに、サウンドに、10年の経験を
しっかり感じたラストナンバー。
 
 
 
 
以上、セルフトリビュート盤
 
All Time Low
It's Still Nothing Personal: A Ten Year Tribute
 
でした。
 
定番の曲や、好きな曲では懐かしさを、
 
しっとり曲では、これ以上ないほどの成長を、
 
大いに実感した10周年のセルフトリビュート盤。
 
そして、改めて
 
Nothing Personal というアルバムの良さを
 
再確認しました。
 
 
こうして過去盤のセルフトリビュートとかさ、
 
リイシュー(再録)盤とか出してくれれば、
 
いつぞやに言った過去盤レビューも
 
こうしてリアルタイムに出来るのにな。
 
もっと他のバンドも過去盤の現代版を出して!
 
 
 
こうして『Nothing Personal』 の10周年を記念して
 
セルフトリビュート盤をリリースしたATLですが
 
最新作も目下制作中でしょう。
 
今年3月には↓
 
僕たちはあのアルバム(Last Young Renegade)のことでみんなにものすごい叩かれたような気がするんだよね。冷却期間をおいて、次のAll Time Lowをどうするかを判断するのにもちょうどいいタイミングだったんだ。
 
わろたw 叩かれてたのかよw
 
ってことは、やっぱ評判悪かったんだなw
 
Future Hearts はまだしも、
 
Last Young Renegadeは、そりゃあ…ねぇ(。-∀-)笑
 
ってのを経て、
 
 
そう、みんな待ってるのはそっちよ!
 
だからこそ、このタイミングで
 
『Nothing Personal』 のトリビュート盤を出し、
 
あの頃の曲を今の自分たちがやったらこうなる
 
ってのを示したんじゃないかな、と。
 
こんな感じで新譜がPOP PUNK盤になるなら
 
ファンには願ってもないことでしょう。
 
宣言した2020年は、もうすぐそこです。
 
来年中にはそんなアルバムを出してくれることを
 
大いに期待したいですね\(^o^)/
 
 
 
そんな新譜の前に、過去盤のセルフトリビュート作
 
It's Still Nothing Personal: A Ten Year Tribute を聴いて
 
今のAll Time Low のPOP PUNKを予習しておきましょう。
 
初期ファンには懐かしさと成長を、
 
新規ファンにはATLの本来の音楽性を、
 
知るには良き1枚だと思います。
 
是非!
 
 
 
 
 
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めぼしい新譜が尽きてきたので
 
グラミー賞のノミネートも出揃ったことですし、
 
ここで、普段だったらまずレビューしない
 
どメジャー作品を3枚取り上げようかと思います。
 
こんなのそのへんの洋楽ブロガー御用達やろしね。
 
むしろマイナー作品が一旦滞ったことにより
 
メジャー作品を1枚しっかり聴く時間ができたとも言えますが。
 
それではいきましょう。
 
贅沢にも、メジャー作品の蔵出しレビュー
 
 
 
Billie Eilish
『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』
01. !!!!!!!
03. xanny
06. wish you were gay
08. 8
09. my strange addiction
11. ilomilo
12. listen before i go
13. i love you
14. goodbye
 
 
今年のBreakthrough Artist部門は
どこも総ナメにする勢いのBillie Eilish
記念すべき1stフルアルバム。
それほどにやべー勢いっすよね、彼女。
しかもまだ10代でしょ?
こういうとこ、マジで海外は末恐ろしくて敵わん。
あまりの勢いに自分も何曲かは聴いてたんだけど
アルバム1枚通して聴いても、そのダークで
ダウナーな世界観の音の良さがわからぬ…
普段から言ってる通り、基本は明るく楽しい音楽が好きなので
Billie Eilish みたいのは、すんなり入ってこんなぁ…
だからって、Billie Eilish が今さらド陽性のポップスやっても
それはそれで超違和感だけどもw
 
 
 
 
 
Taylor Swift『Lover』
01. I Forgot That You Existed
02. Cruel Summer
03. Lover
04. The Man
05. The Archer
06. I Think He Knows
07. Miss Americana & the Heartbreak Prince
08. Paper Rings
09. Cornelia Street
10. Death By a Thousand Cuts
11. London Boy
12. Soon You'll Get Better (feat. Dixie Chicks)
13. False God
15. Afterglow
17. It's Nice to Have a Friend
18. Daylight
 
 
あのキモチワルイCGのCATS にも出演する
Taylor Swift 7枚目の作品。
Taylor のアルバム1枚ちゃんと聴いたのいつぶりかね?
初期のカントリーシンガーは、もはやどこ吹く風
今は時代を代表するポップシンガーになった彼女ですが
そのへんはさすがにBillie Eilish よりも取っつきやすかった。
しかし、後半はテンション控えめな曲も多く、
そのへんBillie Eilish がシーンに与えた影響もある?
なんて思ったりもしましたが。
しかし、カントリー時代を思い起こさせるような
アコギ主体の曲があったり、PATDのBrendon をゲストに迎えた
"ME!" もしっかり収録されていて何より。
なんだかんだ、Taylor の顔も声も好きなのよね←
 
 
 
 
 
Post Malone『Hollywood's Bleeding』
01. Hollywood's Bleeding
03. Enemies (feat. Da Baby)
04. Allergic
05. A Thousand Bad Times
07. Die for Me (feat. Future and Halsey)
08. On the Road (feat. Meek Mill and Lil Baby)
09. Take What You Want (feat. Ozzy Osbourne and Travis Scott)
10. I'm Gonna Be
11. Staring at the Sun (feat. SZA
13. Internet
15. Myself
16. I Know
17. Wow
 
 
今やラップシーンの覇権を握りつつある
Post Malone の最新作。
……ラップシンガーなんだよね?
と疑問符が付くくらい、ポップス感もひとしお。
まぁ、それは個人的に初のPost Malone 曲となった
スパイダーバースの"Sunflower" を聴いた時から
そんな感じの印象は持ちましたが。
そうかと思えばシャウトボーカルもやるし、
ギュインギュインするギターソロの曲もあるし、
多才なんだな、この人。
シーンを席巻するくらい勢いがあったラップシーンですが
他のラップシンガーもこんな感じなのかな?
元から一定の需要はあっただろうに、
そこにポップス要素入れて大衆化を狙えば
爆発する理由も何となくわかる気がする。
ってくらい、ラップ一辺倒じゃなく聴きやすいんよな。
ビルボード1位も納得です。
そりゃライブ中に女の子がおっぱい見せてくれるわw
 
 
 
しかし、この3人ともに言えるのは
 
昨今のバンドシーンと違って、アルバム1枚の
 
収録曲数がめちゃくちゃ多くて素晴らしいっすねぇ。