A Scent Like Wolves『And The Story Goes Re-Issue』 | (旧)喜怒音楽 -きど"おと"らく-

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2020年に引っ越しをしました。引っ越し先は最新記事からどうぞ。

 
新譜に収録された"Red Sky" のMVとは別に
 
Aviana がいつの間にかこんなツアービデオ出してたw
 
楽しんでいたのが伝わるツアービデオで何より。
 
ここまでしてくれるなら、2度目の来日も是非とも。
 
どうも、トトです。
 
 
GOTY記事を挙げた2日前でしたかね。
 
Twitter "ステダイ" 議論大会
 
が、開幕してましたね。
 
ひと昔前なら、それをネタに記事書いてたでしょうが
 
もうツイッター議論()はどうでもいいんでねぇ…笑
 
ワタシは傍観、放置で。
 
 
んなことは置いといてっと。
 
 
さて、久々のレビュー記事です。
 
久々だけど、おそらく今月最後、今年最後のレビューです。
 
しかも完全新作ではないっていう。笑
 
Aviana より前に来日しているバンドで、
 
且つ、既に2度の来日を果たしており
 
しかも2度目はメインアクトとしての単独来日でした。
 
嬉しいことに、自分もメンバーに覚えてもらっている
 
アメリカのバンドです。
 
 
 
A Scent Like Wolves
『And The Story Goes』
01. Prologue
02. You Don't Deserve Me
03. Harrison Ford (Vs a Pack of Wild Boars)
04. Off Your High Horse
05. My Heart on Ice
06. Shotgun Shells Are in the Back
07. Step 4 (ft. Fronz of Attila)
08. Game Changer (ft. Ricky Armellino of This Or The Apocalypse)
09. She Dreams in HD
 
 
 
現在、3枚目のアルバムを絶賛制作中である
 
US産の親日メタルコアバンドA Scent Like Wolves
 
2013年にリリースした1stアルバム
 
And The Story Goes リイシュー(再録)版を
 
12/6にリリースしました。
 
 
元々のアートワークもグロテイストはありますが
 
再録版である今作は、
 
よりホラーテイストが強くなってますね。
 
今回のデザインの方が好きだなぁ( ´∀`)
 
 
ウチで取り扱う数多くのバンド同様、このバンドも
 
メディア等々では全く取り上げられていない為、
 
バンド名でググればウチの記事が上位に来ますが
 
そんなワタシよりも、遥かにASLW愛が深いお方が
 
彼らを紹介する記事を書いています。
 
 
 
ASLWをキッカケとして、ライブでよくお会いする方で
 
わかりやすく、かつ面白く、ASLWを紹介していますので
 
ASLW初めましての人も、そうでない人も、
 
是非ぜひ、↑の記事を読んでみてください。
 
 
 
そうしてバンドのことを知ったところで
 
今作のレビューといきましょう。
 
メタルコアをベースの音楽性にしつつも、
 
少し雰囲気の違う、バンドの処女作の再録版
 
ASLWの記念すべき1stアルバムを聴いていきましょう。
 
 
 
Prologue
You Don't Deserve Me
荘厳なストリングスから、Nick ?のシャウトと
バンドサウンドを打ち鳴らす、およそ1分の
まさにプロローグとなるオープニング。
その"Prologue" とセットでアルバムの1曲目とも言える
"You Don't Deserve Me" は、再録版シングルとして
9/20に先行で公開されました。
疾走パートから始まるという、後のASLWを知ってると
ちょっと意外な展開を見せてくれます。
しかし、メタルコアの基本はこの頃からバッチリで
シンガロングと共にぶち込むブレイクダウン、
そこから更にブレイクする展開とか胸アツですね。
曲調がアップテンポなのは、やはり初期衝動によるものか?
しかし、ラストの叙情的な雰囲気は今にも通じるし
ストリングスパートは"Prologue" からの繋がりですね。
 
 
Harrison Ford (Vs a Pack of Wild Boars)
アルバム3曲目は、今作最長タイトル曲。
フェードインしてくるイントロから、ブレイクで幕開け。
そしてAlex の低音グロウル、シンガロングと
ヘヴィサウンドに長けながらもキャッチー。
Nick の高音シャウトも健在で、やはりこの兄弟の
クリーン、シャウトと共に高低ボーカルは武器ですね。
クリーンパートがいきる部分はエモーショナル。
You think you have what it takes?
と、シンガロングからのブレイクダウンは定石で、
2回目のYou think~ は、Alex の低音、Nick の高音で
叫びになるのがまた違いが見えて良いですね。
 
 
Off Your High Horse
続く4曲目も、ブレイクダウンに
不穏なギターサウンドが乗り、始まります。
そして兄弟のスクリームから、Nick 主動になり、
ヘヴィサウンドが疾走します。
そしてサビではAlex のハイトーンクリーン。
ツインボーカルが映える、ストレートなメタルコアナンバー。
 
 
My Heart on Ice
5曲目はMV化されていた曲ですが、
公式のMVは消えちゃってますね。
メンバーが現体制とは違っていたり、
Nick がキーボード?シンセボード?の前に立っていたり
今との違いがなかなか面白いMVだったんですが。
見れるには見れますが、公式からUPされてるものではないので
リンクを貼るのは控えておきます。
 
そんなリードトラックと思しき楽曲は、
耳触りの良いキャッチーなリフから始まり、
Nick シャウトとAlex クリーンで疾走し、
ベースが気持ち良いミドルテンポに落とすパートに。
ここでもメタルコアの基本はきっちり抑えつつ、
やはりMVを作るほどの曲だったからか、
割とメロディはキャッチーなメタルコアよな。
残り約2分になると、一気に転調し、
静かなストリングスのあとに、エモーショナルなメロと共に
Alex のクリーンが光る歌ものメロディになり、
ラストはおーおーシンガロングも追加され、
壮大な雰囲気を展開しつつフェードアウトしていきます。
 
 
Shotgun Shells Are in the Back
ラジカセ風なくもったモノラル音的に始まる6曲目。
そうしたイントロが再びフェードインしてきて、
Nick シャウトと共にヘヴィサウンドを叩きつけます。
そのまま落としてサビに入るか?と思わせつつ
そのままNick 継続で更にアグレッシブなサウンドに。
良い展開じゃないか(・∀・)
更にそのままブレイクに突入し、Nick も継続、
そこにAlex の低音グロウルも入ってきます。
その後クールなリフを響かせつつのブレイクで、
電池が切れたように一気に失速、そしてようやく
Alex のクリーンを入れてくる、という
攻め感は今作イチにも思えるアグレッシブナンバーに。
ラストのブレイクダウンもカッコいいっすよ!
 
 
Step 4 (ft. Fronz of Attila)
MV曲であった"My Heart on Ice" よりも、
実はこの曲の方が注目度は上だったんじゃないでしょうか?
Attila vo/Fronz をゲストに迎えた7曲目"Step 4"
ブレイクから幕開け、ヘヴィにズンズン進み、
サビではクリーンという王道パターン。
曲の後半に入ると、聴き慣れた汚ぇ(褒め言葉)早口パートと
低音のスクリームを響かせるFronz が登場。
さすがにFronz パートはそのまま使ってんのかな?
再録版だからって、ゲストボーカルまで再録…
なんてのはさすがにしないでしょうしねぇ。
 
 
Game Changer (ft. Ricky Armellino of This Or The Apocalypse)
続く8曲目もゲストを迎えた楽曲。
UKのメタルコアバンドThis Or The Apocalypse から
vo/Ricky Armellino がフューチャリングしています。
そんなゲストがいる曲なのに、わずか1分47秒!
初っぱなから叫んでるのがRicky かな?
こういったインストじゃない短尺ナンバーって、
割とサクッと攻めまくるから聴いてて気持ち良いな。
 
 
She Dreams in HD
そしてラスト9曲目は、ミドルテンポに
叙情的なギターから始まるイントロの感じは、
今のASLWに近い展開のように思います。
それに準じて、前半は静かな展開で
ボーカルも静かに歌う、静の歌もの展開に。
半分を過ぎたあたりで、いつものクリーンに戻り
バンドサウンドと共に聴かせる曲に。
Nick はバックで叫んでるけど、Alex メインで
クリーンのみを歌う曲ってのがあんまりイメージなくて
再録版だけどなんか新鮮な感じしますね。
アウトロのストリングスと打ち込みサウンドが
そのまま"Prologue" に繋がるようでもあり、
2枚目のFrigid Future にも繋がるようでもあり、
『And The Story Goes』 から後のASLWを知ってるからこそな
楽しみ方ができるような雰囲気で締めます。
 
 
 
 
以上、
 
A Scent Like Wolves
And The Story Goes (Re-Issue)』
 
でした。
 
来日した時には、ほとんどが今のメンバーで
 
2枚目を出した後だったこともあり、
 
ライブでも1stの曲はやっていなかったですが、
 
こうして再録版をリリースしてくれたことで、
 
改めて1stを、バンドの過去を知ることができました。
 
2枚目の『Frigid Future』 はタイトルからしても
 
収録された曲には寒さを感じられる
 
コンセプト作だったのかな?ってくらい統一感のある
 
12曲収録の作品だったので、それを考えると
 
やはり基盤は同じでも、少し変わってますよね。
 
レビュー中にも言いましたが、初期作ゆえの
 
勢いの良さやアグレッシブな楽曲も多くて、
 
そういった初期衝動みたいなものが感じられる作品でした。
 
 
しかし、今回の再録版
 
実は当初6曲目に収録されていた
 
"Ocean City" のみ外されてるんですよね。
 
短いインスト曲とかではなく、ガッツリ4分以上
 
しかもASLWには珍しいアコギナンバーでもあったし
 
これも是非とも再録して欲しかったですねぇ。
 
 
 
 
新曲を作ってまた帰ってくるよ!
 
と、現メンバーの中で自分の推しである
 
gt/Kyle の言葉から1年半が経ちました。
 
新曲ではなかったものの、バンドの記念すべき
 
1stアルバムを再録版としてリリースしてくれました。
 
これで過去のASLWも知ることが出来るし、
 
2枚目Frigid Future 、EPSprit Vessel
 
ウチのブログでレビューをしています。
 
そして、現在制作中である最新作がリリースされれば
 
A Scent Like Wolves の音源は網羅できますよ!
 
来年リリースされるであろう、その新譜、
 
そして3度目の来日にも期待して、その前に
 
まずはバンドの1stアルバムを聴いておきましょう。
 
 
 
 
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ハイ、以上で
 
2019年の音源レビューを締めたいと思います。
 
遂にワタシも、今年からSpotifyユーザーの仲間入りをし
 
Spotifyと共に1年を歩んで参りました。
 
ことある毎に、Spotifyのことを言っていたので
 
レビュー読むたびにウンザリしてた読者様も
 
もしかしたらいたのかもしれませんがw
 
しかしね、そうやってSpotifyを使い出したことにより
 
昨年、59だったレビュー記事も
 
洋 77 / 邦 8
計:85
 
と、大量に増加できました。
 
蔵出しのものも含めたら実に
 
115枚
 
もの新譜をレビューしたことになります。
 
数え間違いがなければね←
 
間違えてたとしても一桁だろうし、
 
レビュー枚数100枚超えは間違いないか、と。
 
そこに蔵出しにすら出してない音源も含めれば
 
チェックした音源自体は
 
もしかしたら200超えるんじゃね?
 
これだけの枚数、これまでのように
 
1枚1枚"買って"いたら、絶対に不可能だったでしょう。
 
 
未だに少しCDも買っていますが、それは激減
 
昨年は
 
買:162枚 / 借:55枚
 
だったのに対し、今年は
 
買:27枚 / 借:0枚
 
と、なりました。
 
やはり前にどこぞに書きましたが、
 
サブスクが台頭することで、真っ先に淘汰されるのは
 
レンタルだと思うなぁ。 必要なくなるもん。
 
配信されてない音源も未だにあるので
 
一概には言えないけどさ。
 
 
およそ2週間前に
 
今年1年Spotifyを使ったことを振り返る記事を書きましたが
 
色々と思うことはあったにしても、
 
このレビュー記事の充実っぷり、大量増加っぷりは
 
Spotifyなくして、出来なかったことですからね。
 
音源レビューだけじゃなしに、
 
Spotifyを使ったから書けた記事もありましたし。
 
おかげで、音楽ブログとして
 
しっかり機能することも出来た1年であり、
 
皆々様に新しい音源、新しいバンドを
 
知るキッカケ、聴くキッカケ
 
与えることができた1年であったのではないか
 
と、同時に
 
自分にとっても、追い切れていなかったバンドを追え、
 
新たにたくさんのバンドと出会うことができました。
 
その点に於いては、Spotify様サマでした。
 
 
とはいえ、細かい点は
 
まだまだ不満のあるツールですけどね。
 
それも『Spotifyを使って1ヶ月~』の記事に
 
この1年、進捗状況を追記していたし、
 
あの記事に書いてあるのは、改善されておらず
 
そのままであるので。
 
 
何はともあれ、Spotifyを使い始めたことにより
 
チェックできた新譜の数も、レビュー記事の数も、
 
大いに増えた1年でした。
 
音楽をネタにしてブログ書いてますので、
 
これくらいのことは来年以降も
 
続けたいし、続けられるよう頑張る所存です。
 
 
簡単にではありますが、
 
音源レビューに関するまとめでした。
 
 
 
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