臨床に限った話ではありませんが、対人の場面にはその場の独特な空気感があります。
緊張感が漂っていたり、和んでいたり、色々な空気がありますね。
臨床においては緊張感はないほうがいいと思います。緊張感は闘争の空気です。
緊張感があると身体(筋肉)が硬くなります。そうなると動きが固くなったり、痛みが出やすかったり、楽しくなかったり、いいことはありません。
(例外的な状況はあります。)
緊張感をなくすには第一に自分が緊張しないこと。
緊張の空気は相手に伝わります。
第二に相手が状況を受け入れていること。
相手が状況を拒絶すれば緊張が生まれます。
どうすれば拒絶されないかは色々あると思いますが、ここでは僕が思うところを書きますね。
・いきなり強い刺激を与えない
黙って触れるのは要注意です。より弱い刺激(言葉)を先に使います。
・相手が理解する速度に合わせる
認知症の人が怯えていたり怒っていたりするのはこのタイミングを見ないことが原因だったりします。
・相手を受け入れる(否定しない)
自分が拒絶したら相手も拒絶します。正しいという思い込みの記事にも関連しますが、相手が間違って見えても本人は正しいと思っているかもしれません。
この3つは大事ですね。
和やかな空気づくりに役立てば幸いです。
(今回は空気を題材にしましたが、以外とこれ、身体の緊張にも応用できます。)
本日は最後までお読みいただきありがとうございました。