23シーズン幹部挨拶 主務とわ | 東京大学運動会ラクロス部女子Celesteのブログ

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Celesteとはスペイン語で「空の、天の、空色の」という意味を持ちます。東大のカラーである淡青をユニフォームに背負い、どこまでも天高く上る無限の可能性をもったチームになりたい、頂点を目指せるチームでありたい、そんな思いが込められています。

23シーズンで主務を務めさせていただきました、4年の阿部帆乃香(とわ)です。

まず始めに、今シーズンCelesteを応援してくださった全てのサポーターの皆様に心より感謝申し上げます。うまくいくことばかりではなかったシーズンでしたが、どんな状況でも私たちの強さを信じてたくさんの声援を送ってくださった皆様のお陰でこうして2部の舞台を守り切ることができました。



23シーズンは22シーズンでの入れ替え敗北をもって幕を開けました。入れ替え戦に負けたとは言え、Celesteにとっては13年ぶりの1部との入れ替え戦進出でした。4年生プレーヤーはたったの3人。その他は皆下級生での入れ替え戦でした。初めての入れ替え戦を経験した私たち、そして30人以上の1年生を迎え、おそらくどのシーズンよりも1部への道が近づきボルテージがあがっている状態でのスタートだったように思います。
だからこそ、我々幹部ははじめその期待とプレッシャーに押しつぶされそうになることの方が多く決して明るいスタートではありませんでした。3人で毎日のように何時間もズームで顔を突き合わせてミーティングをしていたことは今では本当に懐かしい思い出です。3年生の時は責任感を持って部活に取り組んでいるつもりだったけれど、いかに4年生の先輩方に甘えていたのかを痛感しました。
そしてチームが勝てなくなった時、どこで道を間違えたんだろうと何度も何度も後ろを振り返ってしまうことがありました。何度も試合終了の笛と同時にベンチで泣いてしまいました。入れ替え戦への切符すら掴めなかった今シーズンの結果は正直悔しい以外の何物でもありません。
ですが、それと同時に下入れ替え戦に勝利し、2部の舞台を守り抜けたことは誇るべき結果でもあると思います。3部校の中でも強豪である日本女子大学。このまま戦えば絶対に負けるだろうと思う時期もありました。1〜4年生までが一丸となって悔しさをバネにより一層努力を重ねることができたからこそつかみ取れた結果だと思います。
今までの4年間の部活生活で試合に勝って涙を流したのは初めてでした。試合を終えて笑顔で一直線にベンチに戻ってきてくれたみんなの姿は一生忘れません。


私は3年生の時から結成されたブランディングで協賛に関わらせていただき、たくさんの企業の方々とお話をさせていただく機会がありました。スタッフとしてさまざまな活動に関わってきたからこそ、応援していただくことは当たり前ではないと感じています。そんな中、私は協賛に関わる立場から無限の可能性を持つ私たちCelesteの活動に価値を見出してくださり応援してくださる企業の皆様に2年間を通してたくさんお会いすることができました。普段より様々な方法でお力添えをいただいている皆様には感謝の気持ちでいっぱいです。応援してくださる皆様のためにも絶対に勝ちたいという強い気持ちをもって試合に臨むことができました。この場を借りて御礼をさせていただきます。

まだまだ発展途上ではありますが、Celesteという組織は間違いなく強くなっています。自分が下級生の時には考えられなかったほど部活に対して強い思いを持って取り組んでいる頼もしい後輩たちもたくさん居ます。きっとみんななら1部昇格を掴み取れると信じています。
1年以上に渡った23シーズン、長い間関わってくださった全ての皆様に心から感謝申し上げます。


2023年度主務
33代 阿部帆乃香(とわ)