「ワイルド・ギース」
「ワイルド・ギース」
(1978年 イギリス 監督 アンドリュー・V・マクラグレン
出演
リチャード・バートン
リチャード・ハリス
ロジャー・ムーア
ハーディー・クリューガー)
ダニエル・カーニーの同名小説の忠実な映画化です。
『傭兵もの』っていうと、どうしても小説を映画化すると政治的な状況とか資金面での背景とかにはじまって、傭兵のメンバー集め、訓練風景とか、なぜそのひとりひとりが傭兵として戦うのか、どれくらいのギャラなの?っていうまでは、とてもじゃないけど描いてませんね。
ごく最近イラクにて命を落された斉藤(元仏外人部隊軍曹)さんも「イギリス警備会社」に雇われたプロ傭兵でした。
私が個人的に好きな「戦争の犬たち」もフォーサイスの原作と比べてみると
主役が男前っていうセールスポイント以外は『武装蜂起による局地戦』を描いている感じにしか見えません。
(まあ原作が凄すぎるって事なんですけど。)
でも、この「ワイルド・ギース」はすっごいですよ。
*空港に着いたフォークナーに迎えが来る*
経済界の大物、エドワード卿が主人公フォークナー大佐(リチャード・バートン)への『元大統領リンバニの救出』を依頼する冒頭からはじまって
(もちろん雇った理由は、『銅鉱山の利権』っていう分りやすいものでしたが。)
腹心の将校クラスのメンバーを集結させるくだり・・・・。
そして、鬼軍曹サンディさんの猛訓練。(これにはリーダーさん達もヘトヘトだったので、笑えますが)。
このあたりを作品の前半を使って、しっかり描ききっています。おまけに、それぞれのドラマも描いています。
●副官レイファさん。『金めあて』ではなく『その国に利益となるクーデター』にこだわってきた方(リチャード・ハリス)。
この方は、当初『さんざん、味方した指導者が独裁者となってしまって』と難色示します。
X’masを愛息エミール君と過ごしたいので、これもネックになりましたが・・・・。
父子家庭で、しかもけっこうよさそうな私立学校に息子さんを、かよわせてますね。
(遊びに、ラグビーやってるのが、イギリスの学校らしくていいわ。)救出作戦計画の立案を担当してます。
『もし僕の身になにかあったら、息子の後見人になって欲しい・・・・。』といって、フォークナー大佐に依頼するシーンにぐっときましたが。
●パイロットのショーン(ロジャー・ムーア)。生活に困って、ヤバい橋を渡って来ましたが、『ヤクの運び』を拒否して若きボスを殺す。
その為に大物マフィアたちに付け狙われてます。
ヤバいとこを、フォークナーさんや、レイファさんに助けられて命からがらの作戦参加。
まあ、エドワード卿に納めてもらいましたが・・・・。
●そして、ピーター(ハーディー・クルーガーさん)。南アに戻りたい、って切実な願いがあります。
ショーンさんがらみの『ヤバい仕事』で収監も喰らってたみたいですが。
お金がかかってますね。ちと、人種差別主義者です。まあ、南ア出身ですから。
●そして訓練を担当したサンディ特務曹長。もう退役してかなりですが、
奥さんに言われてやっている『庭いじり』に辟易して、『人生のやりがい』って事が作戦参加のメインの理由です。
戦争の緊張した日々を離れてはいられないみたいですが。
結局無理言って、実際の作戦にも、参加しちゃいます。
●そしてリーダーのフォークナー大佐は、(もう酒浸りだったのですが)リンバニ元大統領が軍部に幽閉されてて
まだ『生きてはいるが処刑が近い』事を知って、クーデター計画を引き受けます。
個人的に信奉する、旧知の仲でしかも『この指導者なら』と考えているリンバニ氏の為に、ってのが主な目的です。
傭兵の募集と面接ってこの映画でしか見た事がないのですが、けっこう、ニコニコのエピソードが多いかも?でした。
さんざの苦しい訓練の最中に、『処刑が近い』事を知らせにくる使者の車が、ニッサン・サニーだったのが(⌒⌒)です。
C-130輸送機からパラシュート降下していく作戦開始から始まっての、『緊迫の実戦シーン』のラストまでの緊張感は、ホントにハラハラものです。
******(作戦展開中)******
*ピーターさんがボウガンを使って、歩哨を音もたてずに倒し、基地に突入!!
*ターミナルを音も無く襲う!*
一気のリンバニさん救出成功!!後はこの地を去るだけってのに
撤退用の輸送機「チャーリー・ワン」はそのまま発進?
なななんと、リンバニさんを幽閉させてたエンドファ将軍と、エドワード卿の間で、『銅の利権の契約』ができたので、皆『用なし』になったってわけです。
(◎-◎;) う~ん、傭兵映画のお約束なんだけどね。
病気のリンバニさんを連れて、幽閉先の基地から「南下」してリンバニさんの出身の村まで向かう50名の傭兵達・・・・。
いままでは『救出』だけの仕事だったのですが、これからは、自らの命がけの脱出行です。
しかも、計算外の・・・・。新たな敵、エドワード卿も出来ました。
途中、飛行機からの爆撃のために2分した部隊は、『村』を目指して「追っ手」の兵隊との激しい白兵戦(ホントに実際の戦争さながらの迫力)を経ながら『逃げる、逃げる』。
この間の泣けるエピソード:リンバニさんを背負って逃げるピーターさんが最初「ヶファ!!」(侮蔑用語みたい)から、大統領が言う『国の将来の為に、この命をささげていい・・・・』と話を聞いているうちに、
「マン」と呼称を替え、最後に命がけで背負って逃げる時には、『あんたは大切な人だ。死ぬな・・・・』と息を引き取る所のシーン。
なんせ、追っ手は倒しても倒しても、ガンガン迫ってくるし、どんどん味方の傭兵たちは、倒されていきます。
衛生兵ウティの果敢な攻撃も、泣かせます。大統領を守るため『砦は守るぞ!!』とウージーサブマシンガンをばりばり撃ちまくりです。
弾が尽きた後は、ナイフで最後の戦い・・・・。
村に辿り着き、なんとか『おんぼろ飛行機』での脱出か?ってとこでも、
容赦ない追っ手の攻撃で、副官レイファーさんが負傷・・・・。
滑走始めた飛行機に乗れるのか???ダメか?乗れそうにない・・・・
走りながら叫ぶレイファーさん
(`∀´)/「(俺を)撃つんだ!撃ってくれ・・・・」
銃を撃つフォークナー
これで、なんとか脱出か?と思っても、なおかつ亡命を受け入れる国が・・・・で、ホントに後半は心臓どきどきでございました。
この作品は、フォークナー大佐のモデルになったマイク・ホアー(伝説の傭兵隊長さん)の指導で撮影されてますが
ハリウッド的な『ドカン!ドカン!』大掛かりでないけど、迫り繰る「追っ手」から
にげきれるのか?っていう、迫力の戦闘シーンが注目ものでした。
ラストのフォークナーさんと、副官レイファーさんの息子さんのシーンがちと、泣けます。
「鷲は舞いおりた」
(^・x・^)y─┛~~~~
「鷲は舞いおりた」
(1976年 英
監督:ジョン・スタージェス
原作:ジャック・ヒギンズ
出演:マイケル・ケイン ドナルド・サザーランド ロバート・デュバル)
有名ベストセラー小説の映画化ですが、ホントに大物俳優さんと名監督(最後の作品です)がそろって
さらに原作がJ・ヒギンズさんとなると、絶対におもしろいって
わくわくしませんか??o(^-^o)(o^-^)o ヤッター
●ヒトラー●ゲッペルス●ボウマン●そして(降下部隊で救出されたばかりの)●伊のムッソリーニが集まって
( ̄- ̄)ノ( ̄- ̄)ノ『チャーチルを誘拐せよ』ってカナリス提督に言い出した事から始まる作戦。
(無理無理!!でもホントに暗殺計画だけは数度あったんだよね)
“Operation Eagle”『イ-グル作戦』の推進は
ヒムラー長官と、指令部のラードル大佐(デュバルさん)。
*ラードル大佐*
ラードル大佐の上官であるカナリス提督は、猛反対です。
(実はこの方が一番常識的でした。無駄な作戦で優秀な部下を死に瀕する状況にさせるのは、意味ないからです。)
ラードル大佐が選出した実行部隊の指揮官は、クルト・スタイナー大佐(ケイン師匠です!!(⌒-⌒))
戦功として
『ベルギーをグライダーで攻撃、クレタ島降下作戦に参加。
レニングラード特攻作戦を指揮、キエフに落下傘降下して友軍を救出・・
騎士十字章とスターリングラード勲功章を授与されてます。』
(ドイツ軍人の誉れです。)
「スタイナー大佐以下第12落下傘部隊」は、この作戦の立案時は
*作品冒頭で『ユダヤ人移送』に関して「もめ事」を起こすスタイナー大佐*
*大佐が助けようとしたものの射殺されたユダヤ人少女*
『帰国途中のポーランドでのユダヤ人狩りの最中に、ユダヤ人女性の逃亡を補助しようとした』ので
軍法会議で『部下ともども、終身刑で軍歴剥奪、島で役に従事(ラードル大佐が作戦指令書を、もってった時は、死体を埋葬してた)』ですから
この名誉回復の『作戦』に部下ともども参加を決めます。(部下さんが『バー』で大歓声あげてたのが印象的です。)
この作品で終始スタイナーさん達『降下部隊の方々』がすっごく気にしてるのは
( ̄- ̄)ノ『名誉』です。
スタイナー大佐は『戦闘になった時は、ドイツ軍服で戦っていたい・・』と条件を出します。
『スパイ』って軍人さんにとっては、すっごく不名誉な事として認識されてたようです。
ですから、イギリスに潜入するのは、ポーランド軍としてですが下の『ドイツ軍服』着てます。
落下傘降下部隊の方は“Air Borne”って英語であるくらいで『死を怖れぬ特別な部隊』ですから、
『スパイ』としての死はどうしても避けたかったはずです。
(まあ、軍歴を奪われてた事って、すっごく不名誉って感じてたはずです。)
『イーグル作戦』は、イギリスの東海岸スタドレー村で『週末の休暇を過ごすチャーチル首相』の誘拐を
図るって計画です。
コマンドを迎える現地部隊として、もうひとりの大物デブリンさん(サザ-ランド父)。
*若き日のサザーランド父*
デブリンさんはIRAの闘士です。沼地の狩猟監視人として潜入。
もうひとりグレイ夫人、無線使っての連絡員です。この方はすっごい頼りになるスパイです。
作戦がばれた時のこの人のとった行動は、『たよりになる軍人そのモノ』です。
デブリンさん、いきなり現地の若い娘さんと仲良くなります。(ジェニー・アガタ-さん
「狼男アメリカン」のナースさんです。)
*この女性とデブリンさんが仲良くなるくだりが???ですが*
うまく作戦に利用したい、ってわけじゃあなかったみたいですが・・・。
(ボクシングが強いって設定です。『恋仇?』を殴り倒します)結局いい結果にはならないんですが・・・・。(平時なら、警察モンですぜ!)
海岸でスタイナー大佐以下16名の隊員が降下。デブリンの誘導で難無く村に着き
すっかり『ポ-ランド軍』って信用させて村で演習のふり。
(誘拐作戦のためにバリケードつくったりする予定です。)
村のリーダーである牧師さんにも「しっかり、とりいって」ます。
このままだと、『作戦成功のパターン』ですね。
って思ってると溺れた子供の救出がきっかけで
『ドイツ軍』である事がばれてしまいます。
村の住人を教会に集めて「人質に」・・・。
いきなり駆け付けた、現地の米軍は指揮官が
「おばか」って事もあって簡単に撃退!!
おばか将校さん、非業の死です。(かなり大うけ!!)
次に攻撃をかけて来たのは、しっかりした
現地の若い米軍大尉さんの部隊。
装甲車もってきたりで、味方はどんどんやられます。
米軍大尉さんここで、交渉に。
(▼▼)『人質を開放しろ』
( ̄^ ̄)『そうだな・・』ってんで、話がはやいです。
(降伏を断るやりとりが、なっかなかいいですよ。)
スタイナー部隊は、脱走ルートのトラックもやられて
『撤収不能』となってからは
全員がドイツ軍服で戦います。
スタイナー大佐はデブリンさんが『抜け道発見!!』したので
( ̄- ̄)ノ『皆、いくぞ!!』っていいますが、部下は
\( ̄^ ̄)\( ̄^ ̄)
『我々は、ここで戦います。大佐ひとりでの暗殺のほうが
うまくいくでしょう・・・。』って陽動作戦に徹します。
たったひとりで「チャーチル」の山荘に潜入したスタイナー
チャーチルを射殺するが・・・。
スタイナー大佐・ラードル大佐・デブリンさん
皆,いいキャラクターを演じててホントにいい作品ですよ。
レンタル可ですから、必見ですよ!!
*師匠のおしゃれな一言『左側通行だぞ!!』
「マーフィーの戦い」
「マーフィーの戦い」
(1971年 英 監督 ピーター・イェーツ
出演 ピーター・オトゥール シアン・フィリップス)
この作品は、今鑑賞しても、とても良い作品です。
スタッフがすげ~、名優、名だたる監督、カメラマンですよ。
終戦まじか、南米で英国海軍艦船『MOUNT KYLE』号がドイツ軍潜水艦に沈められる冒頭シーン
脱出中のイギリス兵はUボートの銃撃で皆殺しにされる。(主人公以外の船員死亡!)
艦に搭載された水上機での牽制もあるんだけどね・・機も同じく銃撃されてました。
生き残りのマーフィー(ピーター・オトゥール)が助けられるところから物語が始まる。
助けたのは地元の石油会社の職員ルイ(フィリップ・ノワレ)
ルイ『4年間給料は遅配だな』
*後に『ニュー・シネマ・パラダイス』で日本でも有名に*
マーフィーはオリノコ川沿岸の『クェーカー伝導所』の病院の女医に手当をうけた。
ルイの話によると『石油会社が大きな船も入れるように川底をさらってある』ようです。
終戦まじかでドイツ軍のUボートもたぶん『南米への逃走行』に近いものがあったのでしょう。
しばらくすると『水上機』を操縦していた中尉どのも現地人に助けられる。
中尉どの(▼▼)『マフィー!機を頼む!』
マーフィー、ルイの作業船で水上機を回収に出かける。
ところが、女医さんが打った無電がきっかけで生存者を知ったUボート。
ドイツ軍は、ゴムボートで上陸して無線器を爆破!中尉は殺されてしまう。
ドイツ軍艦長(▼▼)『私は部下の命に責任がある』と銃撃
マーフィーはルイに手伝わせて『機の修理』を始めた。
なんとか水上機も飛ばせるようになり、上空から見つけた川で偽装中の潜水艦を発見!!
手製の大型火炎瓶でUボートに攻撃!
艦の周辺は爆破炎上し攻撃は成功と思われた。
見事命中と思って喜々として村に帰ったマーフィーだったが、実はUボートは無傷。
報復に村が銃撃され、水上機も粉々。
マーフィーは、今度は作業船(モーレツにのろい(^^;)で体当たりを決行だ~!!
ところがこの時には『ドイツ軍降伏』による終戦が決定。
( ̄- ̄)ノ『戦争は終わった!!」とメガホンで説得を試みるUボート。
だがマーフィーは聞く耳を持たず一直線にUボートを目指す。
Uボートはやむなく攻撃する。
発射された魚雷をマーフィーの船は間一髪で切り抜け、体当たりを目指すも
Uボートは水面下に潜行した。
マーフィーは地団駄だったがUボートは川底に突っ込み立ち往生。
(泥の泡が、ぶくぶくでて、断末魔状態です。)
(▼▼)『よし!いいぞ!!』
マーフィーは瀬に乗り上げた魚雷を回収しようとする。
しかし、だんだん狂気的になっていくマーフィーにルイが反発。
仲間割れして、一人になったマーフィーだが、それでもクレーンに魚雷をつるし
「このまま、死なせない。この手でやってしまうぞ!!」・・・・・・。
マーフィーは最後のトドメを潜水艦に向かって打つために、「クレーン」から魚雷を落とした。
潜水艦には打つ手はなかった・・・・。
(潜水艦のドイツ艦長も、わりに「人間的」な指揮官にみえました。「終戦だから」ってあえて攻撃しようとしなかったり・・・・。)
潜水艦は魚雷によって破壊された。しかし、その爆水でマーフィーののったクレーン船も巻き込まれてしまう・・・・。
倒れて来たクレーンによって身動きできなくなったマーフィーは船と一緒に川底に沈んでいったのだ・・・・。
なんか、哀しいラストです。戦争をこの手の手法で描くのが多いですが、やっぱりわかってても見てしまいます。
名優、オトウールさんが「バタ臭い」軍人を熱演しています。たまに「パワー・プレイ」みたいなスマートな演技も見せてくれるんですけど、やっぱりこっちのタイプの方がいいかな。(^_^)
女医さんがマーフィーのところに『現地人のボート』でやってきたりのシーンとかは
『紅の豚』あたりに真似られてる感じですな。(▼.▼)y-.。o○
水上機にとりつけられた大きな瓶について
(⌒⌒)女医さん『アレは何??』
(`∀´)/ ルイ 『世界最大の火炎瓶です』
とか、
台詞の要所要所に
粋な台詞が用意されてます。
「フルメタル・ジャケット」
(^・x・^)y─┛~~~~
[Rock-’n’-roll]って書くという
事実を初めて知った.
「ロックン・ロール」って言葉ですが・・・。
( `・ω・)σ軍隊用語で
『ライフルに、第一弾をチャンバー(薬室)にいれ
射撃可能な状態で臨戦体制をとる』
って意味です。ていうのは、つい数年前に知った。
「フルメタル・ジャケット」
(1987年 米 監督 スタンリー・キューブリック
出演
マシュー・モディーン アダム・ボールドウィン
ビンセント・ドノフリオ)
すでに「プライベート・ライアン」とか
「シン・レッド・ライン」とか、『興業的』にも
『作品の掘り下げ的』にも、双方とも
「重い作品」が乱立してるなかで
あえて今、どうのこうの、言う事はありません。
「Born to Kill」を描いたという一言の作品。
*****(プロット)*****
前半は、訓練風景です。
『ブートキャンプ』ってやつかな。
*本当は映画の『軍事関係指導』の担当の方だったらしい*
なんつってもここでの教官:ハートマン軍曹が(・∀・)イイ!
『シャバッ気』が抜けないと、前線には行けませんから
当然ながら、『陰湿なしごき』も『集団責任』の慣例もあります。
まあこの辺がこの作品のメインなんですけどね。( ̄- ̄;)
暗闇の中から、銃弾は飛んでくるわ
ブービートラップ(ワイヤーの罠の爆弾)は仕掛けられてるわ
ですから、ホントに『1人のドジ』は、『小隊全滅』を意味するからです。
ここではボーイ・スカウトの精神は必要ありませんから、
『徹底的にしごくのは』あたりまえです。
ついてこれなきゃ、後方部隊に配属か、除隊するだけです。
ちと、とろい「おデブ」君が皆に「ついてこれません」。
最初からお荷物になってます。当然皆、『いらいら』します。
全体責任で、しごきがきつくなるからです。
最後まで班長として「彼を守ってた」ジョーカー君(マシュー・モディーン)も
最後に皆と一緒に『虐め』に参加します。
でも、皆よくがまんしました。
日本なら、『嫌味ブーブー』で即、虐めですね。( ̄~ ̄;)。
おデブ君(レナードって役名)気合いが入って
『良い感じ』になってましたが、『頭の中は、切れてた』
みたいです。
夜中に、宿舎のトイレでM14ライフルに実弾込めてます。
「火気の見張り当番」のジョーカー君『・・・・』ですが、
いきなり、おデブ君『軍礼の訓練』を始めます。
声をききつけた教官さん、一瞬びびるんですが
『何をしとるか』って迫って、射殺されます。
おデブ君自殺。
このシーンで
(▼▼)「このデブを、なぜぶん殴らんのか??」って聞いたハートマン軍曹に
( ̄- ̄)ノ☆「このデブは、ライフルに実弾を
[Rock-’n’-roll]しております。」
(`・ω・´) 危険ですよ!!やばいですぜ!!っていうシーンです。
ホントの正式な呼称だったんですね。( ̄- ̄;)
(後半)前線の様子
これは一言でいうと、『いわゆるアサルトライフル』っていうやつは
少女のベトコン独りでも、いいポジショニングさえとれれば
『小隊ひとつ』を食い止められる事が可能になる武器である
って事ですね。
独りの狙撃兵によって小隊が動けなくなる。
じわじわと戦死者が出る中で、ビルに突入して見たモノは????
ベトコンのもってたのは、AK47ですが
べつにスコープつけた、狙撃用のライフルじゃ、ありません。
(軍隊用語に関して)
●『プライベート』これは、まあ2等兵っていったらいいか?上等兵って呼んだらいいのか?ですが。
第2次大戦から、この『プライベート』って言葉で一番下の兵卒を呼んでます。
でも、日本の映画関係の広報の方々は
ほんとに『プライベート・ベンジャミン』(ゴールディ・ホーンさん主演)公開の時は
それを全然知ってませんでした。(o_ _)o
戦争映画好きの方なら、素人でもほぼ皆知ってた事を
お仕事の方が知らない事は、全く信じられない事でしたが。
『不勉強』の人間が営業してる商品が、売れるわけない
って「古今東西の真理」を説くべきなの??でした。
「コマンダー」は、ボンド中佐のおかげで「ちゃんと」訳してもらえるのですから
まったく不勉強でしたね。
さて、[Rock-’n’-roll]ですが
「プラトーン」でも、使われてますが
『おいでなすったぜ』とか、『やっちまおうぜ!!』って
ニュアンスか???と、思ってました。
知らんというのは、恐ろしい。( ̄~ ̄;)。
読んでくれて、アリガトウ・・・・
「戦略大作戦」
「戦略大作戦」(ケリ-ズ・ヒーローズ)
(^・x・^)y─┛~~~~
tsutayaさんにもキャパってものがあるからな・・・・(ーー;)
そこで好きな作品をDVD購入って事になりました。
(安くなってたし。)
先日購入のひとつ。
「戦略大作戦」(1970年 米
監督:ブライアン・G・ハットン
出演
クリント・イーストウッド
テリー・サバラス
ドナルド・サザーランド)
少し前に「スリー・キングス」って作品で新しく?つくられた元の作品。
痛快な『戦争娯楽作品』です。
********
ドイツ軍との交戦中に敵の情報将校から
『敵陣の銀行に保管されてる金塊』の存在を聞くケリー元中尉
(降格中:イーストウッドさん)。
こりゃーいい!!(o`∀´o)ってんで、武器を集めて仲間を募り
3日間の休暇を使って『敵陣突破作戦決行』
(9 ̄^ ̄)9『金だ~』
って、「いつもより欲が出ております」。
最初は十数人の予定が、戦車隊合流・工兵隊・
後方部隊の(「墓掘り」っていってる)人員まで合流しちゃっての
大行軍になってしまったよ・・・・(分け前へるぜ)。
敵との交戦で工兵隊や後方部隊が取り残され
地雷原もヒヤヒヤもの
ケリーたちとシャーマン戦車のオッドボールが
独軍タイガー戦車隊の守る銀行に迫る。
●ドイツ軍の守備隊をいかに攻撃していくの?タイガー戦車3台いるし・・・・。
一方では無線で「部下の怪進撃」を傍受した『オバカ司令官』が
ジープにのってこれまた勘違いの『続け~!行くぞ~!!』
みんな大丈夫か?( ̄_ ̄;)?。
(ヘ`∀´)/『タイガーは野戦用、弱点は後ろにある』で
路地に追いつめて後ろから砲撃!
攻撃にはほぼ成功しながらも、銀行の前には
最後の1台のタイガー戦車がどっかと居座ってます。
(▼▼)『あいつ!何を守ってるのかも知らね~んじゃないか??』
*タイガー戦車に向かって3人がゆっくりと歩き始めた。
サザーランド父のルガーが光る!!
(マカロニ風のBGMもいいぜ!)
ここが(b゚д゚*)イイ☆
それを見て、独タイガー戦車の乗員も中から姿を現わします・・・・。
*********
この作品の光ってるキャラは、サザーランド父です。
シャーマン戦車乗員オッドボール。
74ミリ砲をパイプつけて90ミリに見せたり、音楽流して攻撃しかけたり「ペンキ弾」つかっておどかしたり
口癖は、弱気な部下に『悲観論はやめろ!』です。
( ̄д ̄;;;; 最後にはタイガー戦車買ってるし・・・・。
「鷲は舞いおりた」でのとぼけた演技がグレードアップしてます。
***吹き替えに関して***
今回入手したDVDは字幕のみ (o_ _)o
フジでの放映時は、サザーランド父の吹き替えを宍戸(父)さんがやられてました。
イーストウッドさんはもちろん故山田康雄さんで
たぶんテリー(チョウさん)サバラスは、大平さんだったかな?と
宍戸さん(父)も、山田さんたち名声優陣に混じって
吹き替えは苦手なご様子ながら、頑張ってます。
実はサザーランドさんと声がそっくりでした。
顔の骨格とか口腔が似てるのかな?
(⌒_⌒)フジTVの声優陣での吹き替え版を、深く希望です。
やっぱり\( ̄^ ̄) はダメだな。 (^・x・^) ゞだぜ