こんにちは!tori studio officeです。
今日は、マスターアクティングコーチ® トリの言葉をお届けします。
『思想を受け継ぐ』
皆さん、こんにちは!
toriです。
今日は、演劇•映画の存在意義に関わる問題について記事を書きたいと思います。
先日、こんな方がいらっしゃいました。
Aさん(仮名)と私の会話。
Aさん
「僕は、メソッドも、マイズナーテクニックも、ステラアドラーも、スタニースラフスキーも学んでいますが、僕にとって演技はセラピーです」
私
「そうですか。スタニースラフスキーを学んでいるんですね。ステラアドラーも学んでいるんですね。スタニースラフスキーシステムのNO.1に書かれていること、つまりスタニースラフスキーが考える俳優が演技をする上で、1番根底にあって、全ての必要な要素を支えているものは、何だか学びましたか?」
Aさん
「いいえ。」
私
「では、先生に聞いてみて下さい。ステラアドラーは演技は誰のものだと言っていますか?」
Aさん
「誰の為?•••観客?•••わかりません。」
私
「では、先生に聞いてみて下さい。私は、【演技はセラピーだ】と言うあなたの考えには断固否定します。なぜなら、私は映画や演劇の存在価値を守りたいからです。」
沢山のテクニックに何年も何年も費やして、触れてきた彼は、何か大切なことを学び損ねています。
それは【思想】です。
ステラアドラーの思想を知らずに、ステラアドラーのテクニックは習得出来ません。
スタニースラフスキーの思想を知らずに、スタニースラフスキーのテクニックは習得出来ません。
マイズナーの思想を知らずに、マイズナーテクニックを習得出来ません。
なぜなら、まず思想があって、その思想に基づいて、テクニックやそれを習得するための訓練法があるからです。
そもそも、
ステラアドラーのテクニックを教えられる人はステラアドラーしかいませんし、マイズナーも、スタニースラフスキーもそうです。
思想に関して、
スゴ腕の整体師の方が同じことを仰っていました。
その技術を教えたりはしないのですか?の問いに対して、その方の答えは
「うーん、教えるとなると、まずは思想から教えないといけないからね~。」
偉大な演技指導者たちの思想を紐解いていくと、それらは演劇の存在意義を説いています。
それは、
【演劇は世界の為にある】
演劇は決して、
自分のセラピーの為でなく、自分の承認欲求を満たす為でなく、自分を証明する為のものではなく、愛されている、必要とされていると感じる為ではなく、リベンジでもなく、お金持ちになるためでなく、有名になる為のものではないということです。
演劇•映画の存在意義はもっともっと大きいですよね。
演劇は世の中の為。
その為のストーリーであり、俳優はそのストーリーを作り上げる要素の一部分でしかない。
一番大切なのは、ストーリーである。
全ての俳優がこの偉大な思想を知って、受け継ぐことが出来れば、同時に2500年の歴史をも受け継ぐことができ、後世へとバトンを渡すことができるでしょう。
私たちの演劇•映画に対する愛情が後世へと繋いでくれるのでしょう。
共に演劇の存在価値を守りましょう!!
私も微力ながら、その役割に人生を捧げていきたいと思います。
私たち演劇人としての誇りを胸に。
Respect for acting.
Love for acting.
マスターアクティングコーチ®tori
お読みくださりありがとうございました!
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