結局、マインドマップしか見返さない | 税理士試験ハック!~暗記をしないマインドマップ勉強法満載のブログ~

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手書きのマインドマップを紹介することを中心に、スケジューリング、タスク管理、読書など、仕事にも勉強にも役立つハック満載の税理士試験(簿記論、財務諸表論、消費税法)ブログです。勉強の仕方から見直して、自分の頑張り方をほんの少し見直してみませんか?

photo credit: torres21 via photopin cc


大学院の勉強ではたくさんの判例を読みます。
もちろん、各税法の基本がわかっている前提でないと読めないのですが、その上で法規集を引いいたり、憲法や民法の条文をWebで調べたりして判例を読んでいきます。

今、消費税法の講義の予習をしているのですが、その際に税理士試験の勉強をしていた際に使っていたマインドマップがかなり役に立っています。

O原のテキストなどは要点チェックノート以外はすべて捨ててしまっていますが、それでも実務上は全く困ったことはありません。しかし、マインドマップだけは実務上でもよく見ます。

もう描いてから数年経ってしまっているものがほとんですが、それでも自分で描いたものなので、パッと見て理解できるし、思い出せるのです。

<マインドマップに関する過去記事>
読書:マインドマップ超入門(トニー・ブザン著)
【ハック】マインドマップは中間成果物として
【財・理】マインドマップで理論を思い出しやすく
【消・計】簡易課税の計算を制覇する(マインドマップ)
【消・計&理】国外売上のための課税仕入れの取扱い(マインドマップ)


税理士試験の場合、もちろん「書く」練習をしないと試験中に2時間書き続けられないので、マインドマップばかり描いててもダメなわけですが、何年たっても見返すことができるものが残る、という観点で勉強していくのもいいのではないかと思います。
(なかなかそこまでの余裕はないと思いますが・・・)

僕の場合は、描いたマインドマップはすべてカラーでスキャンしてPDFとしてオンラインストレージに保管しています。必要があればスマホでいつでも確認できるというわけです。

「あれってどうだったかな?」という場合、分厚いテキストだと持ち歩くこともできませんし、サッと調べることもできないのですが、テキストの要素が1枚に凝縮されているマインドマップならサッと確認ができます。しかも、自分が描いたものであれば、いつ見ても理解できますよね。

このブロクで何度も書いてきましたが、「税理士試験に受かること」がゴールではありません。むしろ、そこからがスタートなのであって、試験勉強や大学院での勉強はそのための下準備にならなければ、非常にもったいない時間の使い方をすることになります。

現在の税理士試験は実務では到底使えないような重箱の隅をつつく問題や、暗記が必須となるような問題も多く、どうしても「勉強のための勉強」という側面はゼロにはならないのですが、その中でもマインドマップを描いたりして、少しでも将来の自分の財産になるような勉強の仕方をしていくことが非常に大事だと、最近改めて感じています。

理論の丸暗記、計算方法の丸暗記、一見近道のようで、使っていないとすぐに忘れますし、一箇所出てこないとそこで思考停止してしまう危険性があります。
マインドマップにして、「全体像」を把握し、そこから細かい部分を掘り下げていくという勉強法が実は一番効率的なのではないでしょうか。どんなに複雑で、ごちゃごちゃとテキストに書いてあるものであっても、その幹となる部分だけにすれば結構シンプルなのです。

マインドマップ、ちょっとブームは去った感じはありますが、このテクニックを勉強に取り入れて損はありません。まだ、暗唱したり、書きまくったりして勉強している方はぜひ試してみてください。