横浜市近辺に32社も点在する杉山神社!
御祭神がバラバラで本社がどこか分からない、
そんな不思議な杉山神社めぐりをとうとう始めてしまいました(`Д`)
JR鶴見駅 東口から徒歩5分。
線路沿いに鎮座する鶴見神社です。
どどどどデカイ獅子山!
溶岩を運んだ氏子さんに感謝だね。
手水はセンサーなので龍神さまに手を伸ばし感知してもらいましょう。
結構難しいです。
創建は1,400年前と伝えられる古社。
明治43年3月31日鶴見の大火で文献が焼失したので詳細は不明ですが、
こちらは杉山神社の本社として有力だそうです。
二社相殿の杉山大明神(五十猛命)と天王宮(素戔嗚尊)は大正9年に鶴見神社と改称されました。
▲拝殿
興味深い話をたくさん聞いたので覚えてることはとりあえず書く。
▲鶴の社紋!
御社殿脇に並ぶ境内社の中には三島由紀夫命と森田必勝命がお祀りされる清明宮がある。
「清明」とは、
三島由紀夫が奈良の三輪山から下山した時に頭に浮かんだ言葉として大神神社にも「清明」の石碑があるそうですね。
宮司さんから聞いたおもしろい話。
戦時中に学習院中等科で刊行された雑誌が「清明」といって、
高等科の学生だった三島由紀夫が先輩として寄稿したことがあることから、
「清明」という言葉には特別な思い入れがあるのではないか‥とのことでした。
▲御本殿
御本殿の周りはびっしり溶岩が囲われています。
有刺鉄線が張られているのはイタズラ防止のため。
奥の浅間神社も同じ理由で入れないようになってますが、
今後整備したら開放しようとお考えらしいです。
浅間神社は元々線路の場所に鎮座してしていたのですが、
鉄道用地として西半分3,000坪を接収され鶴見神社の裏に遷座して末社となったらしい(明治5年鶴見駅開業)。
古地図を見ると鳥居のマークが二つ並んでいるんだよね。
▲見学させていただきました!
浅間神社は小高い丘にお祀りされてますが富士塚というわけではなく、
もともと古墳だった場所なんだって。
境内からはたくさんの祭祀遺物が出土してるそうです。
御本殿の線路側にはおもしろい形のおきつねさんが一対いるのよー。
▲コンクリ製のおきつねさま!
横浜港の岸壁工事において日本で初めてコンクリートが使用された頃に作ったんじゃないかーと。
▲ここに浅間神社の鳥居があったのかね
わたしはこのおきつねさんが描かれた石碑が気になったよ。
全然見えないかな。
無料の資料もいくつかもらったのでじっくり読みたいと思いまーす。
江戸時代の国学者 黒川春村によると続日本後記承和五年(838)に「武蔵国都筑郡杉山の社、霊験あるを以って官幣を之に預らしむ。」と記されているとされるが、
杉山神社の本社はどこなんでしょう。。
杉山神社の御祭神のことについて宮司さんは、
「武蔵国は出雲国が開拓した地なので出雲神がお祀りされてるのは当たり前で、後から日本武尊をお祀りする神社が現れたんだろうね?」と。ふむふむ。
✳︎
宮司さまにはお忙しいのに丁寧に案内してくださり感謝感激。
「杉山神社のヒミツがわかったら成果を報告してね~」と温かく見送ってくださいましたが、
(わたしなんかに発見できるわけないがな~!)と思いながら次の神社へ向かいましたw
杉山神社の話、長引くかもしれませんw